こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜 を紹介します。タイトルの通り、1匹のガチョウを操り、いたずらで人間達を困らせます。絵本から飛び出してきたような可愛らしいデザインと容赦のないいたずらでやりたい放題できるパズルゲームなので、大人から子供まで楽しむことができる作品だと思います。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜 |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 1,980円(Steam, PS4, Nintendo Switch) |
プレイ人数 | 1-2人(マルチプレイ対応) |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | House House / Panic |
一言 | 私ならストレスのあまり、蹴りで追い出してしまいそうです。 |
ストーリー
ストーリーは特にありません。
ガチョウとなっていたずらの限りを尽くします。
こんなゲーム
見下ろし型のアクションゲームで、プレイヤーはガチョウを操り、街の住人達にイタズラします。操作は移動・羽ばたく・首を下げる・ものを咥える・鳴くとシンプルです。
箱庭形式の5つのステージが設けられており、各ステージに用意された To Doリストに書かれたいたずらをこなすことで次のステージに進むことができます。
畑に埋まった人参を盗んだり、干してある洗濯物を池に落としたりと迷惑千万なタスクをこなします。咥えたり引っ張ったりできるポイントにはアイコンが表示されるため、いろいろなものに顔を近づけてみましょう。人間達はガチョウの鳴き声に驚いたり、取られたものを取り返すために追いかけたり、ガチョウを追い払ったりと様々な行動を取るので、動きの傾向や隙を見つけてものを奪い取りましょう。
ライフや制限時間といった概念はなく、のんびり攻略することができます。エンディングまでは4〜6時間程度で、クリア後は追加ミッションやタイムアタックといったやり込み要素を楽しむことができます。
おすすめポイント
・可愛らしいデザインと人間達を困らせる快感
絵本を彷彿とさせる優しいビジュアルに仕上がっており、ガチョウがとにかく可愛い作品です。
ガチョウのいたずらは物を壊したり・人間を転ばせたりとえげつないものもありますが、住人たちはたいして怒らず、軽く追い払ったり落ちたアイテムを元の位置に戻すことしかしないので、優しさを感じます。(その優しさを踏みにじって悦に浸ることができます。)現実で自分がやられてしまったら絶対に怒ることを、住人相手に気兼ねなく行えるため、日頃のストレスを晴らすことができます。
中盤以降は応用が必要となり意外と解きごたえがあります。ガチョウがアクション出来るアイテムやギミックは少ないですが、NPCの動きの法則を見つけ出してピンポイントのタイミングでアクションを起こしたり、あらかじめ準備した場所に人間を追い詰めて罠にかけたり凝ったいたずらが必要になります。日頃使わない悪知恵をとことん発揮できるので、新鮮さがありました。
全体を通して血生臭さや暴力表現は一切なく、謎も難解なものは殆どないので、小学生でも楽しむことができる雰囲気・レベルデザインだと感じました。
また、ピアノベースの落ち着いたBGMも本作の雰囲気にマッチしていました。人間に追いかけられるとアップテンポなBGMに変化するような細かい演出も良好でした。
・2人協力プレイに対応
本作は2人協力プレイに対応しておりSteam版であればRemote Play Togetherでオンライン協力プレイも可能です。それぞれガチョウを操ることができ、1人がおとりとなって人間を誘き寄せたりすることができるので遊びやすいです。クリアできない人は2人で攻略に挑みましょう。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・いたずらするのが好きな人
・家族や友達とプレイする作品を探している人
売っているものを盗んだりおじさんに尻餅をつかせたりオブジェを壊したりと、やりたい放題できます。やってはいけない事を存分にできるため、いたずら好きにはたまらない作品だと思います。
また、万人受けしやすいボリュームやレベル設計、デザイン性の作品の為、家族や友達とのプレイに向いている作品だと思います。1人でも楽しめる作品ですが、2人の方が人をおびき寄せやすく、様々なアイデアが湧きやすいので、2人でプレイすることをおすすめします。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・爽快感を求めている人
各タスクのクリアの方法が1つしか回答がなく、ヒント機能も無いため、一度謎解きで詰まると同じ部分で延々ととどまることとなります。また、物を奪って逃げたり驚かせることがメインで、壊すことはあまり出来ません。物の配置をぐちゃぐちゃにしてもすぐに人間が戻してしまうので、爽快感には欠けるかもしれません。
ここに注意!
キーボード+マウスでの操作は難しいのでコントローラーでの操作を推奨します。
基本的にものを掴んでどこかに持っていく、人を驚かせることが多く、いたずら自体のバリエーションは少なめなので飽きてしまう人もいるかもしれません。個人的にはフルプライスではやや割高に感じたため、セール中の購入をおすすめします。
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総括
見下ろし型の3Dアクションゲームで名も無きガチョウを操り、いたずらのミッションをこなします。操作性の悪さやヒント・いたずらのバリエーションの少なさは気になりましたが、可愛らしいデザインととことん住人を困らせることに満足する作品です。中盤以降は解きごたえのある謎解きとなっているので、家族や友人と案を出し合い・協力して人間達を絶望に叩きこむことをおすすめします。
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