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Unpacking 想い出の荷物を整理しよう【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Unpacking という荷解きパズルゲームを紹介します。新しい引っ越し先で段ボールに箱詰めされた荷物をお片付け・装飾していく作品です。自分好みの配置を考えたり、部屋主の趣味や成長に思いを馳せる点が楽しい柔らかな雰囲気の作品なので、気になった人は是非ご確認ください!

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルUnpacking (アンパッキング)
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4/PS5
価格2,050円(Steam), 2,090円(Switch, PS)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルパズルゲーム
開発元 / 発売元Witch Beam / Humble Games
一言ズボンやパンツをベットに並べた汚部屋は許されませんでした。。。

ストーリー

1人の女性の引っ越しに焦点を当てた作品です。幼少期に初めて与えられた子供らしい部屋、大学生となり一人暮らしを始めた部屋、社会人になって仕事道具やインテリアにこだわりだした部屋など、新生活のスタートを切る女性に代わって思い出の品を配置してあげましょう。

こんなゲーム

ポイント&クリックのパズルゲームで、引っ越し先の部屋に積まれた段ボールを開封し、ものを片付け・飾り付けていく作品です。段ボールをクリックするとアイテムが出現し、それを好きな場所に配置します。アイテムは左クリックで持つ・置くことができ、右クリックで向きを変えることができます。引き出しやタンスは開けることができるため、服や食器、インテリア等を好きな位置にしまっていきます。

最初は段ボールが山積みの質素な部屋。

全てのアイテムを段ボールから出すと、間違った場所に置かれたアイテムが赤色の枠で表示されます。服はタンス、本は本棚等、全てを正しい位置に並べることでステージクリアとなります。時間制限やスコアなどは一切なく、納得するまでひたすら時間をかけることができます。

適当に置いたら色々なアイテムが赤い線で表示されています。
綺麗になるとステージクリア。服はあれでいいのだろうか・・・

用意されているステージは8つで、ステージが進むごとに時系列が進んでいきます。部屋主の女性が徐々に成長していく姿を部屋の間取りや荷物を通じて確認することができます。クリアしたステージは下記のようにコメントと共にアルバムで保存され、後からまとめて振り返ることができます。

綺麗な部屋がアルバムとして残ります。
キッチンやバスルームも出現します。

エンディングまでは3~4時間程度です。植物を日当たりの良い所に置く、特定のアイテムを積み上げてタワーを作るなど、特定の条件を満たすことでシールを獲得することができます。やりこみ要素として、シールをコンプリートすることがあげられますが、シールの獲得条件が下記のように一言でしか記載されていないので難易度は高めです。

シールは全部で27種類。普通にプレイして埋まるのは半分くらいです。

おすすめポイント

・ものを通じて部屋主を知る不思議な感覚

本作は1人の女性の人生にスポットライトを当て、幼少期や大学生、社会人となったタイミングでの引っ越しの荷解きを行います。徐々に道具が増えていったり、服装がおしゃれになったり、幼少期に持っていたアイテムが年をとっても使われていたりと部屋の間取りや道具、時間の流れを通じて女性の人物像を知ることができます。最後まで女性の顔は明かされませんが、持ち物からなんとなく性格や取り巻く環境を想像することができ、いつの間にか親近感を感じることができます。

既に誰かの荷物が置いてあるケースも。同棲を始めたようですね。
細かいアイテムも多数あり、細部までのこだわりを感じました。

また、回答が複数ある形式なので、プレイヤー毎の性格が滲み出ます。人によっては本の高さが順番になるように並べたり、ハンガーラックにかける服の順番がグラデーションになるように整えたりと、滅茶苦茶凝る人もいるようです。私は靴の前後や並びが逆になっていてもお構いなしと、かなり雑な配置をしていました。友人や家族と一緒にプレイしてお互いの理想の配置を伝え合っても楽しいかもしれません。

この靴の配置は一週まわってセンスがあるのでは。

また、綺麗に並べ終えたと思っても、後になって他の部屋の箱から同じアイテムが出てきてしまったり、大きなアイテムが最後の最後に出てきて置き場に困ったりと引っ越しあるあるのイベント(?)がある点も楽しめました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・お片付け、部屋の装飾が好きな人

内容としてはひたすら荷物を片付けていく作品です。部屋を掃除したり自分の好きな部屋をイメージすることが好きな人にはおすすできると思います。また、気軽かつ脳死でプレイできるゲーム性なので、テストの前や緊張している時にプレイすることにも向いている作品だと感じました。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・作業ゲーが苦手な人
・コストパフォーマンスを求める人

最初から最後までひたすら片付けに没入する作品です。時代毎に部屋の広さやアイテムは増えていきますが、同じことの繰り返しとなるため飽きやすい人や作業ゲーが苦手な人にはおすすめすることができないと思います。

また、シール集めというやりこみ要素はありますが、値段の割に全体のボリュームはかなり少なめです。複数回遊ぶような作品でもないので、コストパフォーマンスを重視する人にもおすすめできないかと思います。

ここに注意!

日本人にはあまりなじみのないアイテムや謎のアイテムがあり、どこに配置すればいいのか全く分からないものがいくつかありました。ヒント機能がないため、最終的には総当たりで色々な所に置かなければならない点がやや不便でした。

また、ある程度答えは決まっているので、ふざけた配置をすると後で痛い目を見ることとなります。どこに何をおいてもよいという訳ではないのご注意ください。

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総括

ポイント&クリック形式のパズルゲームで、段ボールから出てきたアイテムをひたすら引っ越し後の部屋に飾っていきます。荷物を自分好みに配置して満足したり、物を通じて部屋主の女性のバックグラウンドに思いを馳せる点が楽しいです。一部のアイテムの置き場が分かり辛い点、ゲーム性が非常にシンプルで代り映えがしない点、価格のわりにボリュームが少ない点がややネックなので、気になった人は動画を確認したうえで遊んでみることをおすすめします。

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