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The Binding of Isaac: Rebirth 狂気に染まったママから逃げろ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は The Binding of Isaac: Rebirth というローグライクシューティングを紹介します。狂気に染まって息子を殺害しようとする母親から逃げながら、家の地下にあるダンジョンを探索する作品です。450を超える圧倒的なアイテム数と、多数のやりこみ要素による中毒性の高いシューティング、グロ汚い汚物がいっぱいのデザインが特徴の作品です。日本語非対応ですが、ストーリーはほぼ無し、英語がわからなくてもプレイに支障はないので是非トライしてみてください!

それでは早速紹介していきます!
#色々と汚い作品なのでお食事中の方はご注意ください。

#本稿は Rebirth までの内容について記載しておりますが、Repentance 等のDLCの内容は含みません。

概要

タイトルThe Binding of Isaac: Rebirth
対応機種Steam, PS4(5), Nintendo Switch
#PS, Switch版は日本語対応ありでDLCがついてきます。
価格1,480円(Steam), 5,031円(PS), 5,300円(Switch)
プレイ人数1~2人(マルチプレイ対応)
#Switch版だと4人まで遊べるようです。
言語日本語非対応(Steam版), 日本語対応(PS4, Switch)
ジャンル2D アクション, 2D シューティング, ホラー, ローグライク
開発元 / 発売元Edmund McMillen and Florian Himsl / Edmund McMillen
一言合法的にう〇こと連呼できる作品で気づけば400時間以上遊んでいます。
Super Meat Boy と同じ開発の作品なので、どこかで見たことのある姿を見ることがあります。

ストーリー

小さな家に住む主人公アイザックとそのお母さんは、簡素ながらも幸せな生活を送っていました。
ある日のこと、お母さんがクリスチャン向けのテレビ番組を見ていると
「お前の息子は罪により穢れている。救済しなくてはならない」と天からのお告げが。
突如包丁を持って襲い掛かってきたお母さんから逃げ回ったアイザックは、カーペットの下にあった扉を見つけ出します。
丁度お母さんがドアを突き破って入ってきた時、彼はその扉の中へ飛び降りたのです。
何処まで深いのかも分からない地下へと…。

こんなゲーム

サイドビュー形式のローグライク×2Dアクションです。主人公のアイザックを操り、突如殺人鬼と化した母親から逃げるため、家の地下のダンジョンを冒険します。ローグライク形式なのでマップは毎回自動生成され、主人公は常に最弱状態から始まります。操作は移動・攻撃(4方向)・爆弾・アイテムの使用と非常にシンプルです。

操作はこれだけ、非常にシンプルです。

攻撃ボタンは十字4方向に対応しており、アイザックは涙を4方向に飛ばして攻撃を行います。涙はまっすぐ飛ぶわけではなく、移動時の慣性を受けて微妙に軌道が曲がるため最初は扱いにくいですが、慣れると物陰に隠れながら、敵を安全に倒すこともできます。

攻撃は4方向だけで斜めに攻撃は行えません。

ダンジョンは6~9個のフロアから構成されており、初代ゼルダの伝説のダンジョンを彷彿とさせるような造りとなっています。各フロアは雑魚敵部屋、ショップ、アイテム部屋、隠し部屋、ボス部屋等を含む8~20個程度の部屋で構成されており、道中では宝箱やショップから強化アイテム、消費アイテム等を獲得しながらアイザックを強化していきます。

宝箱には鍵が必要なものと必要がないものがあります。ハズレがでることも。。。

アイテムには爆弾・消費アイテム・装備アイテム等、下記のように様々なジャンルがあります。アイテムを取得することで、ショットが変形したり、攻撃力や攻撃速度、最大体力といったパラメータが強化されていきます。

爆弾・・・床に設置して一定時間後に爆発する。ブロックを破壊したり隠し部屋を開くことができる。
消費アイテム(ピル)・・・体力や攻撃力が永続的に増減する。効果は使ってみてのお楽しみ。
パッシブアイテム・・・涙の軌道が変わったり最大体力や攻撃力、攻撃速度や攻撃範囲等の強化が行われる。
発動アイテム・・・周りの敵にダメージを与えたり、回復やテレポート等の効果が発揮される。消費後、敵を倒してゲージを貯めることで再使用可能となる。
装備アイテム・・・1種類だけ保持可能。パラメーターのアップや特殊効果が発揮される。
攻撃がレーザーや溜め攻撃になることも
強化アイテムを取得するたびにアイザックの見た目もどんどん人間離れしていきます。

ボス戦では強大かつ醜悪な敵との戦闘となります。ボスを倒すことで強化アイテムやハートを入手し、次のステージに進むことができます。一部マイナーチェンジもありますが、ボスは50種類以上用意されており、一定のプール内からランダムで選択されるため、全てのキャラクターを目撃するだけでも一苦労です。

ボスは醜く、強大な敵とのバトル。攻撃方法も汚いものが多いですw

ショップでは集めたコインで買い物を行うことができます。鍵や爆弾、ハートや消費アイテムなどを購入することができるため、全てのマップを一通り探検して、コインを回収することが一般的です。

