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UnEpic オタクの決死の大冒険!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は UnEpic という 2D アクションの紹介を行います。TRPGを楽しんでいたオタクが異世界の城に迷い込んでしまい脱出を目指すメトロイドヴァニア形式のアクションです。よく造り込まれた作品で色々なメタ要素ややりこみ要素、マルチプレイが組み込まれた奥が深い作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルUnEpic (アンエピック-オタクの小さな大冒険)
対応機種Steam, PS4, Nintendo Switch
価格1,280円(Steam), 1,650円(PS4), 1000円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, メトロイドヴァニア
開発元 / 発売元@unepic_fran / @unepic_fran
一言エンディングマジですごかった!
ゲーム内で「若本ボイス」(単語)を聞いたの初めてです。

ストーリー

ゲームをこよなく愛するダニエルは、
今日もいつもの仲間とTRPGを遊んでいた。
…そして、いつものようにトイレに向かったはずが、
何故か異世界の城に辿り着いてしまう。
意識の高いゲームオタク…もとい、カンの良いダニエルは、
ここがTRPGの世界である事を理解。
城から脱出するために、ゲームで得た知識を武器にダンジョンを
進んで行く事にした…。
果たして、ダニエルはゲームをクリアして、無事に元の世界に帰り
TRPGのプレイに戻る事が出来るのか!?

(Nintendo Store より抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の 2D アクションゲームで、主人公のダニエルを操り、謎の城からの脱出を目指して約10個のエリアを冒険します。操作は移動・ジャンプ・攻撃・魔法・武器の切り替えで、複数の装備・スキル・魔法・アイテムの使用をキーボードのショートカットキーに割り当て可能です。

画面下の中央に表示されているアイコンがショートカットキーです。
シフト+数字キーも割り当て可能で多数の武器・スキルを割り当て可能です。

近接武器には長剣や槍、短剣やハンマー等があり、武器毎にリーチや攻撃スピードが異なります。通常攻撃は振りかぶって攻撃するだけですが、敵を倒して溜まるスキルゲージを消費する事でスキルを発動でき、一時的に攻撃力をあげたり、クリティカルダメージを与えることが可能です。

近接攻撃の戦闘シーン、ゴリ押しになりがち

遠距離武器には弓矢や魔法があります。弓矢は矢を消費し、魔法は倒した敵からドロップするエッセンスというアイテムを消費しますが、どちらも遠くの敵に攻撃を当てることができるため強力です。

魔法やスキルの一例です。
召喚した火の妖精を敵と戦わせるシーン(左下)

舞台の城は複数のエリアに分かれています。城の中央が拠点となり、拠点上の祭壇にていつでもセーブ、体力の回復を行う事ができます。拠点の隣にはショートカット部屋があり、一度開通した各地の扉へいつでもワープする事ができます。

謎のキャラクターが体力を回復してくれます。
セーブ部屋の隣はショートカット部屋。一度扉を開けるとフィールド各地にワープすることができます。

また、何度でも使用することができる聖輪というアイテムを使うことで、いつでも瞬時に拠点に戻ることができます。死んでしまうと前回セーブ時の状態まで巻き戻ってしまうので、死にそうになったらすぐに拠点に戻りましょう。

マップの一部、ごくわずかです。マップにメモを記入することもできます。

ダンジョンは暗いので燭台や松明に火をつけながら先に進んでいきます。

敵を倒すと経験値が貯まり、レベルが上がるとパラメーターを強化することが出来ます。パラメーターにはナイフや長剣、斧や杖といった武器レベル、体格(最大HP)、鎧や属性魔法等のレベルがあり、強化することでよりレベルの高い魔法やスキル、装備が使えるようになります。

強化した系統の武器や魔法の攻撃力も増加します。私はがっつり特化させるプレイスタイルで戦いました。

ショップでは敵を倒して集めたお金で魔導書やポーションや装備の購入、不要なアイテムの売却ができます。魔法やスキルを覚えるには同じ属性のパラメータを上げる必要があるため、パラメータの割り振り方が非常に重要です。

新しい魔法の購入は容易ですが、スキルレベルの関係上使用するまで一苦労です。

道中ではNPCからクエストを受注することができます。特定の敵を一定数倒したり、アイテムを集めることで報酬として新しいアイテムやペットを獲得することができます。特に巨大な金色のオブジェクト(?)から受領するクエストはストーリーの進行上、受けておいた方が良さげです。

