こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Unravel Two という 2Dアクションゲームを紹介します。以前紹介した Unravel の続編で、世界観や操作感はほとんど同じなのでまずは、こちらを読んでおくことをお勧めします。前作と違い、2人の人形を動かすため、2人での協力プレイを推奨します!相変わらず実写のような綺麗なグラフィックなので、おすすめできる作品です。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Unravel Two |
対応機種 | PS4, Steam, Nintendo Switch |
価格 | 1,980円(PS4), 2,000円(Steam), 3,024円(Switch) |
プレイ人数 | 1-2人(マルチプレイ対応) |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Coldwood Interactive / Electronic Arts |
一言 | 前作から引き続きプレイしていると、颯爽と繰り出される壁ジャンプにやや違和感があり、ちょっと笑ってしまいました。 |
ストーリー
何故か大海原を漂流していた赤色の毛糸人形ヤーニー。大きな灯台のある島に漂流し、そこで青色の毛糸人形のヤーニーと出会います。彼らは互いの糸を繋ぎ合い、2人で灯台の中を探索するのでした。彼らを先導する謎の光は彼らにどんな景色を見せてくれるのでしょうか。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクションゲームです。毛糸の人形のヤーニーを操作して、計7個のメインステージをクリアすることが目的となります。操作は移動・(壁)ジャンプ・自分の毛糸を手繰り寄せる、毛糸を投げる、毛糸を結ぶです。
前回は赤いヤーニー1人で様々な世界を探検していましたが、今回は赤色と青色の2人のヤーニーが一緒に探検します。2人のヤーニーは1つの糸で繋がっており、2人で共に進んでいきます。2人で1キャラずつ操作することも、1人で2キャラ操作することも可能です。
前作ではヤーニーはスタート地点から糸を通った道に落としながら進んでいたため、途中で糸を補給しながら進んでいく必要がありましたが、本作では2人の糸がつながっており、道中に糸を落とさないので、糸の補給は不要です。その分、2人の距離が離れすぎてしまうと、2人の糸が無くなり、進めなくなってしまうので、2人で離れすぎずに進んでいく必要があります。
基本的に操作は前作と変わりませんが、1人が高台で糸を手繰り寄せて固定している間に、もう1人が糸を登って同じ足場に登ったり、ターザンの要領で反動をつけて大ジャンプすることができます。
また、2人はいつでも合体することができ、1つのヤーニーになることができます。1人プレイで遊んでいる時にアクション重視のシーンを乗り切る時や、アクションゲームが苦手な人が合体して上手い人の操作でクリアしてもらう時などに使用することが可能です。
1人がミスしてしまったらその場でやり直しとなりますが、セーブポイントが多数用意されているので、ストレスはほとんど感じませんでした。全7ステージが用意されており、1ステージは30~45分程度で完結します。エンディングまでは 6時間程度とやや短めでしたが、やりこみ要素として数分程度でクリアできるショートマップと各ステージ内でノーミスクリアを目指す隠し要素等が用意されています。
また、キャラクターの配色変更・エモートの表現など、一部機能が追加されました。協力プレイにもってこいの機能なので使いこなすとマルチプレイをより楽しめると思います。
おすすめポイント
・冒険を意識した作風
前作同様、渓流や工場、公園や洞窟など、現実世界と見間違えるレベルの綺麗な世界を冒険します。動植物の動きはリアルで色合いや光の当たり方も綺麗なので、探索して風景を見ているだけで非常に楽しいです。私たちがよく目にする物も、ギミックとして先に進むために意外な方法で活用できたり、逆に危険なトラップとして立ちはだかることもあり、どこか新鮮味を感じます。
パズルに打ち込むシーン、のびのびと辺り一面を探索するシーン、突然の脅威が降りかかりハラハラさせられるシーンなど、各シーンの緩急のつけ方が上手く、全体を通して非常に楽しめました。
・2人協力プレイに対応
本作はローカルマルチ、Remote Play Together(Steam 限定) に対応しており、2人でそれぞれのヤーニーを操作することができます。Remote Play Together ではホスト側がソフトを購入することで、ゲスト側は参加する端末があればソフト無しで参加することが可能です。
#PS4 / Nintendo Switch はオンラインコープに対応していないので予めご注意ください。
互いの連携が必須の為、声を掛け合って協力しながら先に進むことが楽しい作品です。パズルは数分考えたら解けるレベルで全体的に簡単ですが、アクションは連続のターザンジャンプや壁ジャンプを要求されるシーンが多数あるため、アクションゲームの苦手な人には向いていないかもしれません。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・2人用の協力用ゲームを探している人
・綺麗なグラフィックに癒されたい人
タイミングを合わせて移動したり、1人がもう1人を引き上げたりするような協力プレイを行う点が多く、常にプレイヤー同士の会話が発生します。プレイヤー間で揉めるような要素も無く、様々な困難を乗り越えて更に友情が深まる作品なので、2人用の協力プレイ作品を求めている人にはもってこいの作品だと思います。また、グラフィックの綺麗さは随一なので、綺麗なグラフィックを楽しみたい人にもおすすめです。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・1人でのプレイを予定している人
・ストーリー性、コスパを求める人
1人プレイでの攻略は可能ですが、2つのキャラクターを交互に操るシーンが多く、非常に手間がかかります。テンポがかなり悪くなるので、できるだけ2人でのプレイをおすすめします。また、グラフィックが綺麗で迫力は満点ですが、ボリュームは短くコスパはやや悪いように思いました。定期的にセールが開催されるのでセール中の購入をお勧めします。
ここに注意!
Steam 版の場合、Origin client というサードパーティー製品のクライアントソフトの導入、会員登録(無料)が必要となります。面倒に感じる人はPS4・Switch版で遊んだ方がよいかもしれません。
Unravel1 と同様に各ステージがかなり長めで、初見プレイでは 30 分程度クリアに要します。定期的にチェックポイントは設けられていますが、チェックポイントを選んで自由に再開することができず、収集要素を探すときも最初からのプレイを強いられます。どの辺に隠されているかもわからないため、探すのがかなり手間となる点が少し気になりました。
チュートリアルステージでヒントを見ないと先に進めないシーンがあります。ヒントに頼りたくない人も “○○ボタンでヒントを確認します” というシーンが発生したらヒントを確認してみましょう。
敵の炎の妖精(?)が若干世界観にあっていないような気もしました。シーンに併せて敵の動物を出してくれるとなお良かったかなと感じました。
類似のゲーム
Unravel・・・本作の前作。1人プレイ専用作品なのでご注意ください。紹介はこちら。
Biped・・・同じく2人で協力して進んでいく作品。紹介はこちら。
Ibb & Obb・・・2人専用の協力パズル&アクションゲーム。紹介はこちら。
It Takes Two・・・2人専用の協力アクション。圧倒的お勧め作品。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の2Dアクション+パズルゲームです。前作までとは違い、2Pプレイを強く意識した作品になっていますが。パズル自体は簡単で、合体・糸の手繰り寄せですぐに合流できる要素があるため初心者でも楽しみやすい作品になっています。ゲーム性は若干前作と異なりますが、前作同様のグラフィックの綺麗さ、小人として様々な所を冒険する楽しさは健在なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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