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サブノーティカ 異星で一人。海上サバイバル!【レビュー】

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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は サブノーティカ(Subnautica) というサバイバル作品を紹介します。未知の海洋惑星に不時着した主人公が広大な海の上で生き残りを目指す作品です。クラフトによる探索範囲の拡張や人智を超えた出逢い、徐々に解き明かされていく意外性のあるストーリーが魅力的な作品です。慣れるまでは大変ですが、ボリューム・クオリティ共に高水準な作品なので気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルサブノーティカ(Subnautica)
対応機種Steam, PS4(5), Nintendo Switch
価格3,500円(Steam), 3,000円(PS), 3,520円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクション, サバイバル, ホラー(?)
開発元 / 発売元Unknown Worlds Entertainment / Unknown Worlds Entertainment
一言あ、こうやってタイタニック号も沈んでいったんだなぁ(遠い目)

ストーリー

海洋惑星サブノーティカに不時着した巨大宇宙船オーロラ号。
唯一生き残った乗組員の主人公は、食料も帰還手段もないまま広大な海に投げ出されてしまいます。
散らばったパーツを集めたり、凶暴な海洋生物と戦ったり、仲間の痕跡を調べながら、生き残るための道を模索するのであった。

こんなゲーム

FPS形式のサバイバル作品で、オープンワールドの広大な海洋惑星を探索して生き残ることを目指します。最初は小さな脱出ポッドからゲームが始まり、海を探検して食料を調達しながら設備や装備を整えていくこととなります。操作は移動・見回す・泳ぐ・ジャンプ・アイテムの使用です。

主人公は墜落したオーロラ号唯一の生き残りです。
わずか4畳半ほどの脱出ポットが最初の拠点となります。

ポッドの周りは辺り一面海なので、潜りながら海の中を探索します。時間経過で減っていく水分ケージと空腹ゲージ、水に潜ると減っていく酸素ケージに気をつけながら生き物や植物、鉱物を集めていきます。
まずは食べられる海藻を拾ったり、魚を捕まえて拠点で調理することで食料や水を確保します。

泳いでいる魚や海藻、鉱石を手づかみで集めることができます。
脱出ポッドに備え付けられたファブリケーターを使うことで料理や素材のクラフトが可能です。

食料の余裕ができたら、銅や鉛といった素材を集めることで新しい装備や機材を作ることができます。ナイフや未知のアイテムをスキャンするスキャナー、酸素ボンベなどを作製することで凶暴な敵に対する攻撃手段を獲得したり、より早く・深くまで潜ることができるようになります。最初は作成できるアイテムの数は少ないですが、海の中で様々なものをスキャンすることで作成できるものが増えていきます。

酸素ボンベやフィンがあればより深くまで潜ることができるようになります。
海の中で見つけたものをスキャンして知識を獲得することで、同じものが作れるようになります。

ある程度装備や知識が整うと新しい拠点や乗り物の作製が可能となります。拠点で空気や電気を共有し、ファブリケーターを作製することで快適な水中での生活が可能となります。

通路や部屋、ソーラーパネルを組み合わせます。素材さえあれば作成・解体も自由です。

このあたりからチェストにアイテムを入れたり、水生植物や魚を栽培したり、新しい装備を作製できたりと格段にできることが増え始めます。深い海の底でしか得ることができない鉱石やデータもあり、徐々にストーリーが進んでいくこととなります。

敷地を広げ過ぎると耐久力が低くなって壁に穴が開くので注意。宇宙船みたいでカッコいいです。
小型の潜水艦。小回りが利くので冒険のお供に最適。

主人公が持つ端末には他の遭難者が遺した救難信号やこれまでに調べたアイテムや生物などのTipsが保存されます。救難信号を出している脱出ポッドに行くことで、有用なアイテムや情報を回収することができます。

救難信号を表示すると方向や距離が分かります。
お宝やストーリーを進めるための重要なデータが含まれていることも。

アクション性はあまり求められませんが、判断を間違えると作った機材が壊れてしまったり、体力が0になり手持ちのアイテムの一部を落としてしまうので、丁寧に攻略を進める必要があります。時間制限はありませんが、死んでしまうと一部のアイテムを落としてしまいます。私は通常のサバイバルモードをじっくりと進めて、攻略には55時間程度要しました。(もっと早くクリア可能な人もいると思います。)

