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unrailed! 線路は続くよどこまでも【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は unrailed! という作品を紹介します。サンドボックス・リアルタイムストラテジー系のゲームで、進み続ける列車が脱線しないように線路を作って繋いでいくゲームとなります。マルチプレイが前提の協力・対戦が盛り上がる作品の為、みんなでワイワイしたい時に向いている作品です。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルunrailed!
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4, Xbox
価格2,380円(Steam), 2,350円(Switch), 2,310円(PS4)
プレイ人数1~4人(マルチプレイ対応)
言語日本語対応
ジャンルサンドボックス, リアルタイムストラテジー, 2D アクション
開発元 / 発売元Indoor Astronaut / Daedalic Entertainment
一言初心者歓迎!アットホームで笑顔が絶えない職場です!

ストーリー

特にありません。駅から駅の間で線路を繋げるだけのゲームです。主人公たちの出で立ちや目的は一切謎のままです。

借金まみれで強制労働者を強いられる立場なのかもしれないですね。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションです。Minecraftのようなサンドボックス形式の世界で、石と木から線路を作り、列車が脱線しないように線路を継ぎ足していきます。線路をどんどん伸ばしていき、進み続ける列車を次の駅まで届けることが目的となります。

操作は移動・ダッシュ・アイテムを拾う(置く)・木/石を採掘するの4つと非常に簡単です。2分とやや長めですが、チュートリアルの動画を下記に載せてみました。かなり簡潔で分かりやすいと思います。

プレイヤーができる作業としては、大まかに以下の通りです。

・木材と石材の採掘(斧・つるはしを持って木・岩を叩く)
・線路を作る(木材と石材をワゴンに乗せる)
・線路を配置する(敷かれた線路の先頭に作った線路を置く)
・水をバケツに汲む、水をかけて熱と火を消す
・橋を架ける(水の上に木材を置く)

プレイ中の40秒ほどの動画を乗せてみました。雰囲気は十分に伝わると思います。

列車はゆっくりと進み続け、プレイヤーはひたすら線路の配置に追われます。次の駅に到着するとステージクリア、脱線してしまうとゲームオーバーとなります。人数に応じて列車の速度が変わるため、4人集める必要はなく、2人でも十分に楽しめます。

上記がゲームの基本的な進め方で、ゲームモードとしては下記の4つがあります。

  1. ショート
    1つの区間(駅~駅)を繋ぐことでクリアとなり、タイムを競うモードです。大体7分前後で終わります。
  2. エンドレス
    列車が脱線するまで、延々と続くモードです。次の駅に到着することで、ワゴン(貨物)の追加や強化を行うことができます。
  3. サンドボックス
    ステージの長さや列車に装備するワゴンを自分で決めて始めることができます。シード値はここを参考に設定することである程度自分で設定可能です。
  4. 対戦
    2 VS 2でどちらが早く次の駅に到達するか、長く生き延びるかを競うモードです。

上記に加えて難易度が用意されており、キッズ、イージー、ミディアム、ハード、エクストリームの5つから選択することができます。後半に行くほど、掘ることができない黒い岩の割合が多くなり、リソース・進路の管理が難しくなります。

がっつり遊ぶならエンドレスがおすすめです。ゲーム内で取得した通貨を用いてワゴンやエンジンを強化してどんどん線路作成の効率が良くなりますが、列車の速度もどんどん上がっていくのでハラハラします。エンジンを購入すると次のバイオーム(ステージ)に進むことも可能です。

ワゴンの強化と追加、エンジンの強化、中断が可能

また、ゲームの進捗に応じて新しいキャラクターのスキンやワゴンがアンロックされたり、トロフィー要素も用意されているため、やりこみ度は意外と高めです。

トロフィーを埋めることが楽しいです。

おすすめポイント

・様々なステージ、イベントの存在

ステージが進むたびに色々なギミックが登場しプレイヤーを邪魔します。線路や木材・石材を奪ってその辺に捨てていく盗賊や水を飲み干してしまうラクダは序の口で、車両が爆発したり画面が反転したり、果てには隕石や幽霊の襲来等、様々なイベントが発生します。最初は戸惑いも多いですが、友達や家族と上手く切り抜けられた時の嬉しさはたまらないものがあります。

