こんにちは、ちゃぶ台です。
今回はスキタイのムスメというパズルゲームを紹介します。美しいドット絵のビジュアルとサブタイトルの通り、サウンドに凝った作品で一風変わった雰囲気・内容になっています。青銅器時代が舞台のユニークな作品なので、神秘的な雰囲気が好きな方は是非見ていってください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | スキタイのムスメ -音響的冒険劇- Superbrothers: Sword & Sworcery EP |
対応機種 | Steam, IOS, Android |
価格 | 798円(PC), 300円(Android), 370円(IOS) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | パズルゲーム(+2D アクション) |
開発元 / 発売元 | Capybara, Superbrothers, Jim Guthrie / Capybara Games |
一言 | 「好きたい(博多弁)」ではなく「スキタイ」 スキタイ(希: Σκύθαι, 羅: Scythae)は ユーラシアでは紀元前9世紀〜紀元後4世紀にかけて、中央アジアのソグディアナでは紀元後12世紀までの活動の記録が見えるイラン系遊牧騎馬民族および遊牧国家である。(Wikipediaより) |
ストーリー
時は青銅器時代、場所は山岳地帯のある荒れた土地。あなたはその手で戦士を導いて、時には凄まじい戦いで勝利をもぎ取り、さらには神秘的な音楽パズルをずんずん解き明かしていきます。さあ、スキタイのムスメが抱える果たすべき使命を、最後まで見届けましょう。(Steam Store より抜粋)
イメージとしてはトライフォースを探しに行く感じです。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dパズルアドベンチャーです。ポイント&クリックのパズルゲームで、宇宙の姿を象徴する存在であるトライゴンというオブジェクトを集めて奇跡を起こし、自身に課せられた使命を果たすことが目標となります。
基本操作は移動・調べる・剣を振る・”絶世の大書”を開く・祈るの5つで、全ての操作をマウスで行うことができます。特定の場所を調べたり、剣を振ったり、祈ったりして謎を解き明かすことで物語が進展していきます。
他のパズルゲームとは違い、イベントシーンで戦闘があることが特徴です。戦闘は非常にシンプルで、敵の攻撃に合わせて剣と盾をクリックするだけです。経験値や必殺技といったものは一切ありません。
初見では意外と難しいですが、何度もリトライでき、敵の攻撃パターンはシンプルなので、覚えてしまうと楽だと思います。敵の攻撃タイミングがBGMとマッチしていることもあるので、リズムを意識して回避しましょう。ちなみに、バトルで倒れてしまうと HP1の状態で復活するので、敵の攻撃の合間に盾を構え続けてHPを回復しましょう。
登場人物は “丸太さん”、”オトメちゃん” 等、どこかウィットに富んだ名前のキャラクターが出現し、主人公の使命を手伝ってくれます。当時の世界観をどれほど忠実に再現しているかは不明ですが、しっかりした建物で生活していたり、井戸があったりと結構まともな暮らしをしています。
“絶世の大書” は登場人物の思考を時間を遡って読むことができます。主人公がストーリーを進めると、起こした行動に関連する登場人物たちの思考が新たに記載されていきます。謎を解くためのヒントや小ネタ、世界観の補足が記載されるため、定期的に確認することをおすすめします。
難易度は普通で4~7時間程度でエンディングに到達可能だと思います。途中で選択肢の発生がありますが、ほぼ一本なので何度も遊べる作品ではないように思いました。
おすすめポイント
・こだわりのサウンドビジュアル
音響的冒険劇というサブタイトルに恥じない粒ぞろいな良曲が勢揃いで、演出もかなり良い感じです。鬱蒼な森や怪しい洞窟の探索、怪しげな敵との戦闘や衝撃的なシーン等、要所要所でBGM/SEが演出を盛り上げてくれます。パズルゲームというよりはミニゲームのあるサウンドノベルという立ち位置の方が近いかもしれません。特に、メインテーマ(?)をヘッドホンで聞くと重低音ががっつり響くところが個人的に高印象でした。
(Steam版の場合) ゲーム購入特典でサウンドトラックを無料でダウンロードすることができるので、これだけでも十分価値があるように感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・雰囲気ゲーが好きな人
・のんびり簡単なゲームを楽しみたい人
全体的にストーリー、グラフィックとBGM、世界観の雰囲気を楽しむ作品です。青銅器時代という特徴的な時代背景の中で、のんびり探索・謎解きを楽しみたい人におすすめできます。ゲームの難易度もかなり簡単な部類なので、ゲーム初心者でも楽しむことができる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・閃き力や論理的な思考を用いたパズルを解きたい人
・ゲーム性を求める人
一般的な謎解きゲームとは違い、閃き力や論理的な思考は殆ど必要ありません。気になるポイントを探して、できることを片っ端から試してみるというプレイスタイルが基本となるため、作業ゲーが苦手にな方には向いていないと思います。
また、謎解き・戦闘自体も非常にシンプルなので、つまらないと感じてしまう人も多いと思います。がっつりゲームを楽しみたいという人にはおすすめできない作品だと思いました。
ここに注意!
スマホゲームを前提としているためか、PCでは操作しにくく感じました。また、長距離の移動に時間がかかり、移動を多く求められる中盤以降は作業を強いられている感が半端ないです。
雰囲気ゲーですがやけにカジュアルな会話や思想、メタ要素を踏まえた表現が挟まれます。若干世界観に合わない部分もあるように感じたため、メタ要素やおふざけが嫌いな人にもおすすめできないと思います。
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総括
サイドビュー形式のパズルアドベンチャーで、スキタイのムスメとなって壮大な使命を成し遂げる作品です。ゲームの面白さ・ボリュームの観点では正直微妙ですが、綺麗なグラフィックと良BGMを駆使した演出、青銅器時代という特徴的な時代背景のストーリーが光る作品です。雰囲気ゲーが好きな人にはハマる作品だと思うので気になった人は是非チェックしてみてください!
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