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Tales of the Neon Sea ネオンに潜む凶悪な殺人鬼を暴け!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Tales of the Neon Sea というパズルゲームを紹介します。ネオン輝く近未来を舞台にしたパズルゲームで、謎の連続殺人の事件の真相を明かします。ゲーム性・シナリオは正直いまいちですが、グラフィック・世界観が非常に良い作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルTales of the Neon Sea
対応機種Steam
価格1,730円(Steam)
プレイ人数1人
言語日本語対応
#私は Amazon Games でプレイしましたが、Steam版だと日本語対応化していないかもしれないです。
ジャンルパズルゲーム
開発元 / 発売元Thermite Games / Thermite Games
一言翻訳がもう少し改善されればいいのですが・・・

ストーリー

とある未来、そして自我を持つロボットと人間が同じ世界に生きていた時代。互いを排除し合い時に互いに依存し合う、奇妙な関係が続いていた。

警察に失望し、仕事を辞め私立探偵となった元警察官の主人公は、事件を解決する傍ら酒に依存し平凡な日々を過ごしていた。

ある日天空に巨大な要塞が突如現れ太陽の光を遮り、都市は人工光の下で真昼のように明るく、影の下で欲望と強欲がささやく陰陽の世界へと変貌した。

そんな中、主人公はバーである失踪事件に遭遇する。何の変哲もない事件だ、そう思った矢先、長年追い続けていた行方不明の殺人鬼の存在が浮かび上がる……。

現場の調査・証拠の分析・尋問などの手段で、謎と事件の真相に迫っていく主人公。
幻の後ろに真実を見つけるか、それとも陰謀に飲み込まれるのか。
真実が明らかになった時、もっと大きな謎に包まれるかもしれない。
(Steam Storeより抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の謎解きゲームです。主人公のレックスを操り、凄惨な殺人事件の謎を解き明かします。操作は”移動”・”ダッシュ”・”アクション(調べる)”と非常にシンプルです。基本的には街や事件現場を歩き回り、人やロボットに話しかけたり、気なるところを調べることでアイテムや情報を入手していきます。

日本の文化を参考にしている部分もあります。

チャプターは4(+α)つで、一見関連が無い事件を辿っていくうちに、主人公が長年追い続けていた凶悪な殺人鬼に繋がっていたというお話です。謎解きの過程で、ボタンの長押しや連打といったインタラクションな操作で危機を切り抜けたり、パズルを解くことであります。パズルはそれぞれ独立しており、解き方も問題によって様々です。パズル自体の難易度は簡単ですが、一部やや理不尽に難しい問題もありました。

中央にある黄色い光をレール伝いに移動させ、赤いマスまで運ぶパズル。丸い部分は 90°毎に回転できます。
左のスイッチのコードを辿っていき、右側のコードの色を同じにするパズル。

実際に事件現場や遺体から事件の手がかりを調べることもあります。入手した情報は歯車のピースとして管理され、それぞれの歯車を上手く組み合わせることで1つの時計となり、謎が解けるというシステムになっています。

主人公の体はサイボーグで、特殊な能力を使って細かいスキャンができます。
複数の手掛かりのピースを組み合わせて事件の謎を解き明かしましょう。

レックスは非常に賢いネコのウィリアムを飼っており、ウィリアムも相棒として事件の解決のために活躍してくれます。時にはウィリアムを操作して、情報を集めたり、レックスの危機を救うこともあります。小さな体を活かして潜入捜査したり、他の動物との交流で情報を得たりと主人公以上に活躍しているかもしれません。

実はウィリアムが主人公なのかもしれない。。。とにかく可愛い。

時には警備用ドローンに狙われたり、悪党と戦うこともあります。操作次第では主人公が死んでしまいゲームオーバーとなることもあるので、ご注意ください。といっても、難しいアクションを要求されることは殆どなく、万が一死んでしまっても直前からやり直せるのでご安心ください。

巨大な警備ロボとの戦闘も。

クリアには6時間程度要しました。収集要素としてTips機能が用意されており、細かい世界観の補足を確認できますが、ゲーム自体が面白いかと言われると微妙な所なので、2回目を遊んで全部回収する人はあまりいないと思います。

収集要素のTipsから登場人物や過去のイベントなどの補足を確認できます。

おすすめポイント

・ネオン輝く綺麗な街並み

ドット絵で表現される街並みがとにかく綺麗で街並みを探索しているだけで楽しいです。様々な国の色濃い文化が混ざっており、胡散臭い看板やオブジェクトが所狭しと並んでいるうえに沢山の人が行きかっているため賑やかです。空を飛び交うタクシーが走っていたり、ロボットが当たり前のように働いている近未来のワクワクするシーンも見受けられるため、サイバーパンクな作品が好きな人にはおすすめできます。

一枚の画像の中に情報量が多いですね。街も結構広く歩いているだけで楽しめます。
この手の作品で必ず出てくるバー。ロボットが酒を飲んでいる一面も。

犯人のノアは猟奇的な殺人者で不思議な能力を使用します。街並みだけではなく凄惨な殺人現場や能力を使う際のグラフィックやエフェクト等も非常にリアルに描かれており、ストーリーを盛り上げてくれます。怪しげな雰囲気やグロテスクな雰囲気がましましで、手に汗握る展開に引き込まれました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・サイバーパンクな世界観が好きな人

街や世界観の雰囲気、グラフィックが素晴らしい作品です。ネオン輝くアングラな街並みの探検、街を行きかう胡散臭い住人やロボットたちと交流し、世界観に浸りこむところが楽しいです。サイバーパンク系統の作品が好きな人にはお勧めできるかもしれません。 

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・シナリオに期待している人
高難易度の謎解きを求める人

シナリオ重視の作品ではありますが、シナリオは難解でプレイヤーを置いてけぼりにしたような部分があるため、あまりお勧めできないかもしれません。また、謎解きパートは総当たりでできることを試すようなシーンが多く、プレイヤーは謎を解く主人公を支援するような立ち位置となっています。論理的な思考や閃き力は一切使用しないので、高難易度の謎解きを楽しみたい人にはお勧めできないと思います。

ここに注意!

現状、日本語には対応しているのですが、とにかく翻訳のクオリティが低いです。一部翻訳されていない部分や誤字があるのは当たり前、登場人物の語尾が一貫せず、突然オネェっぽいキャラになったり、 “○○する”が”○○しろ”になっていたりと、気になる部分が多数あります。シナリオ自体は何とか理解できますが、小難しい話の中に誤字が多数含まれ、集中力をかき乱されることから翻訳が修正されてから遊んだほうがいいかもしれません。

10度見くらいしたけどやっぱり剛力彩芽だった。どんな変換ミスなんだ。。。

シナリオは近未来やロボットの特性を活かしたストーリーとなっていますが、難解で且つ淡々と進んでいくため、盛り上がりに欠けるように感じました。

一部ホラー要素、グロテスクな要素が含まれます。これらの要素が苦手な人はプレイしないことをお勧めします。個人的には主人公はサイボーグであるにも関わらず、特殊能力がスキャンしかない点が少し残念でした。

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総括

近未来の街並みを舞台にしたサイドビュー形式のサイバーパンクな謎解きゲームです。グラフィックや世界観は素晴らしいのですが、シナリオが難解かつゲーム性があまりユニークではないのでさほどおすすめできないように感じました。日本語翻訳の出来が悪い作品ですが、世界観とグラフィックは素晴らしいので、気にしない人は是非遊んでみてください!

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