夜は視界が狭いです。先が見通せないのは結構キツイです。

果てには地獄や宇宙空間で作業します。これが銀河鉄道999ですね。

・プレイヤー間の連携が必要なゲーム性

ゲーム性は簡単ですが、上述のイベントに加えて下記の点からプレイヤー間の連携が重要になります。

・プレイヤー、ワゴンの通り抜けができない点
・斧とつるはしが1本ずつしかない点
・イベントや後半の難易度の上昇

プレイヤーや列車は互いに通り抜けることはできません。狭い道では後ろの車両で作った線路や斧を先頭に持っていきたいのに他のプレイヤーや列車が邪魔で前に運べないといった事態が往々にして発生します。立ち往生になったまま列車が脱線してしまい、ゲームオーバーとなることが多いです。

列車が蛇行していて道を塞いでいるために、左のバケツを取りに行くことができない図

そのため、ルート選択や知識がかなり重要なゲームとなり、多少遠回りでも障害物が少ない道を進むのか、大量の木や石を切り倒して最短でゴールに進むのかなど、常に判断を迫られます。特に後半は難易度が高く、事前にプレイヤー用の通路を別途開拓したり、途中で線路を蛇行させたりさせる必要があります。リソースや道筋の管理を怠るとすぐにゲームオーバーになってしまうため、気の抜けない状態が続きます。

画面反転は阿鼻叫喚です。

必然的にプレイヤー同士の相談が増えて、盛り上がったり悔しい思い共有することができ、一体感を感じることができます。上述の通り、難易度は5段階から選択可能なため、初心者から上級者までみんなが楽しめる作品に仕上がっていると思います。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・みんなでワイワイ楽しみたい人
・作業ゲーが好きな方

基本的には複数人で遊ぶことが前提の作品だと思います。みんなで役割分担や道筋を決めたり、予期せぬアクシデントを楽しむことができます。操作も簡単ですぐに遊び始めることができるため、敷居も低く、万人受けするなので、みんなで楽しみやすい作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・一人でがっつり楽しみたい人
・飽きやすい人

1人でもNPCを操作して攻略できますが、流石に楽しさが半減します。是非、仲のいい友達や家族で遊ぶことをおすすめします。最悪、ネット上の見知らぬ人との通信プレイも可能なので、ネットの海に飛び込んでみるのも楽しいかもしれません。
また、ステージが進んでも線路を作って敷くだけのゲーム性なので、飽きやすい人には向いていないかもしれません。

一人プレイの場合は、NPCのロボットが相方。指示すると自動で働いてくれます。

ここに注意!

後半になるほど難しくなり、運が悪いと開始直後からすぐにゲームオーバーになることも多々あります。ミディアム程度なら4人いれば1人はゲームに慣れていない人でもクリアは可能ですが、高難易度はかなり厳しい戦いとなるため、ハード以上はわいわいを通り越して黙々かもしれません。

エンドレスモードは進め方によってはかなり長期戦になります。(2-3時間以上かかることもざらにあります。)集中力が切れた状態で、後半のステージに乗り込み、あっけなくミスしてゲームオーバーとなることも多いため、適度に切り上げたり、休憩をはさむことをおすすめします。

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総括

マルチプレイが前提のサンドボックス型のリアルタイムストラテジーです。進み続ける列車の前に線路を敷くだけの単純なゲームですが、様々なイベントやゲームモードにより何度も遊べるゲームだと思います。操作が簡単で敷居は低い一方、高難易度や対戦はとことん奥が深く、やりこみ要素も多い作品です。仲のいい友達とあーだこーだいいながら遊ぶことが楽しいゲームなので、2~4人で集まった時に遊んでみることをおすすめします。

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