こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Wilmot’s Warehouse というパズルゲームを紹介します。運ばれてきた商品を倉庫内に配置して、お客様の要求する商品を迅速に提供するという作品です。最初は可愛らしい難易度ですが、中盤から記憶力必須の悪夢のような難易度になってくるので、気軽に遊びたい方にも、がっつりやり込みたい方にもおすすめできる作品です。
残念ながら日本語には対応していませんが、遊んでいて一切困らなかったので、英語ができない人でも十分プレイは十分可能です。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Wilmot’s Warehouse |
対応機種 | Steam |
価格 | 1,520円 |
プレイ人数 | 1~2人(マルチプレイ対応) |
言語 | 日本語非対応 |
ジャンル | (倉庫番)パズルゲーム、2D アクション |
開発元 / 発売元 | Hollow Ponds, Richard Hogg / Finji |
一言 | 初回のプレイで(中断したら配置を忘れてしまいそうだったので)中断できず、6時間半ぶっ通しで遊んでクリアしました。 |
ストーリー
あなたはウィルモットという働き者の従業員として、店に搬入される品物を倉庫にまとめ、お客様から要求された品物を迅速に提供します。
こんなゲーム
見下ろし型の2Dアクション&パズルゲームで、主人公を操り倉庫を整理します。主人公の操作は “移動”・”ダッシュ”・”ブロックを持つ”・”ブロックを押す”・”ブロックを回転させる” です。
本作では全ての商品が正方形のブロックになっており、プレイヤーはブロックを持ったり、回転したり押したりすることで、商品を管理します。プレイヤーは隣接したブロックを持つことができ、持っているブロックに隣接したブロックも同時に持つことができます。
本作はデリバリーフェイズとサービスフェイズ、ストックフェイズの3つのフェイズから構成されます。基本的にデリバリーフェイズとサービスフェイズは交互に発生し、3回に1回、デリバリーフェイズがストックフェイズに置き換わります。
■デリバリーフェイズ、ストックフェイズについて
デリバリーフェイズ、ストックフェイズでは倉庫の中央真下から新たな商品が搬入されてきます。商品は雑多に並んで到着しますが、このままだと目当ての商品の回収・提供に時間がかかるため、商品をすぐに取り出せるように仕分けを行う必要があります。
倉庫は広いので同じ商品は適当にまとめてその辺に置いておきましょう。この時、商品を提供する際の時間短縮の為、どの商品がどの辺にあるかを極力覚えておく、商品を取り出す際に他のブロックに引っ掛からないように配置することを意識しておきましょう。
ストックフェイズでは時間制限がなく、気の向くままに仕分けを行うことができますが、デリバリーフェイズでは3分経過後、強制的にサービスフェイズに進むため、迅速に仕分けを行う必要があります。
■サービスフェイズについて
サービスフェイズが始まると、中央の上部のカウンターにお客様がやってきます。彼らは倉庫内の商品を求めるので、時間内(1分半)に届けてあげる必要があります。全員分届けるとクリアとなり、残り時間に合わせて評価の星をもらえます。
最初は簡単ですが、複数の種類の商品を求められたり、1つの商品を10個求められたりと次第に難しくなっていきます。大量に要求された場合には、一度に運ぼうとすると他のブロックにつっかえて通れなくなり、時間をロスしたりすることがあります。時には回転や分割を意識して時間内に商品を届けましょう。
サービスフェイズが終了すると新しい商品が4種類追加されて、次のフェイズに進みます。200種類のアイテムがアンロックされるとゲームクリアとなります。1度に追加されるのは4種類ですが、オートセーブなので、いつでも中断することはできます。
また、ゲーム内で得た星を用いて、アップグレードをアンロックすることができます。ダッシュやブロックの回転は最初は使えないので、貯めた星を使ってアンロックしましょう。右側の “Make Space” と書かれた商品は購入することで倉庫の壁を取っ払い、スペースを広くすることができます。
