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Tallowmere 姫からの深淵への誘い【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Tallowmere というローグライクアクションを紹介します。シンプルでとっつきやすい軽快なアクションをマルチ協力プレイで楽しめる点が魅力的です。慣れると快適になるゲームプレイによる絶妙な中毒性により、人によってはスコアアタックにドはまりする作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!
#流血表現があるのでご注意ください。

概要

タイトルTallowmere(タロミア)
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格470円(Steam), 700円(Switch)
プレイ人数1~4人(マルチプレイ対応)
言語日本語対応
ジャンルローグライク, 2D アクション
開発元 / 発売元Chris McFarland / Chris McFarland
一言絶対防御将軍さえいれば・・・。

ストーリー

主人公の勇者はタロミア姫が趣味で作ったダンジョンに招待されます。それ以外のストーリーはありません。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションで無限に続くダンジョンに挑みスコアを競います。操作は移動・(多段)ジャンプ・攻撃・盾を構える・武器の切り替えです。ダンジョンの地形はプレイ毎にランダムに構成され、敵を倒すと出現する鍵を拾って、部屋の1番奥にある扉から次の部屋に進みます。部屋の中には雑魚敵や宝箱が配置されており、回復アイテムやコイン、装備を入手することができます。

ブロックやトラップ、敵だけが配置されたシンプルなダンジョン構成です。

最初の武器は斧ですが、全部で8種類登場します。残弾数などの制限はなく、一度手に入れたものはいつでも切り替えて使うことができます。

・斧・・・敵に斧を振り下ろす。攻撃速度は遅めだが攻撃力は高め。
・短剣・・・繰り出しが非常に早いが、リーチが短い
・刀・・・近くの敵にワープして攻撃する短距離攻撃。繰り出しも早い。
・棍棒・・・繰り出しは遅いが攻撃力が高い。リーチはやや長い。
・ロケットランチャー・・・まっすぐ飛んで壁や敵に当たって爆発する弾を飛ばす。自爆注意。
・杖・・・敵を凍らるホーミング魔法弾を出す。
・手榴弾・・・一定時間後に爆発する手りゅう弾を投げる。自爆注意。
・火炎放射器・・・中距離の炎を出して敵を燃やす。継続ダメージを与える。

瞬間移動で刀を振る主人公。敵どころかプレイヤーも早くてついていけません。
火炎放射器で敵を焼く図。継続ダメージがあるので当てたら逃げてもOKです。
盾は前方からの全ての攻撃をブロックできます。利用制限等も無いため戦闘の要となります。
武器や回復アイテムはシームレスに切り替えることができます。

道中で獲得できる武器や防具には1から7までのレベルがあります。攻撃方法はレベルが違っても同じですが、攻撃力や防御力、パラメーターの補正値が異なるため、どんどんとレベルが高いものに乗り換えていくこととなります。

1つの装備に複数の効果が含まれます。

主人公は各部屋にある魔方陣からいつでもスタート地点に戻ることができます。スタート地点ではいつでも体力の回復が可能なため、序盤は重宝することになります。終盤は敵を倒したり、一定時間毎に体力が自然回復する装備を使うことが一般的なため、戻らずにどんどん先に進むことができるようになります。

各部屋にある魔方陣からいつでも戻って体力を満タンにすることができます。

各フロアでは最大2個の鍵を獲得することができます。1つは次の部屋に進むために使い、もう1つは捕えられた商人の救出に使います。商人を救った場合は装備やポーションの売買ができます。

時にはレア度5以上の装備が買えることもあります!

ゲーム終了時には進んだ階層や倒した敵の数に応じてスコアが表示されます。やり込み要素として、特定の敵が大量発生する、特定の武器だけで攻略するといったミッションも用意されています。また、救済要素として段階的に主人公の最大体力を増やせるモードや難易度を上げるモードも用意されていました。

クリアした部屋の数がメインのスコアとなります。
可愛く罪のない子猫を惨殺することで体力を増やすことができます。
難易度を上げる設定

おすすめポイント

・シンプルながら中毒性が高い作品

出てくる武器の種類・敵の種類・イベントの種類が10個未満とこれ以上なくシンプルなゲーム性です。ただし、操作性は下記の様に特徴的で、慣れるまで若干苦労します。

・多段ジャンプが可能だが慣性がやや独特
・ジャンプによって宙返りが発生し、攻撃のタイミングによっては上や後方に向けて攻撃が発生する
・爆風系の武器は連発が可能だが爆風に巻き込まれると大ダメージを受ける
・武器は自動的に近くの敵を狙う。反動が大きいものもある

遠距離攻撃で使い勝手の良い手りゅう弾やロケットランチャーは爆風による自爆が痛く狭い所や接近戦で使い辛い、杖の魔法は連打力が乏しく大量の敵を相手取りにくいと、武器毎に特徴が異なるため、複数の武器を使い分ける必要があります。

ロケランや手りゅう弾は怒涛の間隔で攻撃できます。

攻撃速度が速く、連続ジャンプも可能なため、慣れてくると精密な操作や驚くほどの連打速度で攻撃を繰り出したり、武器を使い分けて敵を殲滅することができるため爽快感があります。自動回復をはじめとして様々なパラメーターが強化されて無敵感を感じることができるものの、中盤以降は大量の敵を同時に相手取ることとなり、油断すると一気にやられてしまいます。些細なミスでゲームオーバーとなり、悔しくてついつい再プレイしてしまう中毒性が魅力的でした。

・マルチ協力プレイ対応

本作は2〜4人でのローカル協力プレイ、Steam版であればRemote Play Togetherにも対応しています。ゲーム性・操作性共にシンプルでとっつきやすく、価格も安いので、みんなでさくっと遊ぶことができます。ただし、変化が少ないので、慣れてくると飽きやすい点は要注意です。

装備は独立なので譲り合う必要があります。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・シンプルなゲーム性やスコアアタックが好きな人
コストパフォーマンス重視の人

ランダム要素は装備の出現のみとシンプルで、運よりも実力重視なゲーム性です。ダンジョンはエンドレスで、スコアアタックがメインのコンテンツのため、スコアアタックが好きな人にはおすすめすることができます。

また、協力プレイ対応作品であるにもかかわらず、セール中は100円で購入可能と破格の作品です。コストパフォーマンス重視の人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・凝ったアクションを求める人
飽きやすい人

武器や敵の種類はそれぞれ9種類程度とかなり少ないです。序盤こそ拾った武器で戦いますが、中盤以降は毎回得意な武器でひたすら同じような構成のステージに挑むゲーム性なので、飽きやすい人にはおすすめすることができません。

ここに注意!

難易度は徐々に上がっていくものの、30フロア以降は特殊イベントとなく同じような部屋が延々と続くだけになります。普通にプレイしていても60階で120分以上要するので飽きやすい人にはおすすめできません。

類似のゲーム

Tallowmere 2・・・日本語非対応ですが本作の続編が出ています。

総括

タロメア姫が作った無限に続く自動生成のダンジョンに挑みます。シンプルですが癖の強い操作性が特徴的でそれを乗り越えて無双感を感じていた矢先に、大量の敵に阻まれて悔しい思いをするため、ついついリトライしてしまう作品です。あくまでも価格相応の出来で、出現する装備・敵・イベントが極端に少ないため、長時間のプレイには向きませんがスコアアタックが好きな人はぜひ遊んでみてください!

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