こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は There Is No Game: Wrong Dimension というゲームではない何かを紹介します。名前の通りゲームではないことを主張しているパズルで、メタ要素・斜め上の展開が目白押しです。現段階では日本語非対応ですが、プレイしないともったいないレベルの良作だったので紹介していこうと思います。
要望が集まれば日本語化に対応するとのことで、いずれ日本語化されると踏んでいます。
それでは早速紹介していきます!
本投稿にはネタバレはほぼ含まれません。

概要
タイトル | There Is No Game: Wrong Dimension |
対応機種 | Steam |
価格 | 1,350円 |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語非対応 |
ジャンル | パズル |
開発元 / 発売元 | Draw Me A Pixel / Draw Me A Pixel |
一言 | 話半分くらいしかわからなかった。。。日本語化はよ! |
ストーリー
プレイヤーはこのゲームを遊ぶ目的でこのアプリケーションを立ち上げますが、アプリケーション内の “Game” という存在から “これはゲームではない!アプリを閉じて本を読むなり散歩に行くなりしろ! “とアナウンスされます。プレイヤーは “Game” が嫌がる、ありとあらゆることをやりつくして、何が何でも本ゲームで遊ぶことを目標とします。
仁義なき戦いを制し、プレイヤーはゲームで遊ぶことができるのでしょうか。
こんなゲーム
ジャンルとしてはポイント&クリック型のパズルゲームですが、メタ要素・意外な展開が目白押しの作品です。ゲームをプレイするために気になるところにカーソルを合わせてクリックしたり、アイテムを使用します。
チャプター1 の最初の謎を例にして紹介します。早速アプリを始めると開始ボタンが用意されていません。”Game” のアナウンスにて、”開始ボタンはタイトルの裏にあるが、押すことはできません。諦めて帰ってください。” と伝えられるため、さっそくタイトルを壊しにかかります。



上記の要領で、拾ったアイテムを特定の場所に使ったり、クリックでギミックに干渉していくことがメインとなります。アナウンスは “やめろ” とか “何考えてるの!?” とクレームを入れてきますが、全て無視して思いのままに行動しましょう。アクションを起こせるところは、カーソルを合わせると大きくなるので、むやみにクリックしまくる必要はありません。
“Wrong Dimension” というタイトルの通り、途中からは予期せず、他の次元のアプリケーションやゲームに潜り込んでしまい、”Game” と協力して脱出を図ります。途中からは複数の画面を遷移して、謎を解くため、パズルゲームの色がどんどん強くなっていきます。

パズルは殆ど、斜め上の回答が正解となるため閃き力が求められます。理不尽な謎はほぼ無いため、解けた時は納得ですが、解けないと長時間ハマってしまう可能性があります。
攻略に詰まってしまった時は、ヒント画面から攻略のヒントを確認することができます。ヒントは段階的に用意されており、時間を気にせずゆっくり確認することが出来るので、辞書や翻訳サイトを開きながら進める事もできます。

ネタバレ回避の為、チャプター数はお伝えしませんが、ヒントなしで攻略して 8 – 12 時間程度、ヒントありで攻略して 6 時間程度でクリア可能だと思います。
ちなみに、前作(There Is No Game)はSteamで無料配信されています。10 – 30分程度で終わりますが、本作の雰囲気を味わうには十分だと思います。気になった人は是非遊んでみてください。
おすすめポイント
・メタ要素 / 斜め上が目白押し
記載の通り、パロディーやメタ要素が沢山組み込まれています。ゲーム内の UI の活用や破壊は当たり前、テレビを壊してゲーム内に潜り込んだり、スタッフロールの名前を入れ替えたり、ポップアップに出てきたアイテムをネコババしたりやりたい放題です。



パロディーは他にも沢山なので探してみてください。
パズル自体もそれらの解法が前提となっており、解が複数用意されているわけではないため、 “まさか、これが答えなわけないよな~” と思った突拍子もないアイデアが答えだったりすることが多いです。解けた時のしてやったり感や爽快感、解けなかった時の “そんなのありかよ~” 感はたまらないです。使いまわしの謎も殆どなく、常に新鮮な問題に挑み続けることができるため、あっという間にクリアしてしまう人が多いと思います。
どの謎も、プレイヤーの想像力を上回る番外戦術でガチガチに固められているため、プレイヤーも自由な発想で挑みましょう!
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・メタ要素やパロディーが大好きな人
・コメディー映画が好きな人
パロディーやメタ要素は前述の通り豊富で、それだけでも楽しめますが、ユニークなムービーも多く、見ているだけで楽しめる部分が多いです。ストーリーも非常に凝っており、何故、本作が “ゲーム” ではないと謳っているのかも明かされます。最後は壮大なコメディー映画を見ているような雰囲気になり、非常に楽しめたので、これらの要素が好きな方にはお勧めできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・英語が全く分からない人
残念ながら現段階では日本語には対応していません。ナレーションには字幕がついていますが、自動的に会話がどんどん進んでいくため、英語が全く分からない人、ストーリーを完全に理解したい人には厳しいかもしれません。一応、私も英語でプレイしましたが、中学生レベルの英語がわかればクリアは可能です。(ストーリーの理解度は半分くらいでしたw)クリアに必要なヒントはゆっくり読むことができるので、どうしても詰まってしまったらヒントを開けるかプレイ動画を探してみましょう。
ここに注意!
“最初のメニュー画面から開始できないんだけど、、、” と思った方、仲間ですね。よくメニュー画面の看板を読んでみましょう!
会話やナレーションの中にヒントがあることもあるので注意しましょう。
重要なヒントは、繰り返されたり後からヒント画面で確認できるので、聞き逃しても大丈夫です。
個人的にチャプター 2 が難しい、やや平凡で長めのため、しんどく感じました。それ以降は面白くなるので、詰まっても何とか乗り切ることをお勧めします。
類似のゲーム
The Stanley Parable・・・ナレーションに真っ向から立ち向かうメタ要素満載のゲーム。
総括
メタ要素、パロディー要素、斜め上の展開が連続するゲームではない何かです。斬新なパズル・展開が多く、ムービーやストーリーも凝っていたため1つの超大作の映画を見ているような楽しさがありました。気になった方はフリーゲームの前作(There Is No Game)を遊ぶか、チャプター1の動画を見てから気に入れば購入するとよいと思います!
ハードルが非常に高い作品ですが、面白いことは間違いないので、臆さずにトライしてみてください!
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