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The Bridge 世界を回して、おじさんを帰宅させるパズルゲーム【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は The Bridge というパズルゲームの紹介をします。モノクロのだまし絵的な空間に佇むおじさんをゴールのドアに導くゲームです。一応、ジャンルとしてはアクションパズルに該当しますが、アクションの要素はほとんどないので、難しい操作が苦手な人にもお勧めです。世界観とパズル要素が独特なのがみどころです。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルThe Bridge
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4, Xbox One
言語日本語対応
ジャンルパズルゲーム、脱出ゲーム
開発元 / 発売元Ty Taylor and Mario Castañeda, The Quantum Astrophysicists Guild / The Quantum Astrophysicists Guild
一言世界を操り、移動しかできないおじさんを帰宅させるゲーム。

ストーリー

(ストーリーはあってないようなものですが、いまいち汲み取れなかったので、自己流の解釈です。)

劣等感に悩むおじさんが、心の中のニュートン・マウリッツ・エッシャー(だまし絵の人)の思考に触れ、脳内パズルを解くうちに自身も数学的・物理的思考に身をゆだねて成長していくというお話です。多分。
#プレイするうえではあまり気にしなくていいと思います。

こんなゲーム

基本的な操作は主人公の男性を左右に移動させる+画面を左右に傾けるの 2 つです。白黒の世界の中、主人公をゴール(自宅の扉)に導くことが各ステージでの目標です。主人公は壁を上ることはできませんが、画面を回転させることで壁を歩いたり、鍵などを動かすことが可能です。

下記はチャプター 1 のステージ 1 のチュートリアルコースです。

左下がスタート・上の扉がゴール。
画面を傾け、スタート地点の先にある坂を上る
足場から降り、真ん中のだまし絵部分の柱を歩いて反対側に。
同様に傾けて壁を歩き、扉に到着!

上記のようにだまし絵の要素?や重力に従ってゴールを目指すことがポイントとなります。ゲームを進めると、扉を開けるための鍵やアイテムを巻き込む渦(ブラックホール)等が出現し、どんどん複雑になっていきます。

ゴールには鍵が必要。鍵をゲットするには・・・?

いかつい顔したボールは触れるだけで即ミスになります。画面を傾けると当然転がるので、同時に動きを予測しましょう。時には床に設置されているスイッチを押すために、有効活用する必要もあります。

暴力的な顔をしています。触れると即死。おじさん曰くすごく痛いらしいです。

同様にあらぬ方向に落ちればミス。無限に落ちていく。。。

ゲームの進行は常に記録されており、いつでも戻るボタンを押すことで巻き戻すことができます。これによりミスした場合や細かい操作の失敗などをすぐにやり直すことができます。試行錯誤しやすいので、非常に助かる機能です。

おすすめポイント

・独特なパズルシステム

回転の要素にだまし絵の要素が上手くマッチしており、パズルの質に驚かされます。意外なことができたりできなかったり、試行錯誤することも楽しいです。序盤は手当たり次第にできることを試しているとクリアできてしまいますが、後半は全体を見通して筋道を組み立てる必要があります。複雑なだけに解けた時の爽快感はたまらないです。障害物のボールや渦を避けるわけではなく攻略に組み込むことがポイントになります。

・ミラーステージの存在

本ゲームは 4 つのチャプター内にそれぞれ 6 つのパズルがあります。24 本をクリアするとエンディング後に、各ステージのミラーステージへ行けるようになります。そのため、計 48 本構成です。ミラーステージでは通常ステージの背景・足場が反転し、ギミックが追加され難易度が上がります。前半はチュートリアルのようなステージが多く、かなり簡単なのですが、後半やミラーステージはかなり難解になり、回転や移動の幅やタイミングがシビアになります。ステージ数は大量というほどではありませんが、中々クリアできないので、ボリュームは体感十分に感じます。

1-1 のミラーステージ、障害物があるだけで難易度が急増。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・パズルゲームが好きな人

The パズルゲーム といった感じの王道パズルアクションです。同じ画面を延々見たり・何度も試行錯誤した末にクリアすることが好きな人におすすめです。クリアするだけではなく、最適解でのクリアや隠しアイテムなどのコンプリート要素もあるので、是非探してみてください。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・アクション・ストーリー要素を求める人
全体を客観的に見通すことが苦手な人

アクション成分・ストーリー要素は皆無なので、注意ください。また、後半に進むほど状態や障害物、選択肢が増えてくるため、総当たりで対応することが難しく、全体を見通す力が必要となってきます。ヒント等の機能もないので、クリアには忍耐力が必要となります。

ここに注意!

基本的に最初に与えられた要素を上手く動かしてゴールに到達するパズルなので、追加で情報を与えられることはありません。モノクロということも相まって全体的に地味です。また、ロードや巻き戻し、移動・回転など、ゲームテンポがゆっくりで少し爽快感に欠ける気がします。

類似のゲーム

Braid ・・・時間を操るパズルアクションの名作。紹介はこちら

総括

重力とだまし絵を使った類を見ないパズルゲームです。パズルのテーマは面白く、質もよいですが、全体的な雰囲気の暗さや地味さ・テンポの悪さやギミックの少なさは少し目立つように思いました。ガッツリパズルゲームを解きたい人や、(序盤はチュートリアルなのですぐ終わりますが)1日1題解きたい方にはもってこいかもしれません。

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