出現するNPCはオークやゴブリン。何故か意思疎通は可能です。

基本的に攻略ルートは一本道で、いくつかのエリアにはボスが出現します。次のエリアに進むためにはボスを撃破する必要があるので、見かけたら挑んでみましょう。敵の傾向を把握したら一旦体制を整えるために拠点に戻ることも1つの手です。

雑魚敵を召喚してくるボスが多め。近接武器も魔法も強化しておきましょう。

難易度は イージー・ノーマル・ハード・ハード+ の4つから選択可能です。私はハードモードで挑み、15時間程でエンディングに到達しました。やり込み要素として、いくつかのチャレンジやマルチプレイも用意されているため、クリア後も楽しむ事ができる作品だと思います。

チャレンジは見つけるだけで一苦労です。

おすすめポイント

・古き良きメトロイドヴァニア

オーソドックスなメトロイドヴァニア作品で、広大なフィールドを探索することでマップが少しずつ埋まっていきます。充実したサブクエストややりこみ要素、スキルや装備の進化が楽しい作品です。ゲーム性はやや単調ですが、順当に主人公が強化されていき、少しずつできることが増えていくため、最後まで楽しむことができます。操作性はやや不便で、後半は敵の能力や配置がいやらしいため、全体的な難易度は高めであるように感じました。特に中盤以降はごり押しでの攻略が叶わず、頭を使わないと攻略できない要素が多数あるため、挑みがいがあります。

また、下ネタや他のゲーム、映画のパロディが沢山出現します。ステージ全体として暗めの雰囲気ですが、ダニエルの陽気な軽口のおかげで楽しくプレイすることができます。パロディについては日本人に馴染みのないものもありましたが、逆に日本人にしか分からなさそうなものも用意されており驚きました。日本語訳の違和感は一切なく、ネットスラングや方言等も用いられていたため、親しみやすい作品に仕上がっていました。

電撃で敵を怯ませるガッちゃんというペット。滅茶苦茶強いのですが色々大丈夫なのでしょうか。
ダニエルは饒舌かつ色々な知識を持っています。

・マルチ協力プレイに対応

本作はマルチ協力プレイに対応しており、オンラインで冒険を行う事ができます。マルチの場合は、マルチ用のステージや自作ステージを攻略することとなり、 1人でのプレイとは違った楽しみ方で遊ぶことができます。1人プレイよりも難易度の高いステージも用意されているので、1人プレイクリア後でも楽しむ事が魅力的です。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・メトロイドヴァニアアクションが好きな人

レベルを上げて装備やスキルを増やしながら、探索範囲を徐々に広げていく作品です。若干操作性は癖があり難易度も高めですが、ストーリー、ダンジョンの質が高くゲームバランスが適切で遊んでいて楽しいです。ボリューム、やりこみ要素や隠し要素も豊富なので、メトロイドヴァニア作品が好きな人にはお勧めすることが出来ると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・スムーズな操作性を求める人
・単調なゲーム性が苦手な人

ジャンプ中に方向を変え辛い、重なった敵を一体ずつしか攻撃する事ができない、被弾で一部の行動がキャンセルされる等、操作性は昔のゲーム準拠です。サクサクとプレイを進めたい人にはお勧めできないかもしれません。
また、新しい魔法や装備、ペットを獲得していくもののゲーム性は単調で絵面は地味です。ゲーム性が大きく変わるような新アクションやイベントは発生しないので、単調なメトロイドヴァニア作品が苦手な人にはお勧めすることが出来ないかもしれません。

ここに注意!

敵の状態異常攻撃が異常に強いです。継続ダメージが大きいうえに長時間継続します。重複すると一瞬で死んでしまうので状態異常持ちの敵は遠距離攻撃で倒したり、影響を軽減させる魔法を使いましょう。

また、途中からステータスを振り直すことは可能ですが、近接武器と遠距離武器の両方を強化しておくことをおすすめします。

マルチはオンラインコープのみなので、パソコン2台とソフト2つを用意しておく必要があります。

類似のゲーム

悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲・・・言わずとしれたメトロイドヴァニアの代表作。

総括

謎の城に迷い込んでしまったダニエルが現実の世界に戻るために冒険する2Dアクションです。やや単調で操作性が快適ではない部分が目立ちますが、マルチプレイに対応しており、ボリューム・ゲームデザイン・シナリオのいずれもクオリティが高く楽しめました。昔ながらのメトロイドヴァニア作品が好きな人にはお勧めできる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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