こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は The Almost Gone というパズルゲームの紹介を行います。自分の家によく似た空間に閉じ込められてしまった女性が、家族の秘密と隠された謎を解き明かしながら脱出を試みるポイント&クリックの作品です。隠された秘密がどれも深刻でヘビーな展開が続く作品なので、憂鬱な気分になりたい人にはお勧めできる作品だと思います。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | The Almost Gone |
対応機種 | Steam, IOS, Android, Nintendo Switch |
価格 | 1,010円(Steam), 120円(IOS), 98円(Android), 1,490円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | パズルゲーム, 謎解き, ホラー |
開発元 / 発売元 | Happy Volcano / Playdigious, XD |
一言 | むしろ良く気付かなかったなとつっこみたいレベル |
ストーリー
生と死の狭間でただ一人、主人公は自分の運命を指し示す真実を解き明かす冒険に出る。美しく描写された平凡な郊外の生活。その表と裏に隠された真実を深く掘り下げていく。(Steam Store より抜粋)
こんなゲーム
ポイント&クリックの謎解きゲームです。謎の空間に閉じ込められてしまった主人公の女性が脱出を試みます。本作は5つのチャプターから構成されており、自分の家によく似た謎の空間や祖父の家、母親が入院していた病院等、家族に関連する建物が舞台となります。各チャプターでは複数の部屋を行き来しながら、外に出るための手掛かりを探ります。
操作は左クリックで気になったところを調べる、右クリックで入手済みのアイテムを確認、左クリック+ドラッグで、部屋を回転させて死角の壁を調べることができます。無造作に散らばっているアイテムや家具等から暗証番号の数字を特定したり、塞がれた扉をこじ開けて先に進んでいくこととなります。
部屋を探索する過程で主人公が目を背けてきた家族の秘密が垣間見えます。
クリアまでは3-5時間程度、やりこみ要素はなくボリュームはやや少なめです。
おすすめポイント
・隠された悲しい過去
シンプルながらも可愛らしいデザインですが、この手のパズルゲームでは珍しく、ホラーや陰鬱な要素が満載です。現実と空想が入り混じる不思議な世界の中に、目をそむけたくなるような悪意と悲しい事実が至る所に散りばめられています。グロ要素やがっつりとしたホラー要素はありませんが、気が滅入る展開しか待ち受けていない大人向けの作品なのでご注意ください。
下記の4点から、ゲームとしては非常に遊びやすい作品だと感じました。
- ゲームシステムがシンプルで操作が直感的
- パズルの難易度は易しめで解きやすい点
- 公式で攻略動画が投稿されており、困ったら確認できる点
- アクションできる場所がズームアップされるため、隅々までクリックが不要
一方で、やり込み要素が一切ない点、全ての謎が解き明かされるわけではなく、謎や後味の悪さが残る点もあるため、人によってはモヤモヤしたまま終えるかもしれません。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・雰囲気ゲーが好きな人
パズル自体も楽しめますが、重めのストーリーや異質な世界観を楽しむ雰囲気ゲー寄りの作品です。断片的な情報から導き出される嫌な想像がそのまま現実となるような救いのない展開が続きます。先の見えない不透明感や不安を味わいたい人にはおすすめできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・友人や家族とのプレイを想定している人
・スッキリしたい人
パズルを解く部分は複数人でもプレイ可能ですが、全体的に雰囲気が暗く内容も陰鬱です。謎はちょうどいい難易度で解きごたえがあり、解けた時に爽快感があるのですが、後味が悪く複数人でプレイしても盛り上がらないと思うので、1人でのプレイをおすすめします。
ここに注意!
クリア時は凄くあっけなくエンディングに突入するので、物足りなさや肩透かしを感じるかもしれません。
操作感も特に問題はなく、スマホ版の方が安いため、スマホでの購入の方がよいかもしれません。
類似のゲーム
総括
自分の家に似た不思議な空間で家族の秘密を解き明かしながら、脱出を目指すパズルゲームです。パズルやゲームシステム自体はオーソドックスで遊びやすい作品ですが、ストーリーが重く後味も悪いため、ビジュアルや重めの雰囲気を楽しむ作品であるように感じました。人を選ぶ作品だと思いますが、気になった人は是非遊んでみてください!
コメント