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The Swords of Ditto: Mormo’s Curse 100年に渡る戦いに決着を!【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は The Swords of Ditto: Mormo’s Curse というローグライク 2D アクションの紹介を行います。デフォルメ調で描かれた可愛らしい見た目と、ゼルダの伝説ライクな謎解きアクションが特徴の作品です。周回プレイが前提のゲームシステムで、タイムアタックややりこみ要素が好きな人にはお勧めできるかもしれないので気になった人は是非遊んでみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルThe Swords of Ditto: Mormo’s Curse
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1,520円(Steam), 2,100円(Switch)
プレイ人数1-2人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション / ローグライク
開発元 / 発売元onebitbeyond / Devolver Digital
一言ずっとメタモンの剣なのかなと思ってたのですが、Ditto って同上とか同じって意味なのですね。

ストーリー

魔女「モルモ」がディットー島にひどい呪いをかけている。
100年ごとに現れては島中を呪いの力でめちゃくちゃにしているんだ!

そこで、キミは魔女モルモを倒すために100年に1人現れると言われる”ディットーのつるぎ”に選ばれた!
つるぎに込められた不思議な力を解き放ち、ご先祖様から受け継がれたパワーを使いこなそう!

もしも、キミが冒険の途中で倒れたとしても…
つるぎと共にそれは伝説となって次の時代に引き継がれるはずだ。

冒険と冒険をつなぎ合わせて、魔女モルモを打ち倒そう!

街中に配置された伝説の剣を抜くところから冒険は始まる。

こんなゲーム

見下ろし型の 2D アクションゲームです。伝説の勇者として選ばれた主人公を操り、魔女モルモを倒すことが目標となります。本作はローグライクシステムとなっており、マップや敵の配置がランダムで作成されます。主人公の操作は移動・剣での攻撃・ローリング(回避)・アイテムの使用です。

敵のレベルと体力、与ダメージが表示されます。

最初は何もアイテムを持ちませんが、探検を進めることで爆弾やブーメラン、回復アイテムなど、戦闘や謎解きに使えるアイテムがどんどんと増えていきます。

遠隔攻撃できるアイテムは遠くのスイッチを押すことができる
入手した装備はメニューからショートカットに設定可能。

本作では現実の20秒がゲーム内の1時間に対応しており、時間経過で強制的にモルモとの戦いが始まります。モルモは100年毎に出現するため、モルモ戦で勝っても負けても100年経過し、次の新たな勇者を操ってモルモを倒す旅にでます。最初は時間制限にも余裕がありますが、世代を追う毎に準備期間が短くなるため、効率よく探索を行う必要があります。

自室で寝ると体力を回復できるが時間が経過してしまう。

モルモは自身の能力を底上げするために、フィールド内に4つのアンカーを配置しています。アンカーはそれぞれダンジョン内に隠されており、ダンジョンをクリアすることでアンカーを破壊することができます。松明に火をつけたり、遠くにあるスイッチを起動したり、ひびの入った壁を爆弾で壊したりとあるあるな謎を解きながら先に進んでいきます。

ダンジョン内では時間が進まないのでゆっくり攻略ができる。

アンカーを破壊すると最終決戦でモルモの能力を弱体化させることができるため、ダンジョンをくまなく探索してモルモを弱体化させてからダンジョンに挑んだり、実力に自信があればいきなりモルモに挑むこともできます。

ダンジョンの奥に潜むボスを倒すとアンカーを破壊できる。

本作では敵を倒すことで経験値が貯まり、一定数貯めるとレベルが上がります。レベルが上がると最大体力や攻撃力が上がり、探索が有利になります。世代を追うごとに敵のレベルも上がっていくので適度にレベルをあげる必要があります。

1週目はモルモのレベルが6が適正レベル

敵を倒したコインを用いることで回復アイテムやステッカーを入手することができます。敵を倒したり宝箱からステッカーを入手することがあります。これを装備することで攻撃力や防御力、各属性攻撃への耐性等のステータスを上げることができます。

頭、武器、鎧、腕にそれぞれシールを張ることができる。

マップはやや広めですが、フィールドの各地にワープポイントが用意されており、初期から持っているアイテムを使用することで一度訪れたワープポイントにいつでも移動することができます。

時間を無駄にしないため、見かけたら有効化しておきましょう。

難易度はヒーロー・ふつう・ゆっくりの 3 つから選択可能で、メニューからいつでも変更することができます。一周は 3 – 5 時間程度でクリア可能です。

おすすめポイント

・世代を超えて紡がれる意志

本作では死んでしまった場合もお金とレベルだけを持ち越し、次の世代から1から冒険が始まります。モルモ戦においても勝敗に関わらず、戦闘後は 100 年の時間が経過し、新たな勇者がステータスを引き継ぎ冒険することとなります。

1週目は簡単ですが、後ろの世代になるほど難易度が高くなります。例えば、ダンジョン毎にランダムな制限がつくのですが、世代を追うと複数の制限がつくこととなります。敵を倒して得られる経験値が半減はまだ序の口で、ステッカー・ローリング不可といった致命的なものもあるので、ランダム性に振り回されることとなります。

また、敵のレベルが上がり、出現する装備も強力なものが出現するようになるため、やり込みがいがあったり、新たな発見もあります。

更に、敵を倒した際に出現する”天空の欠片”というアイテムを集めて、特定の NPC に渡すことで、死んだ際にやり直しできたり時間を巻き戻したりすることができます。

ダンジョンや課される制限に併せて使用するアイテムや装備を変更したり、プレイスタイルに併せて時間やアイテムの使い方を考慮する必要があるため、プレイの幅があり楽しめます。

・2P Coop プレイに対応

本作では 2P Coop プレイに対応しており、2人で冒険に繰り出すことができます。敵に纏めて殴りかかったり敵の攻撃を分散できたりと冒険が少し楽になるので、2人で遊べる方は遊んでみてください!

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・タイムアタックや周回要素が好きな人

本作は周回プレイが前提で、どちらかというと限られた時間内でどれだけ準備をこなせるかが焦点となるゲームです。マップ配置はランダムですが、大まかな傾向や立ち回りは同じなのでタイムアップまでの行動指針の組み立てを行う部分に楽しさを見出せます。最初は簡単でも次第に難しくなっていくため、タイムアタックが好きな人ややりこみ要素が好きな人には向いていると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・ローグライク要素を楽しみたい人
凝った謎解きを楽しみたい人

ランダムは要素が少な目、世代が変わってもやることは変わらず、マップ自体に大きな変化は発生しないので飽きやすいです。用意されている謎も簡単であまり解きごたえが無いので、飽きやすい人、難解な謎を解きたい人には向いていないと思います。

ここに注意!

新エンディングを見るには最低でも5世代で攻略を行う必要があるため、かなり根気がいるので要注意です。

類似のゲーム

Songbringer・・・ゼルダの伝説ライクなドット絵でマップが自動生成のアクションゲーム。いずれ紹介するかも。

総括

見下ろし型のローグライク成分を含む 2D アクションです。ゼルダの伝説のような雰囲気で、アイテムを使いつつ謎を解き、100毎に現れるボスを倒すことを目標とします。カートゥーン風の親しみやすいデザインと世代を受け継いで何度もボスに挑む点が特徴です。周回プレイ要素はユニークなのですが、謎解き・アクションの双方の観点がやや薄味で間延びしているように感じました。時間管理ややり込み要素が好きな人にはおすすめできる作品なので気になった人は動画を確認の上で遊んでみてください!

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