こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は TUNIC という3Dアクションを紹介をします。可愛らしいキツネが主人公の作品で、広大な島を探索して謎を解き明かします。説明書を収集する独自のシステムと可愛らしい見た目とは裏腹なハードな設計が特徴の作品です。やりごたえがある作品に仕上がっているため、気になった人は是非覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | TUNIC |
対応機種 | Steam |
価格 | 3,400円(Steam), 4,085円(Nintendo Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 3D アクション, ソウルライク |
開発元 / 発売元 | TUNIC Team / Finji |
一言 | 「お前母親じゃなかったんかーい」となりました。 きっとわかってもらえる筈。 |
ストーリー
子ギツネが大冒険を繰り広げるクォータービューアクションゲーム「TUNIC」で、失われた伝説や古代の力、恐ろしい怪物たちであふれる世界を探索しましょう。荒廃した島に打ち上げられたあなたは好奇心だけを頼りに、巨大な獣と対峙したり、奇妙で強力なアイテムを集めたりして、失われた古代の秘密を解き明かすこととなります。(Steam Storeより抜粋)
こんなゲーム
見下ろし型の3Dアクションです。主人公のキツネを操り、島に隠された謎を解き明かします。フィールドは広大ですが、大まかにエリアが区切られており、エリア毎に冒険します。
操作は移動・近接攻撃・魔法・ローリング(回避)・防御・パリィ・注目(敵の動きをカメラで追う)・アイテムの使用です。近接攻撃では木の枝や剣を振り、3連撃まで繰り出すことができます。盾は敵の攻撃を弾き、ローリングは一時的に無敵になりますが、どちらもスタミナを消費します。スタミナは時間経過で回復しますが、スタミナが少ない状態で攻撃を受けると被ダメージが1.5倍となるためスタミナ管理が重要です。
魔法は炎を放つロッドで敵を攻撃したり、フックショットで敵を引き寄せる事が可能です。魔法はMPを消費し、MPはセーブポイントや消費アイテムで回復する事ができます。魔法は戦闘だけではなく、移動や謎解きに使うこともあるため、新しいアイテムを獲得することで行動範囲が増えることもあります。
体力はポーションを使用して回復することができます。見つけたポーションの器の数だけセーブポイントでポーションを補給することができますがそれ以外の場所では消費アイテムを除いて一切補給できない(エスト瓶)システムです。また、ソウルシリーズのように敵にやられてしまうと一定数のお金をその場所に落としてしまいます。死んだ場所に戻るとお金を回収できるため、回収するまでの緊張感はたまりません。
本作にはチュートリアルやゲーム内での説明は一切なく、ゲーム内には説明書が1ページずつ落ちています。説明書には操作の説明やアイテムの用途、ボスの攻略方法が書いてあるだけではなく、特定のギミックを起動するためのコマンドやステージ内の地図など、必要不可欠な情報が全て記載されています。
また、道中を拾った金貨を井戸に投げ込むことで装備欄が解放され、拾ったバッジを装備することができるようになります。バッジを装備することで状態異常を無効化したり、ステータスのアップといった恩恵を受けることが可能です。
また、敵を倒して得たお金と道中で得たアイテムを使用することで最大体力・最大MP・スタミナ・攻撃力・防御力・ポーションの回復率を強化することができます。お金は無限に入手可能ですが、アイテム側は有限なので、レベルアップには回数制限があります。余ったお金はショップで消費アイテムの購入に充てましょう。
エンディングまでは15時間前後程度ですが、トゥルーエンドに到達するには特定の条件を満たす必要があり、装備を持ったまま新しくゲームを再開(強くてニューゲーム)するか、ラスボス前に戻って条件を満たす必要があります。
おすすめポイント
・至る所に隠された隠し要素
本作は至る所に隠し通路や隠し宝箱等が用意されています。ゲームクリアに必須ではないものの、有用なアイテムが得られたり、消費アイテムやコインが獲得できるため、冒険心がくすぐられます。十分に探索したエリアでも新たに取得したアイテムで更に先に進めるようになったり、エリア間が意外な所で繋がっていたりと後から新しい発見をすることも多く、マップを隅々まで探索したいと思わせてくれるような造り込みが高評価でした。
また、説明書を集めるシステムが特徴的で、徐々に謎が解き明かされていく雰囲気がたまりません。説明書の一部の文字はゲーム内言語で記載されているのですが、建てた予測が当たっていた時や、分からなかった謎が埋まったページによって綺麗に解けた時の喜びはたまりません。もはや説明書を集めるために冒険しているような気持ちさえ感じました。
・見た目以上にハードな設計
ビジュアルはゼルダの伝説夢を見る島(リメイク版)を彷彿とさせるような、可愛らしいミニチュアのようなデザインです。敵やアイテム、マップに配置されているオブジェクトの全てがコミカルでありながらも細部までよく作られていて感心しました。謎の核心に迫るような場所ではガラッと雰囲気が変わり、幻想的で惹き込まれるようなデザインに一変する部分も魅力的でした。
穏やかなデザインとは裏腹に戦闘も探索も難易度は高めです。戦闘面ではスタミナの管理が難しく、敵の攻撃パターンを覚えてピンポイントで回避したり、複数の敵の攻撃を上手くさばきつつ倒す必要があります。謎解き面では少ないヒントからアイテムや次の目的地を探し出す必要があり、一筋縄ではいきません。どちらも根気が必要となり、コアなユーザー向けの作品だと感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・ソウルライクシリーズが好きな人
・隠し要素を見つけることが好きな人
可愛らしいデザインですが、ゴリゴリのソウルライクシリーズです。緊張感のある戦闘を楽しむことができるため、高難易度アクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。また、大量の隠し通路や宝箱、説明書が隠されており、これらを探し出したり謎を解くことが楽しい作品です。謎解きが好きな人や隠し要素を探し出すことが好きな人にもおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度アクションが苦手な人
・スムーズなクリアを目指したい人
ステータスを強化してもボス戦の難易度は高めです。レベリングは可能ですが強化に必要なアイテムが有限なため、レベルが頭打ちすると自力での攻略が必要になります。基本的には死にゲーなので、高難易度アクションが苦手な人にはおすすめできないと思います。
また、説明書やNPCとの会話の大部分が理解不能なのでストレスを感じる人もいるかと思います。1つのアイテムの取りこぼしや、通路の見落としがあるとストーリーが頓挫してしまう事も多いので、サクサクと冒険を進めたい人にはおすすめできないと思います。
ここに注意!
死ぬ前に消費したアイテムは、死んだあとに復活しません。アイテムを消費する時は敵を倒せると判断した場合に集中して使用することをお勧めします。
記載の通り、トゥルーエンドに辿り着くためには特定の条件を満たす必要があります。これが中々難しく、1周で条件を満たすことができない場合もあるので、基本的には2週目でトゥルーエンドに到達すると考えておくことをお勧めします。
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総括
見下ろし型の3Dアクションで、主人公のキツネを操り冒険します。独自のシステムである説明書は集めても読めない部分が多いため、個人的にはイマイチに感じましたが、多数の宝箱や隠し通路を見つける楽しさと緊張感のある戦いはとても楽しめました。可愛らしいデザインとは裏腹に高難易度のソウルライク作品ということもあり、やや人を選ぶ作品ではありますが、気になった人は是非遊んでみてください!
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