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ザ・ウェイ~トワの誓い~ 永遠の命を求めて異星探索!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は ザ・ウェイ~トワの誓い~ という作品を紹介します。ひと昔前のゲームを彷彿とさせる、ドット絵が綺麗な2Dパズルアクションです。謎の星の原住民や古代遺跡、ロストテクノロジー等、非常にわくわくするSFの要素が大量に出てくる作品です。

YouTube にエンディングまでのプレイ動画を投稿しているので気になる方は覗いてみてください。こちらです。
それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルザ・ウェイ~トワの誓い~(Switch)/ The Way(Xbox One, Steam)
対応機種Steam, Nintendo Switch, Xbox One
価格1,480円(Steam), 1200円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応(Switch), 日本語非対応(Steam)
ジャンル2D アクション, パズルゲーム
開発元 / 発売元Puzzling Dream /
PlayWay S.A. || Ultimate Games S.A.(Steam),
テヨンジャパン(Switch)
一言何故タイトルをカタカナ表記にしたのかが一番謎。ダサくない・・・?

ストーリー

最愛の妻、サラを亡くした主人公は、長年にわたり研究を重ねてきた永遠の命、”エターナルライフ”を用いてサラを蘇生させようと試みます。エターナルライフは謎の惑星内の建築物、「トワの金字塔」に保存されているとのことで、主人公は会社の宇宙船を強奪して目的の星に乗り込みます。

主人公はエターナルライフを手に入れて、サラを生き返らせることができるのでしょうか。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクション+パズルゲームです。ストーリーはSF調で、主人公を操り、最愛の妻サラを蘇生させるために怪しい星を探検します。操作は移動・ダッシュ・ジャンプ・銃・アイテムの使用とシンプルです。

まずは(勝手に職場の)宇宙船を出発させるところからスタート。

ストーリーはチャプター等で区切られてはいませんが、大枠のミッションとサブミッションが用意されており、常に内容を確認することができます。何をすればいいかわからなくなるというようなことはありません。

“トワの金字塔” がある謎の惑星。

道中では謎の生き物や原住民族、古代文明の跡が非常に綺麗なドット絵で表現されており、探索しているだけで楽しめます。植物や生物、遺跡等の見た目は決して地球上で拝むことができない独特な形をしていますが、妙にリアルでドット絵であることを忘れてしまうシーンもあります。

道中では沢山の謎解きや敵に出逢います。謎解きは決まった法則に従って解くものではなく、解き方から考える必要があります。探索中に入手したハイテク技術を使用することができ、予め配置した自分の分身に瞬間移動したり、テレキネシスを用いてものを動かすことが可能です。

能力はいつでも切り替え可能。

戦いでは銃を用いて原生生物とやりあいますが、中盤以降は、敵との戦いでも銃だけではなく、これらのハイテク技術を用いて応戦することがあります。全体的に頭を使って進めることが多いように感じました。

シールドは相手の攻撃を跳ね返すために使うことも。

中盤からはティンカンという原生生物が主人公の探検を手伝ってくれます。見た目はごつくて怖いですが、敵を倒してくれたり足場になってくれたりと、非常に頼りになる仲間です。ティンカンや原住民との異星関コミュニケーションも本作の楽しみの一つだと思います。

主人公の後をついてきてくれる本作の癒しキャラ

おすすめポイント

・独特な操作性 / 世界観

主人公は超軟弱で操作性は(敢えて)悪く作られています。

主人公にライフは存在せず、敵の攻撃を一発喰らうと即死です。ちょっと高い所から落ちたり、棘に触れるだけでも即ゲームオーバーとなります。また、精密な操作を要求されることが多いにも関わらず、ジャンプ等の予備動作がもっさりとしていて、なかなか操作が一筋縄ではいきません。主人公が敵を倒した時に “やるか、やられるか” というセリフがよく出るのですが、8割型やられている印象です。

敵に食べられたシーン。敵に近づくと大体死ぬ。

これには理由があり、本作はアウターワールドやフラッシュバックという2Dパズルアクションを強くリスペクトしています。後述しますが、丁寧な造り込みであえて不自由さを表現しているようです。

ゲームシステムやグラフィック等についてはしっかりと作りこまれているので、その点はご安心ください。ゲームの進行度は常に保存されており、死んでしまってもすぐに近くから再開できます。また、全体の難易度としてはあまり難しいという訳でもなく、苦労しつつも何とかクリアできるレベルなので、謎が解けるとサクサク進むことができます。

・謎のフルボイス

Switch 版(~トワの誓い~ Ver)の場合、フルボイスが用意されています。通常のセリフから特定の条件を満たした時に発生する特殊セリフまで、全てのセリフにボイスが用意されており、手の込みようを感じました。声優の声もキャラクターとマッチしており、セリフだけ聞くと映画やアニメのワンシーンのような臨場感を感じることができます。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ドット絵調の謎解き 2D アクションゲームが好きな人

本作は “アウターワールド”, “フラッシュバック” のような謎解き2Dアクション作品がめっきり発売されなくなってしまったことを、本ゲームの開発チームが残念に思い、クラウドファンディングを経て発売に至ったとのことです。ストーリーは異なりますが、上記2作の雰囲気や操作性を色濃く継承している作品なので、ドット絵のベースの 2D 謎解きアドベンチャーが好きな方にはおすすめできる作品かと思います。

ただし、他の2つよりはややパズル要素が強く、アクション要素が少ないように感じました。(体感、パズルが 7, アクションが 3 くらいの割合かなと思いました。)

一方で、以下の人にはおすすめできないです

パズルゲームが苦手な人

大まかなミッションについては常に確認することが可能ですが、敵を倒す方法・ミッションをこなすための具体的な方法は一切説明されないため、プレイヤーが都度考える必要があります。ヒントは基本的に一切与えられず、時には些細な違和感からヒントを見つけ出す必要もあるため、謎解きについてはやや難易度が高いと思います。

ここに注意!

操作性が悪くイライラする方も多いと思うので、快適にプレイしたい方はプレイしない方がいいと思います。ただし、決して作りが雑という訳ではないので、その点だけは注意です。

また、 Steam版は(MOD 等が配布されているか不明ですが)日本語に対応していないようです。買うならボイスも追加されているSwitch版をおすすめします。

類似のゲーム

アウターワールド・・・本作のインスパイア元の作品1。死にゲーですが個人的には一番好きな作品です。

Flashback 帰ってきた名作SFアクション【レビュー】
本作のインスパイア元の作品2。同じ雰囲気のドット絵ベースのパズルアクション。操作し辛い死にゲーなので注意。

総括

昔ながらの2Dパズルアクションを再現した作品です。操作していると操作性の悪さでイライラさせられることもあります。しかし、ドットの綺麗さ、しっかり考えればクリアできる絶妙な謎解き、SF要素満載のストーリーにより、上記デメリットを打ち消すくらい面白いです。人を選ぶ作品ですが、ドット絵の2Dパズルアクションや操作性の悪さに抵抗がない人には是非プレイしてほしい作品でした。

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