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Super Lucky’s Tale 安定感のある3D箱庭アクション【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Super Lucky’s Tale・New Super Lucky’s Tale という 3D アクションゲームの紹介を行います。非常にシンプルな 3D アクションゲームで、マリオ 64 やバンジョーとカズーイの大冒険を彷彿とさせる箱庭型の作品です。可愛らしいデザインと癖の無いゲームシステムが特徴なので、普段3Dアクションゲームを遊ばない人にも向いている作品だと思います。

なお、Steam 版は Super Lucky’s Tale と New Super Lucky’s Tale のセットで販売されています。New の方が新しいですが、基本的には同じゲームシステムで、無印と内容が被る部分も多いので併せて記載してしまいます。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルSuper Lucky’s Tale / New Super Lucky’s Tale
対応機種PC, XBOX (Super Lucky’s Tale / New Super Lucky’s Tale)
PS4, Nintendo Switch (New Super Lucky’s Tale のみ)
価格3,200円(Steam)
3,500円(Switch), 3,410円(PS4)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクション
開発元 / 発売元Playful Corp. / Xbox Game Studios
一言最初見た時コンカーのパクリじゃん!って突っ込みましたが全然別物でしたw

ストーリー

冒険者になることを夢見る”ラッキー” と姉の “リラ”。彼らは “時代の本”という新世界への扉を開き、歴史を変える力を持つ本を探していた。遂に本を見つけたリラだったが、本の悪用を企む魔法使い「ジンクス」の一家と悪の軍団「キティー リター」の襲撃を受けてしまう。

戦いの火蓋が切って落とされかけたその時、時代の本が周囲の物を本の中に引き込んでしまった。リラを庇って本の世界に迷い込んだラッキーは、本の世界の中を探索し、同じく本の中に引き込まれた悪党たちの成敗を目指すのであった。

こんなゲーム

見下ろし型の 3D アクションゲームです。ラッキー(Lucky) を操り、本の世界を探索します。操作は移動、ジャンプ(2段ジャンプ)、地面にダイブ、しっぽ攻撃です。基本的にはマリオ 64 のように、ベースとなるエントランスのワールドから各ステージに入ることで箱庭型のステージに遷移します。

全体的に陽気で明るいステージが多め。

各ステージには4つのクローバーが隠されており、ステージをクリアしつつ4つのクローバーを集めることが目的です。各クローバーは下記のように入手方法が決まっています。

  1. クリア時に入手獲得
  2. ステージ内で隠された謎を解き明かし入手する
  3. コインを 300 枚集める
  4. ステージ内に配置された “L” “u” “c” “k” “y” の文字をすべて集める

2つの目のクローバーはステージ内の隠しエリアに隠れていることが多い。

アルファベットは “L” “u” “c” “k” “y” の順番でステージ内に配置されているため、一本道のステージでは取りこぼしに気づける場合があります。時には遡って取り損ねた文字を探しに行くことも。

アルファベットは様々な所に配置されている。

ラッキーは地面にダイブすることができ、やわらかい地面であれば地中に潜りながら地面を掘り進むことができます。埋まったコインやアイテムを拾ったり、地上の障害物や敵の攻撃を避けたりすることができます。

地中に埋まっているコインを拾っている図

しっぽ攻撃ではしっぽを振って敵を攻撃します。敵をひるませたり敵の攻撃を跳ね返したり、ギミックを起動したり様々なことに使用できます。たいていの敵はしっぽ攻撃を当ててもひるませるだけで倒すことはできないので、倒すときはジャンプで踏みつける必要があります。

攻撃範囲が広めなので使いやすいです。

全てのステージが 3D アクションというわけではなく、2D アクションのステージも存在します。基本操作は同じの為、奥行きを考慮しなくて良い分、2D の方が難易度は低めであるように感じました。一部のステージではラッキーが自動で走り続けるステージも用意されており、違ったゲーム性を楽しむことが可能です。

また、パズルやミニゲームでクローバーを入手できるステージもあります。下記のパズルステージは、キツネの銅像を “+” マークの付いた床に配置することでクリアとなり、クローバーを獲得できます。銅像はしっぽ攻撃を当てるとレール上を滑っていきますが、行き止まりまで滑り続けるので、他の銅像を上手くストッパーにして目的の床に移動させる必要があります。時間制限等は無いため、のんびりプレイ可能ですが、簡単なものが多くやや拍子抜けでした。

また、ステージを前後左右に動かすことで、主人公が入った球を盤上で転がして、コインを集めるミニゲーム等も存在します。落ちたりトゲに当たるとアウトなため慎重な操作を求められます。

この手のおもちゃって今も売っているのかな・・・?

↓これを思い出しますね。名前を思い出せなくて検索に時間がかかりましたw

ボリュームは無印(+無料のDLC)と New の完全クリアに 20 時間弱程度とやや少なめでした。

おすすめポイント

・3D アクションゲームとして非常にシンプルな作品

プレイヤーが行う操作が最低限で、全体的にかなり癖がなく遊びやすい作品です。どのクローバー、アルファベットもしっかり探せば一周で見つかる絶妙な位置に隠されていることが多く、丁度いい難易度に設定されているように感じました。残機も稼ぎやすいので3Dアクションになれていない人でも楽しむことができると思います。

各ステージのコンセプトやデザインにも力が入っており、ストーリー性豊かで雰囲気もかなりやわらかめです。味のあるキャラクターが沢山出てきて賑やかなため、ストーリー的にも子供から大人まで楽しむことができる作品だと感じました。

何故か謎の動物や植物が沢山出現します。ニンニクとか。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・3D アクションが好きな人
・アクションゲームが苦手な人

記載の通り、全体的にアクションの種類やギミックが少なくシンプルな構成です、難易度もそこまで難しくないため、小学生から大人まで楽しむことができる作品です。ステージ内にリトライポイントが多数用意されており、アクションゲームが得意な人も苦手な人も楽しむことができる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・コスパ重視の人
・オリジナリティを求める人
高難易度のアクションを求める人

DLC 込みで無印が 10 時間弱で完全クリア可能。 New も無印と被る部分も多く、10時間程度でクリア可能なため、全体的にかなりボリューム不足に感じます。やり込み要素なども殆どないため、何十時間も遊びたい人にはやや物足りない作品だと思います。また、いたって普通の箱庭型の 3D アクションゲームといった感じで、正直オリジナリティには欠けると思います。ユニークなゲーム性を求めている人には向いていない作品だと感じました。

ここに注意!

難易度自体はやや簡単~普通ですが、下記の4点がやや厄介です。

  1. カメラ操作の可動範囲がかなり小さく、奥行きの把握が難しい
  2. 総体力が3しかない。回復ポイントも限られている
  3. 2段ジャンプのジャンプ力がかなり低い
  4. 一定時間内にコインを回収するギミックがやけに難しい

特に1はかなりストレス要因です。3D アクションのカメラワークは重要なのでもう少し融通が利くとよかったと思います。

各プラットフォームにて “New Super Lucky’s Tale” のデモが無料で公開されているので、購入を悩んでいる人はこちらを遊んでみることをお勧めします。

類似のゲーム

Yooka-Laylee・・・同じく箱庭形式の3Dアクションゲーム。ゲーム性、操作性、ボリューム全てが高クオリティ。紹介はこちら

総括

箱庭型のステージクリアタイプの3Dアクションです。グラフィックや世界観の造り込みは素晴らしいですが、やや扱い辛いカメラワークとボリュームの少なさが目立ちました。オリジナリティに欠ける・コスパはやや悪い部分もありますが、内容自体は面白いので3Dアクションが好きな人は遊んでみてください!

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