ショップのオーナーは既に死んでいる模様。泥棒はできません。。。
隠し部屋には爆弾で壁を壊して突入。コインや消費アイテムが沢山あります。

1プレイは 30~90分程度でクリア可能です。基本的に複数回の周回が前提となっており、2週目以降は更に奥のステージまで進むことができます。18+α+β回エンディングに辿り着くことで真のエンディングに到達することができます。

終盤の敵は攻撃の密度が激しいです。

冒険を進めることでプレイアブルキャラクターをアンロックすることができます。各キャラクターはパラメーターや初期アイテムが異なるので、様々なプレイスタイルで冒険することができます。また、ハードモードやチャレンジモード等も用意されているため、やりこみ要素は多めです。

キャラクター毎にステータスや初期アイテムが異なります。

おすすめポイント

・シンプルだが奥が深く何度も遊べる作風

非常にシンプルな操作性ですが、アイテムのバリエーションは450を超えるほど豊富で、強化アイテムの強化幅が大きいため、何度も遊べる作品となっています。難易度は高めですが、強化アイテムの組み合わせ次第ではボスを一撃で倒してしまうほどの攻撃力になったり、コインや爆弾・鍵の数が99となったりと、大味なゲームバランスでローグライクらしい激しいインフレを楽しむことができます。ワンプレイも最大60~90分程度でエンディングまで到達可能と程よい短さであり、ロードが短くリトライも即時のため、遊びやすい作品に仕上がっています。

また、特定の装備アイテムを持った状態でプレイが開始するチャレンジモードやボスラッシュ、沢山の実績要素・アンロック要素とやりこみ要素が豊富で数十時間は楽しめる作品に仕上がっています。特にチャレンジモードはマップ全体が暗い呪いにかかってしまったりボンバーマンのようにボムのみで戦うようなユニークかつ高難易度な冒険を楽しむことができます。また、隠しイベントやアイテム同士の共鳴といった機能も用意されており、何度遊んでも新しい発見がある作品です。

特定の条件を満たすことで入ることができる部屋。最大HPを減らすことで強力なアイテムを入手できます。

運が良いとラスボスを含めて無双できます。超でかい斧で敵をほぼ一撃で倒すシーン。

また、特徴的な点としてママの下着やハエといった他のゲームでは一切出てこないであろう強化アイテム、完全にアウトな見た目の敵が出現します。グロテスクな世界観ではありますが、デフォルメ化されていて雰囲気が柔らかく、ツッコミどころ満載のシュールな世界観なので、ホラーやグロテスクな雰囲気が苦手な人でも楽しめると思います。

敵の形もモロにあれですね。

更に、本作は2人でのローカル協力プレイに対応しており、SteamのRemote Play Togetherにも対応しております。ただし、ライフやアイテムは共有で難易度も高めなので、ややプレイのハードルは高いように感じました。

アイザックの左隣の人形が2Pのキャラクターです。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ローグライクシューティングが好きな人
コストパフォーマンスを求める人

操作がシンプルですが圧倒的なアイテム数により何度も楽しめる作品に仕上がっています。隠された要素が多く、キャラクターやチャレンジモードなど攻略を進めることでどんどんと新たな要素がアンロックされていくため、ついつい何度も遊んでしまう作品です。ローグライクらしくアイテムの引き次第で無尽蔵に強くなっていくので、ローグライクシューティングが好きな人にはお勧めできます。

価格も手頃でセール中の購入であれば、コストパフォーマンスは最高レベルなので、コスパを求めるゲーマーにはおすすめできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・ホラー要素 / グロ要素 / 下品な要素が苦手な人
・高難易度STG、アクションゲームが苦手な人

見た目通り、グロテスクな敵やう〇ちが大量に出現します。デフォルメ化されているので可愛らしい(?)レベルですが、グロテスクな要素、ホラーや下品な要素が苦手な人にはあまりおすすめできないと思います。

また、敵の弾幕は薄めですがこちらの当たり判定も大きいため、繊細な操作を求められます。ストーリーが進むと敵の攻撃が激しくなりますが、アイテムの引き次第では非常に厳しい戦いを強いられることもあるので高難易度のアクションが苦手な人にはおすすめできないと思います。

ここに注意!

ゲーム内で入手したアイテムの効果が分かり辛い点、放物線を描く敵の攻撃の着弾点が読み辛く攻撃を避けづらい点、一度クリア済みの部屋間でワープができない点がやや不便だと感じました。

当たり判定・敵弾が大きいので、弾幕シューティングのような雰囲気とは異なります。

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The Binding of Isaac・・・本作の前作。内容は本作がベースでアイテムの種類等の一部要素が減っただけなので本作を購入するのであれば買わなくてOK。

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総括

見下ろし型のローグライク2Dアクションです。主人公のアイザックを操り、殺人鬼と化した母親から逃げながら冒険を進めていきます。グロ・下品な要素がてんこ盛りの特徴的なデザインと、450を超える圧倒的なアイテム数、アンロックやチャレンジモードといったやりこみ要素が特徴で、ローグライクらしく何度も遊べる作品に仕上がっています。非常に人を選ぶ作品ですが、コアなユーザーには間違いなくハマる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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