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ゾンビ ローラーズ:ピンボール・ヒーロー ピンボールで世界を救う!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は ゾンビ ローラーズ:ピンボール・ヒーロー というローグライクアクションを紹介します。ピンボール盤上で球を弾いて迫り来るゾンビを撃退するタワーディフェンスです。多数のキャラクターやスキル・自動生成のマップにより何度も遊べるゲームシステムになっているため、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルゾンビ ローラーズ:ピンボール・ヒーロー(Zombie Rollerz: Pinball Heroes)
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1,800円(Steam), 1,599円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルローグライク, ピンボール
開発元 / 発売元Zing Games Inc. / Daedalic Entertainment
一言ゾンビゲーの中で一番「来るなっ…!うわああぁぁぁ!!」となる作品でした。

ストーリー

気づけばあなたは謎の島に漂流していた。

声をかけてきた謎の博士によると、この世界は突如としてゾンビが蔓延してしているという。

主人公は博士の案内に導かれるまま、ゾンビが出現した原因を突き止めつつ、行方不明になったこの国の女王を探しに旅立ちます。

こんなゲーム

見下ろし型のローグライクピンボールで、3(+1)のエリアの攻略を目指します。ローグライクなのでプレイヤーは毎回最弱の状態からプレイが始まります。各エリアは戦闘マス、ショップマスやイベントマス、チャレンジマス、宝箱マス等でランダムに構成されており、マップ上から自身の進路を選択することができます。後戻りも可能ですが戦闘の度に徐々にマップが呪いで侵食されていき、侵食されたマスを移動するとダメージを受けてしまいます。戦闘マスやボスマスに突入するとバトルが始まります。

道は分岐していますが、最終的にはボスマスに辿り着きます。

戦闘では敵の全滅を目指します。操作は左右のフリッパーを動かす・スキルの利用(究極スキル・ボールスキル・支援スキル×4種)・球をフリッパーに戻すとシンプルです。通常のピンボールの要領で弾いた球を敵に当てる事でダメージを与えることができます。敵に近づかれ過ぎたり、攻撃モーションに入った敵を放置していると攻撃を受けてしまうため、近くの敵を狙って相手を怯ませます。

手前のゾンビに赤い弾をぶつけているシーン。

3つのスキルはボールの周りに炎や鎌を取り付けて追加ダメージを与える、敵を状態異常にする、近くの敵を自動で攻撃するなど様々な効果を持ちます。究極スキルは敵に攻撃を当てると溜まるゲージで、その他のスキルは時間経過で再利用可能となります。遠くの敵や障害物に隠れた敵は攻撃し辛いので、広範囲に攻撃可能なスキルを用いて倒していくこととなります。

究極スキルの効果で全方向にエネルギー弾を放っている図。

球が中央のフリッパーの間をすり抜けてピンボール盤から落ちてしまうとダメージを受けてしまいます。球が落ちた時やボールを呼び戻した場合は好きな角度・方向に球を発射することができるため、仕切り直して近くの敵に球を当てることができます。

球が敵のいないところで跳ね返り続けて戻ってこない場合はボールを呼び戻しましょう。
複数のスキルやギミックを使いながら戦う30秒の動画

ステージクリア時にはクリア時間や被ダメージに合わせてランクが決定されます。ランクに合わせて経験値が獲得でき、レベルが上がるとスキルの獲得、ステータスの強化といった恩恵を受けることができます。

新しいスキルやパッシブアイテムの獲得、既存スキルの強化ができます。

チャレンジマスでは一定時間内にボールで鍵を取って宝箱を開けるようなミニゲームに挑戦します。クリアできればコインやアイテムが獲得できるうえ、体力が減ることはないため気楽に挑むことができます。

障害物の箱を壊しながら宝箱の開封をめざします。

他にも体力の回復やステータスの強化が可能なキャンプ、スキルの強化が可能なアカデミー、スキルやパッシブアイテムの効果を持つ小物の購入が可能な闇市場といったマスが用意されています。全てを回ることはできないため、お金や体力と相談しながら進路を決めることとなります。

