こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Vagante という 2D アクション×ローグライクの紹介を行います。繊細なドット絵と高難易度が特徴の作品で、自由度が高く中毒性に溢れた作品です。2-4人での協力プレイにも対応しており、何度でも楽しむことが出来る作品に仕上がっているので、高難易度アクション好きのゲーマーは是非ご確認ください。
それでは早速紹介していきます!
日本語非対応ですが、日本語化Modが配布されているので気軽に遊んでみてください。
概要
タイトル | Vagante |
対応機種 | Steam |
価格 | 1,480円 |
プレイ人数 | 1-4人 |
言語 | 日本語非対応 (日本語化 Mod が配布されています。) |
ジャンル | 2D アクション, ローグライク |
開発元 / 発売元 | Nuke Nine / Nuke Nine |
一言 | 3エリア目終了時点でクリアを確信して4エリア目で絶望するいつもの流れ。 |
ストーリー
ストーリーは特にありませんが、洞窟の中に眠る壮大な宝物を得るために冒険を行います。
こんなゲーム
サイドビュー形式のローグライク×2D アクションで、4(+α)つのエリアをクリアすることが目標です。ローグライク形式なのでプレイヤーは毎回最弱の状態からスタートします。各エリアは3つのステージから自動構成されており、マップのどこかにある扉に入ることで次のステージに進むことができます。
ゲーム開始時に5つのクラスからジョブを選択しますが、操作はどれも同じで移動・ジャンプ・物理攻撃・魔法・崖掴まり・武器の切り替え・アイテムの使用・アイテムを拾うです。
装備している武器によって攻撃方法が異なり、近接武器であれば正面に、弓矢では矢を消費して遠距離に攻撃行います。また、後述する魔導書を使うことで新しい魔法を覚えることができます。魔法は敵を魅了したり、火柱を造り出して攻撃したりと強力ですが、使用回数が固定で無制限に使用することはできません。
道中では敵を倒したり宝箱を開けることで、下記アイテムを獲得することがあります。これらを用いて自身のステータスを強化したり、敵を攻撃したり、回復しながら先に進んでいくととなります。
- 巻物・・・アイテムの強化や魔法のリチャージ、アイテムを識別することができる。未識別状態で出現するため、一度使用するまで効果は不明。
- ポーション・・・体力を回復したりステータスを上下させる。未識別状態で出現するため、一度使用するまで効果は不明。
- 魔導書・・・魔法の習得、強化ができる。覚えた魔法は一定回数使用可能で、特定のアイテムによって使用回数を回復することができる。
- 杖・・・壁を掘ったり体力の回復や敵への攻撃ができる。一定数使用すると使えなくなる。
- 装備・・・武器、兜、ネックレス、鎧、手袋、靴、アクセサリー等、対応する部位毎に装備することができます。増加するパラメーターはランダムで、特性を持つことがあります。特性は攻撃時に敵をホーミングするオーラが出て追加ダメージを与える、壁抜け、2(または3)段ジャンプ、敵に状態異常を与えるなどさまざまな効果を持ちます。
各ステージにはボスが出現します。ボスを倒すことでアイテムが沢山入った宝箱を開けたり、隠しステージに進むためのカギを得ることができます。ボスを倒さずに次のステージに進むことも可能なので、体力やボスとの相性を基に挑むのかどうかを検討しましょう。
各ステージにはショップが必ず出現し、道中で獲得したコインを用いて装備やポーション、巻物を購入することができます。後半は強力なアイテムが多数並ぶため、見かけたら是非訪れましょう。
また道中には特殊なイベントが発生する祭壇が存在します。呪われた装備を捧げてより強力な呪いに昇華させたり、体力を捧げる代わりにステータスが向上する効果を持っていたりと様々な効果を持ちます。
ステージクリア時には焚火で体力を回復することができます。道中にいる囚われた妖精を背負ったまま焚き火まで辿り着くことで回復量が増加するため、妖精がいたらゴールまで運びましょう。誤って妖精を攻撃してしまうと、運べなくなるため要注意です。
また、休憩までに一定数敵を倒しているとキャラクターのレベルが上がり、各クラスに対応したスキルレベルを強化することができます。攻撃スキルやパッシブ効果を獲得することができるため、ボスや雑魚敵は極力倒しておきましょう。
プレイ後は敵を倒して得た経験値に合わせて新しいクラスやバックグラウンドを獲得することができます。クラスは全5種類で、簡単にそれぞれの特徴を紹介します。
- ナイト・・・近接武器で攻撃を行う。落下ダメージを無効化したり、敵の攻撃をガードできるスキルがあり、安定感がある。
- ローグ・・・短剣と弓矢を使いこなす。ダガーをブーメランのように投げたり、矢を壁に反射させて死角から敵を攻撃したりと器用な立ち回りが可能。
