こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Unbound Worlds Apart というパズルアクションを紹介します。別の次元に繋がるポータルを設置・回収しながらジャンプで進んでいく高難易度アクションです。軽快なアクションと10種類ものポータルを使って多数のエリアを攻略することが楽しい作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Unbound: Worlds Apart |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 2,050円(Steam, Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Alien Pixel Studios / Alien Pixel Studios |
一言 | とりあえず母親の死後数秒で後追いしたのが私です。 |
ストーリー
主人公の Sol は平和な村で暮らしていました。
しかし、ある日邪悪な力が村を襲い、村は一夜で滅ぼされてしまいます。
怪物の襲撃から何とか生き延びた Sol はポータルを生成して異なる次元の世界を行き来できることに気づきます。
行く先々で出会う様々な仲間達と協力しながら、世界を覆う闇を祓うため、Sol は冒険にでます。
こんなゲーム
サイドビュー形式のパズルアクションで、主人公の Sol を操り広大なフィールドを探索します。操作は移動・ジャンプ・ポータルの設置/回収ですが、ストーリーの進行と共にアクションが徐々に増えていきます。各エリアでは閉まっている扉を開いたり、高所の足場に登るためにポータルを活用しながら進んでいきます。
Sol はその場に円形のポータルを設置/回収することができます。生成したポータルは回収するまで固定され、ポータルの中は下記のようにエリア毎に異なる効果を持ちます。
- 重力を反転させて天井を歩くことができるようになる
- 時間を止めて落ちるブロックや敵を空中に留めることができるようになる
- 隠された足場やブロックを表示させる
- 主人公の姿が小さくなり細い道に入ることができるようになる
最初はジャンプとポータルの設置しかできませんが、ストーリーが進むと2段ジャンプやダッシュ等のアクションが利用可能となります。これまで進めなかった場所の探索が可能となり、攻略も徐々に複雑となっていきます。
体力や制限時間といった要素はなく、ミスをするとチェックポイントからリトライとなります。チェックポイントは頻繁に更新されいつでもワープできるワープポイントも多数用意されていたため、ストレスフリーで楽しむことができました。
一部のエリアにはボスとして強大な敵が出現します。Sol は攻撃方法を持たないので、敵の攻撃を利用したりギミックを使って倒す方法を模索します。ミスした場合は最初からとなりますが、多くのボスではチェックポイントが設けられておりました。
収集要素として、行方知らずの村人の救出とアチーブメント機能が用意されています。行方知らずの村人は分かり辛い所・辿り着くのが困難な所に隠されているため集めがいがあります。取りこぼしのある村人の位置はマップから確認することができるため、回収に時間がかからない点が魅力的でした。
ストーリーはほぼ一本道で、エンディングまでは6~8時間程度です。アチーブメント機能は収集要素がメインで、全部含めて8~11間程度でクリア可能かと思います。
おすすめポイント
・アクション重視のパズルプラットフォーム
ポータルの特性は10種類と多めです。ポータルの中で Sol 自身が石となって今まで倒せなかった敵を踏みつぶせるようになったり、その辺を飛んでいる無力な昆虫が急遽成長して襲ってきたりと、パズルの解き方やアクションの幅にバリエーションがあるため最後まで楽しむことができます。
基本操作はジャンプとポータルの設置/回収とシンプルなため、パズル要素で悩まされることは殆どありません。ただし、難易度は高めで解き方がわかっても答えの動きを実現することが難しいようなゲーム性です。空中で何度もポータルを設置/回収したり、ギミックの動きに合わせて連続でジャンプするような歯ごたえのあるアクションが多め挑みがいがありました。リトライも一瞬でミスしてもテンポよく再開ができる点、操作性は良好な点からサクサクと進めることができました。
また、独創的でダークな世界観と可愛らしい手書き風のビジュアルも魅力的です。主人公を含め登場人物はみんな可愛らしいものの、敵やトゲといった危険な要素についてはグロテスクな表現で描かれているため、やや緊張感があります。時に幻想的な・時に緊張感のあるBGMやSolが悲しみを乗り越えつつ悪に立ち向かうストーリーも魅力的でした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・死にゲーが好きな人
・高難易度アクションが好きな人
どちらかというと死にゲー寄りのアクションゲームで、閃き力よりもアクションの実力が求められる作品です。全体の難易度も高めなため、死にゲーや高難易度アクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・パズル要素を重視する人
・高難易度アクションが苦手な人
パズルの要素は少なめで1か所で3分以上悩むことはありませんでした。難解なパズルを求めている人にはそれほどおすすめすることができないと思います。
また、ジャンプと同時にポータルを設置して、空中でポータルを回収、着地間際に再度設置するようなテクニカルな技術を何度も求められます。アクションゲームに不慣れな人にはおすすめすることができないと思います。
ここに注意!
前述の通り、アクションが全体の9割ほどを占めており、パズルは全体の1割ほどしかありません。
1つ1つのギミックはそれほど独自性はありません。どこかで見たことがあるようなものが多い点はやや残念でした。
類似のゲーム
Schein・・・同じようなゲームシステムのパズルアクション。こちらも難易度は高いが、より頭を使う必要がある。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の2Dパズルアクションで、様々な特性を持つポータルを駆使して進路を切り開く作品です。操作性・クオリティ・リトライ性はいずれも良好でストレスフリーな死にゲーといった所感でした。難易度が高く、パズル要素は少なめではあるものの、ポータルを交えた繊細なアクションが楽しい作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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