こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Sunblaze という高難易度の 2D アクションの紹介を行います。以前紹介した Celeste を強く意識した作品で、沢山のトゲや障害物を避けながら多数のステージクリアを目指す死にゲーです。非常に繊細な操作を求められますが、操作感・リプレイ性は良好で、クリアできた時の達成感は病みつきです。高難易度アクションが好きな人にはお勧めできる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Sunblaze |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 1934円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Games From Earth / Bonus Stage Publishing |
一言 | I WANNA BE THE HERO ですね。 |
ストーリー
ジョシーはやる気満々そうな目でこちらを見ている。彼女のパパは元スーパーヒーロー、そんなパパが中に入ってチョロっと楽しめるトレーニングシミュレーターを作ってくれた~。まあ実のところ、パパは自分の娘にスーパーヒーローになるためのトレーニングをさせるなんて、イヤなのかもね?だって、このトレーニングルームは徐々に牙を向いてくるし…でもジョシーは望むところみたいだぞ。
(Steam Storeより抜粋)
こんなゲーム
サイドビュー形式の 2D アクションです。主人公のジョシーを操り、ヒーローとなるための強化プログラムをクリアします。各チャプターは多数のステージで構成され、各ステージは1画面内で完結します。ステージ内に配置されたチップ(ゴール)を取得することを目的としてトゲを超えたり、敵を倒したりしながら進んでいきます。体力や残機の概念は無く、障害物に当たったり穴に落ちると即座にミスとなり、スタート地点から再開となります。
操作は移動・ジャンプ(2段ジャンプ)・ダッシュ・崖捕まりと非常にシンプルです。ダッシュはジャンプ中に1度のみ繰り出すことができ、水平方向にのみ移動可能です。移動は勿論、敵に突っ込むことで敵を倒すことができたり、ギミックを動かしたりと様々なことに使うことができます。敵を倒すとダッシュ・2段ジャンプが復活するので、下記のように飛び込むと同時に敵を倒して、戻ってくることもできます。
一部のステージではゴールの扉が閉まっており、道中に存在する敵を全て倒すことで扉が開きます。他にも、横からダッシュで体当たりすると動き出すブロックや他の場所にワープするギミックなども用意されており、多種多様なステージ楽しむことができます。スタート地点は必ず安置なので、道筋をしっかりと考えてから動き始めましょう。
一部のステージには収集要素としてキューブが配置されており、各チャプターのキューブを全て集めることでそのチャプターの裏面(ハードモード)を遊ぶことができるようになります。キューブは大抵いやらしい位置に配置されているので集めるのに苦労します。
一度クリアステージにはいつでも戻ることができ、どのステージにキューブが配置されているかをマップ画面から確認することができます。回収が容易な点は非常にありがたいです。
難易度は表ステージが Celeste の A 面レベルで上手い人ならサクサク進める難易度、裏ステージが Celeste の B 面レベルで上手い人でも苦労するレベルの難易度です。1つのチャプターのステージ数は表裏逢わせて70ステージ程度と、ボリュームは決して少なくは無いのですが、Celeste と比較するとやや少ない印象を受けました。
クリアまでの時間は腕前次第ですが、私は10時間で裏表+隠しステージクリア、4100回死亡しました。やりこみ要素はありませんが、各ステージのノーミスクリアのトロフィー要素があります。
おすすめポイント
・高いハードルを越える快感
Celeste 同様、難易度は高いですがクリアできた時の快感はたまりません。ゲームをするうえで無駄な要素は完全に取り払われており、操作性は良好で、死んでもすぐに再開できるので、ストレスなくプレイすることができます。(BGM もどことなく Celeste に似せているように感じました。)
敵を倒したり、崖に捕まることでダッシュや2段ジャンプが復活するという仕様により、操作はシンプルでもアクションの幅が広く、一見不可能なステージもクリアすることができます。チャプター毎に登場するギミックが大きく異なるため、飽きずに様々なアクションを楽しむことができる点が高評価でした。
後半は、どのような順序で攻略を進めればよいのかわからないことが多くなり、パズルゲームとしても楽しめます。敢えて落ちる足場や敵を残しておいて最期の最後に足場として利用するような立ち回りや、同じギミックを2度3度使い倒すような立ち回りも多く、頭を悩まされるシーンも多くありました。その分、建てた道筋通りにクリアできた時、思いもよらない道筋が閃いた時などの喜びはたまらないものでした。
また、Celeste との違いという点では2つのボスが出現します。せっかくの大きな差別要素なので個人的にはもう少しボスの数が欲しかったところですが、他のステージと違った戦いを楽しむことができました。
また、Celeste 同様隠しアクションが用意されている点も愛を感じました。隠しアクションは知らなくてもクリアすることができますが、知っていると一部ギミックをショートカットできるようになるので、また違った方法でゲームを楽しめると思いました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・2D アクションが好きな人
・高難易度アクションが好きな人
高難易度ですが、ランダム性は一切無いので、どんなに難しいステージでもリトライを重ねることで自然にクリアできるような設計となっています。Celeste を始めとする高難易度 2D アクションが好きな人、困難を乗り越えることが好きな人、自分のプレイに酔いしれたい人にはお勧めできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度のアクションゲームが苦手な人
・我慢強くない人
全体的に難易度が高めで全ステージクリアまで数千~数万回死ぬことが想定されます。ゼンモードという難易度緩和モード(無限ジャンプ可能・不死身になる等)もありますが、非常に繊細な操作を常に要求されるため、高難易度のアクションゲームが苦手な人にはお勧めできないと思います。また、同じステージで何度も死ぬことが想定されるため、我慢強くない人にもお勧めできないと思います。
ここに注意!
2段ジャンプが残っているかどうかが、キャラクターの見た目からわからない点がやや不便でした。
一部のステージではクリアの方法が1つに限られず、様々な方法でクリアできる場面があります。大胆なショートカットがあるステージもあり、少しもやもやする部分がありました。
類似のゲーム
Celeste・・・本作の基となった作品。バリエーションとボリュームはこちらの方が上。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の高難易度の 2D アクションです。主人公のジョシーを操り、ヒーローとなるため強化プログラムに挑みます。Celeste を強く意識した作品で、1画面式の高難易度のアクションにひたすら挑む死にゲーです。一画面で完結するので事前に道筋を建てやすい、操作感とリトライ性が抜群で何度も挑みやすい、ステージ毎にギミックが異なり様々なアクションを楽しむことができると手堅い作風に仕上がっており、個人的には凄く楽しめました。
Celeste の方がボリューム・ギミックの幅が多いイメージだったので、Celeste にハマったら本作をプレイすることをお勧めします。
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