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UnderStand 理解までが地獄、理解しても地獄【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Understand というパズルゲームを紹介します。問題毎に変わる隠された法則を見つけ出して、回答を探す難問パズルです。シンプルながら斬新なゲームシステムと、怒涛の高難易度・ボリュームがウリの作品です。一問一問悩まされること間違いなしの歯ごたえのある作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルUnderStand
対応機種Steam
価格410円
プレイ人数1人
言語日本語対応(文字が出てきません。)
ジャンルパズルゲーム
開発元 / 発売元Artless Games / Artless Games
一言1%のひらめきと99%の努力が必要な作品

ストーリー

一切ありません。

こんなゲーム

マウスクリックで線を引くパズルゲームで、120問以上のステージをクリアすることが目標となります。各ステージは 4-10 個程度のパズルから構成され、全てのパズルを解くことでそのステージがクリアとなります。

本作はステージ毎に複数の異なるルールが用意されており、全てのルールを解き明かす必要があります。プレイヤーは各パズル内で一筆書きで線を引いてルールを探します。線を引いた時に、隠されたルールの中の何個を満たされているかを確認する事ができるため、試行錯誤してルールを特定します。

例えば 1-1 を例にパズルの解き方を紹介します。プレイヤーはマス目上で始点と終点を選択して線を描くことが出来ます。

ゲーム開始時の状態。各ステージの最初のパズルでは回答が破線で表示されます。
画面下の〇が2つのため、1-1 には 2つのルールが存在することが分かります。

表示された破線通りに左の〇から右の□に線を引くと、下の〇が両方●に変化します。
これは2つのルールが満たされている状態を示しています。1-1-1 はこれでクリアです。

1-1-2 では右の〇から真ん中のブロックに線を引いてみました。下の〇が1つしか●にならないため、1つのルールしか満たせていないようです。また、左の□のマスのみを始点・終点(長さ0の線)とした場合、反対の〇が●となりました。

右のマススタートからの真ん中終わりの場合、1つ目のルールしか満たされていません。
左のマスを始点かつ終点とした場合、2つ目のルールしか満たされていません。

最後に右の〇から左の□に線を引くと、下の〇が両方●になりました。

これで 1-1-2 もクリアです。

1-1-1、1-1-2 の結果から、1-1 の2つのルールは下記であることが推測できます。

  • ルール1. ○のマスから線を引き始める
  • ルール2. □のマスで線を引き終える

突き止めたルールに則って残りのパズルを解くことが出来ればステージクリアです。下記は 1-1 の最後のステージ(1-1-4)で、他のマークも出現しますが 〇から□に線を引くことでクリアとなっています。

各ステージの最後のパズルのみ、何個のルールが満たされているかは表示されず、全てのルールが満たされた時のみ黒色の楕円に変化します。これで 1-1 クリアです。

これを各ステージで繰り返すことで、120問以上のステージをクリアします。序盤の簡単な問題は2ー3分でクリアできますが、中盤以降の難しい問題は正攻法で解くと数時間要することもあります。

ステージが進むとどんどんと複雑になります。

おすすめポイント

・怒涛のボリュームと超高難易度

ルールのバリエーションが多いため、常に新鮮さを感じることができます。引いた線が通るマークの順番や、曲がった回数、引いた線の長さ、線が引かれていない領域の形など、様々な所に注目する必要があります。建てた仮説を何度も崩されて心を砕かれますが、その分ルールが分かった時の喜びはたまりませんでした。また、ルールが分かってからも、ルールに則った線の引き方を導き出すことに苦労することも多く、1問で2度苦しむことが出来る貴重な作品でした。正攻法で挑むと1問当たり数十分以上かかることがざらにあるので、コストパフォーマンスも最高でした。

□の形が重要そうなステージですね。
この辺まで来ると総当たりではクリアできません。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・高難易度なパズルを求める人
コストパフォーマンスを重視する人

パズルは斬新で高難易度です。遊びごたえたっぷりで法則や暗号を解き明かすことが好きな人にはお勧めできると思います。また、ボリュームもたっぷりなので、コストパフォーマンスを重視する人にもお勧めすることが出来ると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・根気がない人
意地悪な問題が苦手な人

観察力と閃き力重視の作品で、ドツボにハマると何時間使っても解くことができません。後半は難易度が異様に高く、”こんなん分かるか!” とツッコミたくなるような問題も含まれているので根気がない人、高難易度のパズルが苦手な人にはお勧めすることができないと思います。

また、各エリアの最終ステージは斬新ですが、意地悪なステージです。非常に柔軟な思考が必要となりますが、その特異性から苦手な人もいると思います。

ここに注意!

BGM は無く、変化の乏しい無機質な画面を見続ける必要がありるためやや味気ないです。

類似のゲーム

The Witness・・・箱庭型のマップを探索するパズルゲーム。FPS 形式だがゲーム性は良く似ている。いずれ紹介予定。

総括

隠されたルールを見つけ出して、一筆書きで線を引くパズルゲームです。シンプルなデザインからは想像もつかないほど凶悪な難問の数々に悩まされます。後半の難易度の高さがネックではありますが、コストパフォーマンスも良好なので、法則を見つけ出すことが好きな人、高難易度パズルが好きな人は是非遊んでみてください。

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