こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Undertale というアドベンチャーゲームの紹介を行います。既に様々な所で紹介されている超有名作品ですが、シナリオ・ゲームシステムの双方が非常に斬新・ハイクオリティで、遊んだ後の満足感がたまらないおすすめの一本なので、気になった人は是非遊んでみてください。
それでは早速紹介していきます!
#本稿にはネタバレ要素はほぼ含まれません。
概要
タイトル | Undertale |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 980円(Steam), 1,620円(Switch, PS4) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | RPG(2D アクション・2D シューティング) |
開発元 / 発売元 | tobyfox / tobyfox |
一言 | ケツイが漲ってきたので(ようやくスクリーンショット撮ってきたので)投稿します。 |
ストーリー
むかし むかし ちきゅうには
ニンゲンと モンスターという
2つのしゅぞくが いました。
ところが あるとき
2つのしゅぞくの あいだに
せんそうが おきました。
そして ながい
たたかいのすえ ニンゲンが
しょうりしました。
ニンゲンは まほうのちからで
モンスターたちを
ちかに とじこめました。
それから さらに
ながい ときが ながれ…
(※ゲーム冒頭より抜粋)
こんなゲーム
ドット絵ベースの見下ろし型の RPG です。一度登ったら二度と帰ってこられないとの言い伝えがあるイビト山に迷い込んでしまい、モンスターが暮らす地下に落ちてしまったにんげんの子供を操り、自分の家を帰るために冒険に出ます。
本作はフィールドシーンと戦闘シーンから構成されており、ランダムエンカウントで戦闘シーンに移動します。フィールドシーンでは移動・話しかける・調べるの3つが可能で、数々のモンスターと交流をしたり、パズルを解いたりしながら不思議な世界を探検します。
戦闘シーンでは敵を倒すか戦闘から敵から逃げる / 敵を逃がすことを目標とします。戦うコマンドでは、タイミングよく攻撃ボタンを押す事で、より高いダメージを与える事ができます。
敵のターンになるとプレイヤーは敵の攻撃を回避します。具体的には、白い四角いボックスの中で赤いハートを操作し、敵から繰り出される攻撃を避けることとなります。敵の攻撃は一定時間耐えれば終了するため、一度の攻撃で複数回被弾することもあれば、うまく避け続けてノーダメージで自分のターンを迎えることもあります。敵を倒すと EXP が増えて、EXP を一定数集めると LOVE が増えてステータスが強化されます。
また、本作では全てのモンスターを倒す以外の戦闘終了条件も用意されています。こうどう のコマンドより、様々な行動を取ることができるので、上手く敵を満足させたり、疲れさせたりすることで戦闘から逃げることが可能です。敵を倒さないため EXP は溜まりませんが、倒すよりも早く撤退できたりするなどいい事があるかもしれません。アイテムのコマンドでは、体力が減った際に回復アイテムを使用することが可能です。
本作ではプレイヤーの取った行動に併せてストーリーの展開やエンディングが変化します。エンディングは大きく3つ用意されており、一周は3-6時間程度でクリア可能です。細かい小ネタが大量にあり、複数回周回することで数多くの変化が発生するため、細かいイベントの回収を入れると20 – 30 時間は遊べる作品だと思います。
おすすめポイント
・とにかく斬新な RPG
見た目こそは普通のドット絵ベースの RPG ですが、類を見ない独特なゲームシステムをしています。戦闘システムは前述のとおりですが、各モンスターの攻撃はモンスターの見た目や特徴に沿った独特な方法で繰り出されます。筋トレを終えた敵の汗が攻撃として滴り落ちてきたり、虫や犬が飛びかかってきたり、と非常にユニークで、新しい敵にエンカウントすることが楽しみになります。
特筆すべきは全ての敵を倒さずにエンディングに到達することができるという点です。moon のようにニンゲンがモンスターを一方的に倒す事へのアンチテーゼ的要素が取り入れられており、全てのモンスターを倒さないことで入れるエンディングも存在します。エンディング毎に結末がガラッと変わり、各ルートで世界観の補足や伏線の回収が入るため、遊んでいて非常に楽しい作品です。3つのエンディングに全て到達してストーリーが完結するといっても過言ではないので、ぜひ全てのエンディングを見る事をお勧めします。
日本語訳も完璧(というか日本語ならではの言い回しネットスラング、特有のジョークも用意されており)なため、遊んでいて心地よいです。Mother2 に影響を受けているということもあり、クセのあるテイストの文章が目立ちます。主要なキャラクターは皆個性が強く、最後まで遊ぶと愛着が湧くこと間違いなしです。
また、BGM についても登場する敵やステージの雰囲気にあったノリのいい曲が多数収録されており、人気を博しています。特にボス戦の曲は戦闘前の会話と音楽の導入が完璧にマッチし、最高潮の盛り上がりと共に戦闘に突入するため、非常にアツいです。BGM のクオリティが非常に高い点も、人気の高い理由の一つに挙げられると思います。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・シナリオ重視の作品が好きな人
・特徴的なゲームシステムを楽しみたい人
出現するキャラクターはいずれも魅力的で癖があり、エンディングまで何が起こるかわからない波乱の展開が続くため物語に引き込まれます。物語が進むにつれて徐々に謎が明かされていき、最終的に全ての謎が綺麗に解き明かされるため、クリアしたときはスッキリ感を得ることができます。
細かい小ネタが大量に用意されており、周回するたびに新しい発見があります。また、出現する選択肢も悩ましいものが多く、別の選択肢の結果を見たくなるものが多いため、ストーリー重視の作品ながら何度も遊べる作品に仕上がっています。類を見ない演出やシナリオが目白押しなので、シナリオ重視の作品が好きな人、特徴的な作品に出合いたい人には向いている作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・避けゲーが苦手な人
・レベリングや戦略を建てることが好きな人
ネタバレ回避のため詳しくは記載しませんが、全体的に難易度が高く、特に1つのエンディングに辿り着くには弾幕シューティングレベルの回避術を求められます。どのルートでも稼ぎプレイでのごり押しが出来ず、ある程度の実力を求められらるので、避けゲーが苦手な人にはお勧めできないと思います。避けゲーやアクションゲームに自信がない人は実況動画や攻略動画を参考にする方が良いかもしれません。
ここに注意!
ジャンルは RPG と記載していますが、実際はアクションゲームに分類されると思います。3つのエンディングで全て難易度は高めで、死にまくっても救済要素などは一切無いため、アクションゲームに自信がない人は、おとなしく実況動画などを見た方がいいかもしれません。
類似のゲーム
DELTARUNE・・・本作の続編(パラレルストーリー)で現在チャプター2まで公開中。いずれ紹介予定。
One Shot・・・戦闘はないですがこちらも斬新なストーリーゲー。紹介はこちら。
総括
モンスター達が住む地下に迷い込んでしまったこどもが脱出を目指して冒険する RPG (実態は2D アクションの避けゲー)です。沢山のプレイヤーに評価されている通り、ゲームシステム・シナリオ・BGM のどれをとってもクオリティが高く、非常に面白い作品に仕上がっています。3つのエンディングを全て回収して謎が全て解き明かされ、1つの作品として完成している作品なので、是非3つのエンディングの結末をその目でご確認ください!
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