アイテム数が多くなるとスペースが足りなくなるので、早めにスペースを作っておきましょう。
また、エキスパートモードとして、各フェーズの時間を変更して遊ぶことも可能です。1人プレイでエンディングまでは6時間半ほどでした。
おすすめポイント
・コツコツと整理する楽しさ、土壇場での楽しさ
最初は似たような商品を端から並べていくだけだと思っていたのですが、そう簡単には行きません。
言い表しにくい形状や抽象的な模様の商品が沢山出てきて分類に困ります。色で分類しようにも、複数混ざった色の商品が出てきたり、間違い探しのようによく似た商品が出てきたりと分類だけでも一筋縄ではいきません。
綺麗に並べたと思っても、過剰発注により置くスペースがなくなってしまったり、通路が無くなってしまったりと、様々な問題が発生します。次から次に起こる事件や問題にテキパキ対処する点や頭を抱える点が面白いです。
主人公はやや視野が狭く、少し離れてしまうと商品の柄が見えなくなってしまいます。サービスフェイズで商品を探すのに苦労しないように、数が少ないアイテムは通路から見えやすい位置に置いておくことも1つのポイントかもしれません。後半は商品の提供がギリギリになることも多いので、達成感はもちろん、緊張感とスリルを味わえました。
クリア時のマップはこんな感じでした。
ゲーム内でタイムラプスを確認できるのでこちらもアップロードしておきます。とても感慨深いです。
・マルチプレイ対応
画面分割で2人で協力してプレイすることも可能です。1人でプレイする時よりも楽になるのかと思いきや、表現しにくい商品を伝えるのに手間取ったり、相方が勝手に同じ商品を別の場所に片付けていたり、全く身に覚えがない商品を要求されたりと2人でもなかなか一筋縄ではいきません。コミュニケーションが重要となるため、できるだけルールを統一して、ルール通りに忠実に倉庫を埋めていきましょう。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・コツコツと作業を進めることが好きな人
・整理整頓が好きな人
雑多に積まれた商品を倉庫内に上手く格納、提供する作品です。自分の部屋や秘密基地を作るのが好きな人、部屋の掃除が好きな人には向いているかもしれません。個人的にMinecraftの整地が好きな人にも向いていると思いました。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・記憶力に自信のない人、長時間のゲームプレイが苦手な人
・細かい操作や同じ作業を続けることが苦手な人
余程の記憶力が無い限り、搬入された商品を分類し、一か所に纏めておく必要があるため、全体を通してチマチマした作業が必要となります。がっつり作業ゲーとなるので、同じことを延々と続けることを苦痛に感じる人、細かい作業が苦手な人には向いていない作品だと思います。また、プレイ時間が長めになりがちなので、記憶力に自信がない人や短時間しかプレイ時間を確保できない人にも向いていないと思います。
ここに注意!
私の PC の問題かもしれないですが、クリアまでに4回ほど強制終了しました。(オートセーブなのであまり被害はありませんでしたが・・・)一度に大量のブロックを押した際に発生することが多かったので、あまり無茶な移動はしない方がいいかもしれません。
ゲームの形式上、丁度いい難易度からゲームを始めるということができないです。最初のやや簡単な部分をスキップできない点については予めご了承ください。他にゲームモードがあるとよかったのですが、性質上難しいですね。。。
類似のゲーム
Overcooked 1/2 ・・・こちらはもう少しパーティーゲーム寄りですが、同じくバタバタする作品。みんなで遊ぶならこっちの方がおすすめですね。
総括
見下ろし型の倉庫番になりきる作品です。主人公を操り、搬入されてくるブロック形式の商品をすぐに提供できるように、分かりやすい&出しやすい所に格納していきます。謎の抽象的な模様で分類が上手くいかなかったり、過剰発注によって通路が無くなってしまったりと、思うようにいかないことが多々あるため、わちゃわちゃしたいや整理整頓が好きな人は是非遊んでみてください!
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