闇市場では小物(パッシブアイテム)、スキル、消費アイテムの購入が可能です。
アカデミーでは既存スキルの強化が可能です。

各エリアの最後にはボスが待ち受けており、ボスを倒す事で次のエリアに進む事ができます。ボスは体力が非常に多く、攻撃力が高いうえに雑魚敵も召喚するため非常に厄介です。4エリアに対してボスは11種類と多めで、ランダム出現する点は魅力的でした。

敵を絶えず攻撃して怯ませることが大事です。

1プレイは45分程度でクリア可能で、ノーマル・ハード・地獄級の3つの難易度で遊ぶことができます。クリア後はスコアに合わせて新しいアイテムやキャラクターがアンロックされます。プレイヤーも10種類と豊富で、キャラクター毎に初期ステータスやボールの特性が変化するため、何度も楽しむことができます。

アンロックは300種類と非常に多いです。
キャラクター毎にパラメーターや特殊能力が異なります。

おすすめポイント

・ピンボールをベースとしたタワーディフェンス

ボールは敵やステージギミックに当たると大きく弾かれ、連続で敵に当たるとコンボとなって与えるダメージが増加していきます。ワープゾーンや敵をまとめて攻撃するギミックなども用意されており、球が思いもよらない挙動をしたり、敵をまとめて倒す事もあるためピンボールならではの爽快感があります。

ノーマルの難易度ではバンパーを弾いた際の進路予想のアシストがありますが、ハード・地獄級では敵のステータスの増加に加えてアシストが無いため難易度が急に上がります。簡単操作ながら適当に操作すると近づいてくる敵を倒すことができないため、スキルや呼び戻しを有効なタイミングで活用する必要があり、意外と奥が深い作品でした。

ノーマルでは弾の予測線が出るため戦いやすいです。

また、キャラクターによって特性やステータスが異なったり、プレイする度にマップの配置やステージ内のギミックが異なります。毎バトルで被弾を4回まで防いでくれるシールドが使えるものの最大体力が他のキャラクターの1/20程しかないキャラクターや、2つのボールを同時に操るキャラクターが居たりと個性豊かなキャラクターやスキルのおかげで複数回遊べる内容に仕上がっていました。

2つのボールを扱うキャラクター。スキルを使うとボールの間に電流が走り敵にダメージを与えます。

総じてクオリティが高く、目立った欠点もほとんど無かったため、ユニークながらも高品質な作品に仕上がっていると感じました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ピンボールが好きな人
・手軽に楽しみたい人

ピンボール盤上で球を弾いて敵と戦うアクションゲームです。狙った方向に球を弾いたり、コンボを狙ったりとピンボール要素を上手く組み込んだ作品なので、ピンボールが好きな人にはおすすめすることができると思います。

また、シンプルな操作性とゲームシステムの為、高難易度なモードであってもあまり深く考えて立ち回る必要はありません。敵に球を打ち込んだりタイミングよくスキルを利用するだけなので、手軽にアクションゲームを楽しみたい人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・タワーディフェンス要素を求める人
飽きやすい人

ジャンル的にはタワーディフェンスではあるものの、戦術的な要素はほぼ無く近くの敵に球を撃ち込む事が基本となります。頭を使う要素はほぼないため、本格的なタワーディフェンス作品を求める人にはおすすめする事ができないと思います。

また、300種類以上のアンロック要素による多数のスキルやアイテムが用意されているものの、スキルは似たようなものが多く、立ち回りも近くの敵や宝箱を狙うだけと毎回同じような流れになりがちです。飽きやすい人にはあまりおすすめできないと思います。

ここに注意!

たまに変な所に引っかかって全然ボールが帰ってこない事がある点、他の敵の体力を回復させるキャラクターがいるとスキル構成によっては倒すまでに時間がかかる点がやや残念でした。

類似のゲーム

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総括

ローグライク形式のピンボールアクションで、近づいてくるゾンビを球を当てて撃退していきます。ピンボールならではの操作感やコンボによる爽快感を上手くローグライクアクションに組み込んだユニークな作品でした。クオリティも高く、目立った欠点もほぼ無いためお勧めできる作品だと感じました。

できることが少ないだけに立ち回りは毎回同じになりがちですが、豊富なスキルとキャラクターで何度でも楽しむことができる作品なので、ピンボールが好きな人は是非遊んでみてください!

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