こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Unravel という2Dアクションを紹介します。毛糸人間のヤーニーが様々な写真の世界を旅して思い出をかき集めるパズルアクションです。現実と見間違えるほどの綺麗なグラフィックと物腰柔らかな雰囲気が特徴です。子供から大人まで誰でも楽しむことができる作品なので、落ち着いた雰囲気に癒されたい人や童心に戻って様々な所を探検したい人は是非読んでみてください!
それでは早速紹介していきます!

概要
タイトル | Unravel |
対応機種 | Steam, PS4 |
価格 | 2,000円 (Steam) 1,980円 (PS4) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Coldwood Interactive / Electronic Arts |
一言 | なんとなく童謡の 故郷 を思い出すゲームでした。 どっちかというと追われる側ですが・・・ |
ストーリー
ストーリーはかなり不明瞭なのですが、毛糸で体ができたヤーニーがおばあさんの家に飾ってある様々な写真の世界に入って思い出を体験(?)します。思い出の中で集めた思い出の欠片を現実のアルバムに飾っていくことが目的の様です。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dパズルアクションで、毛糸の体のヤーニーを操作して、計10個のステージをクリアすることが目的となります。各ステージは基本的に1本道でステージの最奥に配置されている思い出の欠片(ボタン)をゲットするとクリアとなります。

基本操作は移動、ジャンプ、自分の毛糸を手繰り寄せる、毛糸を投げる、アイテムを押すです。ヤーニーは前進する際は常に自身の体の毛糸をほどきながら進んでいきます。


ヤーニーは常に自身の体の毛糸をほどき、通り道に毛糸を残しながら歩いていくため、前に進めば進むほど、毛糸の量が少なくなっていきます。ある程度進むと身体の毛糸が無くなってしまうため、道中に配置されている毛糸を補給して進んでいく必要があります。毛糸が切れてしまい、先に進めなくなってしまった場合には、一度元来た道を戻って使った毛糸を回収します。先に進むにはどこかに隠されている毛糸を補給する必要があるため、毛糸の補給が可能なルートを探すこととなります。

ステージ内には様々な所に毛糸のリングが用意されています。毛糸を投げることで、毛糸が自動的にリングに引っ掛かり、毛糸に登ったり、ターザンのように勢いをつけてジャンプすることが可能となります。ジャンプしながら次のリングに毛糸を投げて連続でジャンプしたり、タイミングよく対岸に飛び移る等アクション要素が重視になることもあります。

また、毛糸のリングには結び目をつけることが可能です。結び目をつけることで、毛糸ごとアイテムを引っ張ったり、アイテムを固定したり、結び目の間に張った毛糸をトランポリンのように使って高所にジャンプすることができます。結び目を作る順番を活かしたパズル等も出現するため、時には物理法則に基づいて解法を考える必要があります。

残機や時間制限の概念はありませんが、敵に攻撃されたり、高所から落ちたり、水に溺れたりするとミスとなり、直前のチェックポイントから再開します。時間制限などは無く、チェックポイントはこまめに用意されているので気軽にミスできます。

各ステージには隠し要素としていくつかのボタンが用意されています。各ステージの入り口で何個隠されているか、何個取得したかを確認することが可能です。場所がわかっても取る方法がわからないといったことも多いため、良く設計されていると感じました。

エンディングまでは6時間弱で到達しました。収集要素は半分くらいしか埋まっていないためこれから回収してこようと思います。
おすすめポイント
・楽しみやすい雰囲気とシステム
見ての通り、実写を疑うレベルの綺麗さです。家の中、海、森、洞窟、工場など様々な所が舞台となり、探検するだけで楽しいです。ビニール袋に掴まって風に流されたり、イカダに乗ったり、動物に襲われるなど様々な事件が発生し、まさに大冒険といった感じです。BGMについても軽やかなものから重苦しいものまで、各シーンにマッチしたものが用意されており、映画の主人公のような気分になります。



難易度も全体的に丁度いいレベルで、アクション・パズルの双方でちょっとリトライしたり考えることで進めるような程度に収まっています。基本は一本道ですが、複数のルートや解法が用意されているシーンもあり、遊ぶたびに発見があるところも高評価でした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・綺麗なグラフィックに癒されたい人
・家族や友人とのんびりプレイを楽しみたい人
綺麗な雰囲気の中での大冒険は心が洗われる感じがします。澄み渡る川や紅葉の綺麗な山から害虫ひしめく工場まで様々な所を冒険することができ、子供の時の思い出が蘇るような気がしました。
そのため、綺麗なグラフィックが好きな人や冒険が好きな人、幼少時代に様々な所を冒険した人にはハマる作品かもしれません。また、難易度・雰囲気的に家族や友人とコントローラーを共有しながらのプレイにも向いている作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度のパズル、アクションを求める人
・ストーリー性を求める人
難易度的にはかなり簡単で、1つの場所で5分以上詰まることはほぼありませんでした。難易度高めのパズル、アクション要素を求める人には向いていないかもしれません。また、開幕からすごくいい話が始まりそうなムービーでスタートするのですが、ストーリーについての掘り下げはあまり無いため、ストーリーに期待している人にはおすすめできないかもしれません。
ここに注意!
Steam版の場合、Origin clientというサードパーティー製品のクライアントソフトの導入、会員登録(無料)が必要となります。やや手間なのでPS4版で遊んでもよいかもしれません。
各ステージがかなり長めで、初見プレイでは30分程度クリアに要します。定期的にチェックポイントは設けられていますが、チェックポイントを選んで自由に再開することができず、収集要素を探すときも1からのプレイを強いられます。どの辺に隠されているかもわからないため、探すのがかなり手間となる点が少し気になりました。
類似のゲーム
毛糸のカービィ・・・もっと柔らかな作品ですがゲーム性はそこそこ似ています。半分はヤーニーとカービィの語呂から選びました。
総括
毛糸人間のヤーニーを操作して、写真の中の思い出を探索するパズルアクションです。綺麗なグラフィックによって様々な舞台が見事に表現されており、探索していて楽しい作品になっています。アクション・パズルの難易度が程よく簡単で雰囲気も良好なため、子供から大人まで楽しむことができる作品だと思います。
全体的なクオリティはかなり高い作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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