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While the Iron’s Hot 目指すは鍛治屋マスター【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は While the Iron’s Hot というアドベンチャー作品を紹介します。伝説の鍛冶屋を目指して、村人から依頼されるアイテムをクラフトするシミュレーションです。依頼をこなす程、出来ることや行ける場所が増えることが楽しくてついつい長時間遊んでしまう作品なので、気になった人はぜひ覗いてみて下さい。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルWhile the Iron’s Hot
対応機種Steam
価格1,980円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルシミュレーション
開発元 / 発売元Bontemps Games / Humble Games
一言薄片作成→融解(延べ棒に戻す)を繰り返すことでアイテムを増やせるライフハック

ストーリー

主人公は資源や才能にあふれた素晴らしい島、エリアンの話を耳にした。
そこへ行けば、伝説の鍛冶屋になる夢が叶うかもしれない…
エリアンから来た船の船長に頼み込み、エリアンに行きたいことを伝えた。

興味を持った彼らは同意したものの、せっかく乗り込んだ船は転覆してしまう。

漂流しつつ、なんとかエリアンに辿り着いた主人公は、伝説の鍛治屋として名を馳せるため冒険に繰り出すのでした。

こんなゲーム

クラフト要素がメインのアドベンチャーで、伝説の鍛冶屋となるためにクエストをこなしつつ設備をアップグレードしていきます。本作ではマップ画面とエリア内の2つで進行します。

マップ上では移動がメインで、村や洞窟を行き来します。つるはしや斧を持っている場合は、木や鉱石のマスで素材を採取してクラフトに活用することができます。また、携帯式の鍛冶場を設置することで、その中でアイテムをクラフトしたり、就寝することができます。

マップ上では携帯式の鍛冶場に乗って移動します。いつでも設置・回収が可能です。
移動式鍛冶場の中はこんな感じです。これが携帯可能って凄いですね。

メインとなる鍛冶場の中では下記の4つを行い、入手した鉱石・素材で依頼されたアイテムを作成します。

・鉱石を製錬して延べ棒にする
・延べ棒を加工して素材にする
・素材を研磨する
・素材を組み合わせてアイテムを作成する

炉に鉱石を入れると延べ棒にできます。ミニゲームもプレイ可能で若干効率があがります。
延べ棒は複数の種類の素材に加工することができます。
加工時にはミニゲームが発生します。タイミングよくボタンを押すだけの簡単なミニゲームです。
研磨時もミニゲームがありますが、上下左右の光るボタンを押すだけと簡単です。

道中ではイベントやクエストをクリアすることでレシピを獲得することができます。上記3つの作業で作り出した素材を組み合わせることで新しいアイテムを作成することとなります。設計図を持たないアイテムは作ることができないため、依頼されたアイテムを作れないときはクエストをこなしたりマップ上で見探索の場所を訪れる必要があります。

作った素材を3×3のマス目の中に配置することでアイテムをクラフトします。

作ったアイテムは街のショップで売却してお金にしたり、住人にクエスト品として提供して報酬を獲得することができます。一言コメントに記載した裏技を使わなければお金を手軽に稼ぐ方法は他に無いため、ストーリークリアに一定数サブクエストをこなす必要があります。

集めたお金で新しい素材やポーションなどを購入することができます。

クラフトを続けたり、クエストを完了することで経験値が溜まります。一定数溜まるとレベルが上がり、アイテム売却時の効率やスタミナ効率が良くなるといった恩恵を受けることができます。

パワーアップ報酬はランダムな3つから1つを選択します。

また、主人公の拠点や携帯式の鍛冶場はお金や素材を使ってアップグレードすることができます。クラフトがより楽になったり、マップ上での行動範囲を広げることができます。ストーリーの進行に必須なので定期的に確認しましょう。

鍛冶場をアップグレードすることで行動範囲が広がります。

クリアまでは15時間程度です。やり込み要素も若干用意されているものの、複数回遊ぶような作品ではありませんでした。

おすすめポイント

・拠点アップグレード型のクラフト作品

最初はできることが少ないですが、ストーリーの展開や自身の頑張りに合わせて徐々に設備が充実していきます。より複雑なアイテムが作成可能となったり、作業効率があがったり、アイテムの売却額が上がったりと冒険が楽になります。最初は何もなかった拠点にも大きな家が建ち、どんどん賑わっていくため、常にモチベーションを刺激されました。

アップデート項目が多く、挑みがいがあります。

良くも悪くもストーリーやその他の成分は最低限に仕上がっていてクラフトに集中しやすい作風に仕上がっています。若干ですがパズルやアクション要素も含まれています。どちらもおまけ程度ですが、クラフトを盛り上げるためのアクセントといった感じで息抜きになりました。難易度は優しめで、それほど複雑な作業や工程はありません。サクサクと進めることができますが、人によっては物足りない難易度かもしれません。

洞窟や盗賊団のアジトを冒険するシーン。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・クラフト系の作品が好きな人
・手軽にクラフト要素を楽しみたい人

レシピを基に素材同士を組み合わせてアイテムを作ったり、在庫を管理しながらクエストの達成や拠点を拡張することが楽しい作品です。シンプルなクラフト系の作品が好きな人にはおすすめすることができます。

また、全体的にパズル・アクション・クラフトの全ての難易度が易しいです。サクサクとストーリーを進めることができるため、手軽に遊べる作品を求める人にもおすすめすることができます。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・クラフト以外の要素を求める人
本格的なクラフト作品を求める人

全体的にアクションやパズルは簡単で、クラフトがメインです。ひたすら依頼されたアイテムを作ることがメインとなるため、アクションやパズル要素が目当ての人にはおすすめすることはできません。

また、クラフトの作業はレシピを基に素材を組み合わせるだけ、クエストは依頼されたアイテムを作るだけとやや単調で飽きやすいです。単調な作業が苦手な人、飽きやすい人にもおすすめすることはできません。

ここに注意!

作ったアイテムのほとんどは売却するかクエスト品として納品するかのどちらかになります。アイテムを使って戦闘をしたり、より高度な作成をする訳ではないのでご注意ください。

また、話を聞いておかないと次に何をすればいいのか分からなくなる点、ややバグっぽい挙動がちらほら発生する点が気になりました。

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総括

クラフトでお使いをこなしたり、拠点を充実させていくアドベンチャー作品です。内容は面白いのですが、クラフト以外の要素が薄い+クラフトしたものの使い道が売却のみ+全体的に演出や展開が単調とやや残念な部分も感じられました。クラウト自体の作業の特徴が薄めな分、人を選ぶ作品だと思うのでプレイ動画等を確認の上で購入することをおすすめします。

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