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The Vagrant メトロイドヴァニアの驚安の殿堂【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は2Dアクションゲームの The Vagrant というゲームを紹介します。ダークファンタジー色の強いサイドビュー形式のメトロイドヴァニアで、綺麗な絵柄とコストパフォーマンスがウリの作品です。やや難易度が高めで歯ごたえがある作品なので、この手のゲームが好きな人にはおすすめできる作品だと思います。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルThe Vagrant(ソード オブ ザ バークラント)
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格470円 (Steam), 1000円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクションメトロイドヴァニア
開発元 / 発売元O.T.K Games / SakuraGame
一言驚安 って読めないと思ったら造語でした。

「驚安」の読み方は?意味は? 回答内容[ご回答ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。]|驚安の殿堂 ドン・キホーテ (donki.com)

ストーリー

傭兵、ヴィヴィアンは父親の失踪の秘密を探っていた。最後の目撃報告のあったミスリリア大陸を航路で目指すものの、荒れ狂う大嵐にて船が沈没し、見知らぬ島に漂流してしまう。

見知らぬ浜辺で目覚めたヴィヴィアンは野獣に襲わていた村娘ルシアを助ける。お礼を申し出るルシアからの情報を受けて、ヴィヴィアンは都市ウィートンを目指すのであった。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションゲームです。主人公の女騎士ヴィヴィアンを操り、行方不明となった父親の謎を解き明かします。操作は移動、ジャンプ、通常攻撃(弱・強)、必殺技、回避、消費アイテム使用です。通常攻撃は剣での攻撃で、ヒットすると必殺技ゲージが増加します。必殺技ゲージを消費することで、強力な一撃を繰り出すことが可能です。

舐め腐った服装で冒険するヴィヴィアン。
敵を一閃する必殺技。派手なうえに超強力です。

本作はメトロイドヴァニアを意識しており、ダンジョン内には剣や防具の装備や消費アイテムの宝箱が沢山配置されています。一度訪れた場所に何度も戻ってくるようなゲームシステムではありませんが、探索を進めることで冒険を有利に進めることができます。

宝箱は消費アイテムのカギを使用して開けます。剣で壊して開けることもできますが、中身が壊れてしまう可能性があります。

敵を倒して得たマナを使用することでヴィヴィアンのステータスや装備を強化することができます。強化はフロー形式で、中には追加のアクションが増えるマスもあります。分岐が激しいので事前にゴールを定めておくことをおすすめします。

先に行けば行くほど強力なものが多いですがアンロックのコストも高いです。

ボス戦は巨大なボスとの戦いが多いです。3~5本のHPゲージをもつ相手と戦うこととなり、戦いの途中で敵の見た目や行動が変化します。戦いの途中で敵の攻撃パターンや攻撃を当てる方法が変わるため、戦闘中も飽きにくいようなシステムになっています。
ポーションは店売りで、大量に回復アイテムの持ち込みが可能です。ただし、ポーション使用後にはクールタイムが発生し、クールタイム中の再利用はポーションの効果が大きく低下するため、回復アイテムでのごり押しがやや通用しにくい仕様となっています。

敵もヴィヴィアンも凄くヌルヌル動きます。回避のバック宙が優雅です。
雑魚敵を召喚されて、苦しい戦いになることも。

この手のゲームには珍しく、次にイベントが発生する道、進むべき道がマップに表示されます。この機能のおかげで迷子になることは一切なく、ストレスなくプレイ可能です。お使いイベントや現在地の遠くに目的地が設定されることもほとんど無いため、最低限の探索でストーリーがどんどん進行する点は非常にありがたく感じました。

マップは非常に明快です。ショートカットやセーブポイント、ワープポイントも多数用意されています。

難易度はノーマル・ハード・ベテラン・ルナティックの4種類から選択可能です。私はハードでプレイしましたが何度も死に、エンディングまで12時間程度要しました。(ボス戦で負けたり、稼ぎをしていたため、もう少し早くクリアできる人もいると思います。)

おすすめポイント

・造り込まれたストーリー性

滅茶苦茶頑張れば勝てる負けイベが用意されていたり、ボスに負けた際に固有のシナリオやグラフックが用意されていたるち、細かいところまで手が行き届いています。出現する敵やキャラクターもボイスやグラフィックが非常にリアルで世界観にマッチしています。一方で最強装備がビキニだったり、倒した敵がモンスターペディアという図鑑に登録されたり等、細かいネタも含まれています。

イベントシーンの一枚絵も沢山用意されており、綺麗なイラストだけで非常に楽しめる作品になっています。

この手の気色の悪いデザインってよくできますよね。
敵の生態やこれまでのストーリーをメニューから確認することもできます。

・驚きのコストパフォーマンス

やけにお値段が安く、通常時でも500円、セール中には200円台で購入可能です。イラストやゲーム全体のクオリティは勿論、ボリュームもその辺のゲームに引けを取らないためとりあえず購入してもいいレベルの作品です。何気に盛り上がるBGM、日本語のボイスに対応している点も高評価でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・コストパフォーマンス重視の人
ダークな世界観が好きな人

記載の通り、値段がかなり安く、ボリュームもそれなりにあるためコスパは良好です。この手のゲームは一般的に2000円程度することが基本なので、470円は破格だと思います。また、全体的に話の展開が重く、出てくる敵や背景も禍々しい雰囲気のものが多いです。ダークファンタジーが好きな人にはハマるかもしれません。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・クオリティの高さに期待している人

(1コインという点を考慮すると)グラフックや操作性、アニメーションやBGMはいずれもよくできています。よく言えば値段以上のボリューム・クオリティですが、値段を気にしないのであればもっとクオリティが高く面白い作品があるのかなと感じました。クオリティの高さに期待している人にはおすすめすることはできないと思います。

ここに注意!

ボス戦で負けた際にも、エンディングが進んで実績がアンロックされることがあります。アンロックを目指している人はボス戦は一度負けることをおすすめします。

難易度イージー・ノーマルの場合、ポーションでのごり押しが可能です、がっつり苦戦したい人はハードモードでのプレイかポーションの利用を縛ってもよいかもしれません。

縦方向に登っていくダンジョンがあるのですが、画面外から狙撃されて落とされたり、飛行する倒し辛い敵にぶつかって落とされたりすることがしばしばあります。やや意地悪なダンジョン設計だと感じました。

類似のゲーム

ドラゴンズクラウン・・・マルチプレイ対応の 2D アクション。イラストやゲーム性がやや似ている。

Vigil: The Longest Night 王道メトロイドヴァニアの超大作【レビュー】
同じくダークファンタジー寄りのメトロイドヴァニア作品。王道でボリュームも十分なため遊びやすいです。
3000th Duel 己を取り戻すための戦い【レビュー】
こちらもやや癖は強いですが、おすすめのメトロイドヴァニア作品です。

総括

サイドビュー形式の2Dメトロイドヴァニア作品です。ややゲームバランスが意地悪な部分が目立ちましたが、グラフィックが綺麗でコスパも最高なため、十分楽しむことのできるレベルだと思います。難易度Normalだとかなり簡単なようなので、アクションゲームが苦手な人はこの手のゲームの取っ掛かりに本作を遊んでみて、ハマったらより難しい・クオリティの高いゲームに挑んでみてもよいと思います。

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