ゲームモードとして、一度死亡すると復活ができないハードコアモードや、クラフトのみに特化したクリエイティブモードも用意されています。

おすすめポイント

・探索の楽しさと本能的な恐怖を味わうことができる作品。

漂流中という設定が忠実に再現されており、チュートリアルやヒントは最低限で、手探りで知識を蓄えていく必要があります。完成したアイテムの使い方も試行錯誤で調べたり、時にはとんでもない事故が起こって死んでしまうこともあり、好奇心や楽しさを感じることができます。

冒険は一言に海といっても少し移動するだけでバイオームや雰囲気が一変します。超巨大なサンゴ礁の群生地帯や海底火山地帯が待ち受けていたり、1500Mを超える深海地帯には凶悪な海洋生物がいたりと、ストーリーの進度とともに色々な変化があるため冒険していて楽しいです。

滅茶苦茶でかいキノコ?の群生地帯

中盤からは文明の痕跡やオーパーツ、人智を超えた生物との邂逅が待ち受けています。未知の世界を探索する緊張感・心細さを感じながらも没入感を感じることができ、非常にワクワクしました。

謎の人工物がお出迎えしてくれます。
深海には凶暴な生物が沢山いるので、乗り物を壊されないように注意しましょう。お気に入りの一枚。

また、他のサバイバル作品よりもストーリー性が強く、世界観も良く練り込まれています。それぞれのアイテムに細かなTipsが用意されていたり、意外な展開を迎えるストーリーがとても魅力的でした。

これまで目にしたアイテムや生物のデータを確認することができます。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・サバイバル作品が好きな人
ストーリー重視の作品が好きな人

序盤は行く先で様々な顔を見せる海を冒険することが、中盤以降はクラフトで徐々に設備や装備が充実して生活が豊かになる点が楽しいポイントです。時間制限にも囚われられず、じっくりと冒険することができる作品なので、サバイバル作品が好きな人にはおすすめすることができると思います。

また、この手の作品ではしっかりとストーリーが練られており終わった際に満足感を得ることができます。ストーリー重視の作品が好きな人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・住居や食事のクラフトに凝りたい人
戦闘を楽しみたい人

色々なパーツが用意されてはいるものの、趣向を凝らした内装の住居は作ることができません。外装はガラス張りの壁のおかげで見栄えの良い拠点を作ることができますが、耐久地が低くなりがちで自由度が高いとは言えず、そもそも拠点にいる時間も短いのであまり凝った家を作る必要性も無いように感じました。また、ご飯や飲み物周りもほぼ同じようなものを延々と食べるだけで趣向を凝らし辛いので、この辺の要素に期待している人にはおすすめできないと思います。

また、凶暴な深海生物や特定の場所を守る生物と戦うこともありますが、倒しても得るものがありません。戦闘を楽しむ作品ではないので、戦闘を楽しみたい人にもおすすめすることができません。

ここに注意!

チュートリアルが最低限のため、勝手が分かるまでは苦労します。徐々にゲーム性が理解でき、色々とできることが増えてきたあたりから楽しくなる作品でした。

判定周りがバグりやすく微妙な段差に引っ掛かって動けなくなってしまうことがある点、ストーリー状必須となるPDAというアイテムが小さく、落ちていても分かり辛い点が残念でした。

また、(意図的なものだと感じますが、)マップが用意されていない点、中盤以降ストーリーをどのように進めればよいか分かり辛い点が良くも悪くも難易度を上げているように感じました。

ホラー要素はありませんが、真っ暗で静かな深海を泳いでいる時にいきなり生物が出てくるとビックリします。

類似のゲーム

Raft・・・イカダの上でクラフト・サバイバルする作品。ゲーム性は意外と似ている。紹介はこちら

サブノーティカ:ビロウゼロ・・・本編の続編。いずれプレイ予定。

総括

異星の広大な海に1人投げ出されたしまった主人公がサバイバルを目指すオープンワールド形式の作品です。手探りでクラフトや冒険を進めていくゲーム性、練り込まれた世界観やストーリーが非常に魅力的な作品でした。価格は3500円と安くない点・最序盤は何をすればいいか分かり辛く躓きやすいですが、ボリューム・クオリティ双方の観点で非常に満足の作品だったので、気になった人は是非遊んでみてください!

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