- メイジ・・・体力と筋力が低いが知力が高く、初期から魔法を使うことができる。仲間をサポートしたり、未識別のポーションを鑑定することもできる。
- ワイルドリング・・・近接武器で攻撃を行う。初期装備がない分パラメーターが高い。敵に飛び掛かったり踏みつけたりとアクロバティックな戦い方ができる。
- レンジャー・・・ペットの犬と共に戦う犬使い。ペットに指示を出したりペットのサポートをするスキルが多めで、上級者向け。
また、バックグラウンド毎にそれぞれ初期ステータスや特性が異なるため、クラスとバックグラウンドの組み合わせで様々なプレイスタイルを楽しむことができます。
1プレイは 75 ~ 120 分程度でクリア可能で、中断も可能です。やりこみ要素はありませんが、クリア後はハードモードや特殊ボスが用意されています。
おすすめポイント
・高い自由度と実力重視の作品
高い所から落ちるとダメージを受けることは勿論、針山を踏む、落ちる岩の下敷きになる、空中ステージで落ちると即死するといった硬派なシステムです。回復手段も少なく、後半は敵の攻撃力が高いため、難易度は高いです。制限時間はないため、一体ずつ敵を倒して先に進む丁寧な立ち回りが求められます。最初はすぐに死んでしまいますが、プレイを重ねて知識と経験を得ることで何とかクリアできるレベルになります。その分、苦労した分クリアしたときの喜びはたまらないものとなると思います。
また、装備の特性がいずれも強力で、装備を装着できる部位も多いため、後半はステータスも操作性も見違えるほど成長します。敵やボスを倒さなくても先に進むことができたり、ショップが毎フロアで出現したり、祭壇を使っていらない装備を他の物に変換できたりと戦略性が高い点も高評価でした。
“即死トラップのトゲは横から当たってもダメージを受けない”や”道中にいるニワトリやコウモリの死骸、魔導書を焚火で燃やすとアイテムが手に入る” 等の小ネタや有用なテクニックが多数用意されており、細部までのこだわりを感じました。
・マルチ協力プレイ対応
本作は1人~4人までの協力プレイに対応しており、Steam 版では Remote Play Together にも対応しています。協力プレイでは死んでしまっても全滅しない限り、骸骨として復活して戦うことができます。また、骸骨の状態で死んでしまっても、体力を分け与えることで復活させることもできます。1人プレイよりも格段にクリアしやすくなるので、プレイに行き詰ったら複数人でのプレイでクリアを目指してみましょう。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・高難易度のアクションが好きな人
・ローグライクアクションが好きな人
知識と経験が物を言う文句無しの高難易度ローグライクアクションでやりごたえがあります。難易度は高いですが、運に左右されにくく、自身の成長を感じやすい設計になっているので、高難易度アクションやローグライクアクションが好きな人にはお勧めすることが出来ると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度のアクションが苦手な人
・根気がない人
難易度が高く、ワンミスですぐにゲームオーバーとなるような難易度です。ゲームレベルを劇的に軟化させるようなアイテムは出現しないため、何回も繰り返して知識と経験を得る必要があります。そのため、高難易度のアクションが苦手な人、根気がない人にはおすすめできないと思います。
ここに注意!
チュートリアルが最低限で、装備につく特殊能力の詳細や祭壇の効果も調べないと分からない事が多めです。手探りで分からないことがあれば、攻略サイトを見てみてもよいかもしれません。
1, 3エリアはかなり暗いので、ディスプレイを明るくしてからプレイすることをお勧めします。
追加ステージで遊べるModも公開されているので、気になった人は調べてみてください。
類似のゲーム
Caveblazers・・・テンポが速い1-2人でプレイ可能なローグライクアクション。紹介はこちら。
Spelunky・・・スペランカーに近い高難易度アクション、ジャンプ周りのアクション性は似ています。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の 2D アクションローグライクで4つのエリアをクリアすることが目標です。ワンミスが大きく響く高難易度アクションがウリの作品です。装備を得る手段が豊富で、運による振れ幅も少ないため、知識や経験を積むことで自然にクリアできるゲームシステムに仕上がっています。マルチ協力プレイで役割分担しながら戦うことも楽しいので、気になった人は是非遊んでみてください。
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