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Star Renegades 銀河を駆けるレジスタンス【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Star Renegades というローグライク×RPGの紹介を行います。多数のジョブやアイテムと独特なタイムライン形式の戦闘がユニークで奥が深い作品です。精巧に描かれたドット絵と高めの難易度、繰り返し遊べるバリエーションの豊富さが特徴的な作品なので、気になった人は遊んでみてください!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルStar Renegades
対応機種Steam, PS4(パッケージ版のみ?), Nintendo Switch(パッケージ版のみ?)
価格2,570円(Steam), 2,117円(PS4), 3,300円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルローグライク、RPG
開発元 / 発売元Massive Damage, Inc. / Raw Fury
一言雑になると負けてしまうので自分の精神との戦いですね

ストーリー

様々な種族が平和に共存していた銀河系に、
帝国軍(インペリアム)が突如として現れた。
彼らは圧倒的な軍事力で銀河の大半を支配していった。
しかし、帝国軍も無敵の軍団というわけではない。
彼らに立ち向かうために、
反乱軍のヒーロー集団が立ち上がった。
そして帝国軍と反乱軍とのあくなき戦いの火蓋が
切って落とされるのであった。(公式サイトより抜粋)

こんなゲーム

SF のシナリオに重点をおいたローグライク×RPG の作品です。ローグライク形式なので、各ゲームでマップ構成はランダム生成され、常に最弱状態から始まります。各冒険の開始時には様々なジョブの中から3人を選択してパーティーを作成します。この際、全ての敵に攻撃できるが優先的に攻撃を受ける前衛、攻撃を受けにくいが相手の前衛しか攻撃することができない後衛のフォーメーションも選択します。

キャラクター毎に特性やスキルが異なる。

まずは全体マップから出現する敵や獲得できるアイテムの詳細を確認しながら、複数の進路より進む道を選択します。1日に3回移動することができ、敵のいるマスに突入すると戦闘が発生します。

全体マップを見て進む先を決める

戦闘はターン式のコマンド方式ですが、タイムライン形式が特徴的です。各ターンではキャラクター毎に攻撃や防御、必殺技などのコマンドを選択します。この時、味方と敵の行動がタイムライン上のどのタイミングで行われるかを確認しながら行動を選べます。

このターンの敵の行動内容、タイミングを見ながらプレイヤーの行動を選択できる。

敵よりも先に攻撃すると、クリティカルの効果が発揮されてより大きなダメージや追加効果を与えることができます。また、先制で敵を攻撃すると、敵をよろけさせて敵の攻撃を遅らせることができます。

攻撃の内容は黄色枠内の項目より確認できる。先手を取るとクリティカルボーナスの効果も発揮される。

攻撃を遅らせることで、攻撃のタイミングが遅い仲間も先手が取れるようになり、遅延させ続けて敵の攻撃がタイムラインの外まで遅れると、次のターンまで遅らせることも可能です。上手く連携を重ねると毎ターン攻撃の敵を隔ターン攻撃にすることもできますが、ターン中に敵をよろけさせることができる回数は決まっているので、攻撃の順番やよろけ効果の大きい攻撃を優先的に当てることが重要となります。

攻撃時の効果は全て記載されているので戦術に組み込みましょう。

下記の動画では後列の仲間の攻撃で敵に先手を取り、敵の攻撃を遅延させることで、本来先手を取れなかった前列のキャラクターの攻撃も先手が取れるように攻撃を集中しています。結果として、2つの攻撃で敵の攻撃が遅延し、次のターンに持ち越しになっています。

キャラクター毎にライフ、ライフのダメージを肩代わりするシールド、ライフの減りを一定量抑えるアーマーが用意されています。ライフが無くなるとそのキャラクターは倒れてしまい、全員倒れるとゲームオーバーとなります。シールドは戦闘毎に回復しますが、ライフ・アーマーはキャンプやイベント時にしか回復できないため、いかに戦闘をシールドの消耗のみで終わらせるかが重要となります。

敵を倒すと経験値を獲得し、溜まった経験値を使用することで各キャラクターのレベルを上げることができます。パラメータの強化や新しいスキルの獲得があるので戦闘は避けずに進んでいきましょう。

レベルアップ時の恩恵は事前に確認可能。1人を集中的に上げることもできる。

マップには敵との戦闘が発生するマス以外にもヘルスやアーマーを回復できるマスや、宝箱が配置されているマスも存在します。宝箱からは防具や武器を入手することができます。装備にはレア度やレベル制限があるため、どのアイテムを入手するかが非常に重要です。

装備はランダムで3つ表示され、その中から1つを選択して獲得。

3回の行動を終えて一日が終わるとキャンプで休憩を行います。ヘルスを回復したり次の戦闘時に発揮されるバフをかけることができます。これらのアイテムをメンバー間で使うと仲間同士の高感度が上がります。高感度が上がるとパラメータに補正がかかったり、強力なコンボ攻撃を繰り出すことができるようになります。

2種類のジョブ間で好感度があるため、組み合わせが沢山

3日以内に目的地に到着すると次のマップに進むことができますが、3日以内に目的地に辿り着けないと、超強力な敵との戦闘に突入します。倒せば次のステージに進めますが、倒せないことも多いので極力目的地に辿り着きましょう。各ステージで目的地に辿り着くと、ボス戦が始まります。協力ですが、これを倒すことで次のステージに進むことができます。

敵の追っ手が到着するので返り討ちにしましょう。
ボスも強力です、広範囲攻撃や仲間召喚などを使う強敵です。

プレイ回数をこなすことで新しい武器・ジョブ・難易度・ゲーム内に持ち込み可能な恩恵の強化といった要素をアンロックすることができます。プレイ速度は人によりますが、一周は 4 時間程度でクリア可能です。ジョブやアンロック要素、難易度が多いためやりこみ要素は豊富です。

プレイ中に稼いだクレジットを用いて拠点で新ジョブをアンロックできる。

おすすめポイント

・タイムライン形式の戦闘が熱い!

タイムライン形式の戦闘が奥が深く面白いです。攻撃速度が速いジョブが先手を打つことで、敵の攻撃を遅らせて、本来は先手が取れない高威力・低速度のジョブが敵よりも先に攻撃できるように誘導したり、敵の先手を取れない時は攻撃を受けるキャラクターで防御したり、多くの敵に攻撃させないために全体攻撃を連発しまくるといった戦術が生まれます。

中盤からは同時に多数の敵が出現し、全ての敵を遅延させることが難しいため、どの敵を遅延させるか、どの敵を優先して倒すかや、連発ができないもののその分強力な必殺技を撃つタイミングも重要となります。

中盤からは仲間も敵の数も増えるため、戦略性が増します。

攻撃力が高いキャラクター、攻撃速度が速く先手を取りやすいキャラクター、シールド量が多くタンクとして優秀なキャラクター等、様々なジョブが存在します。どのジョブで冒険に挑むか・前列 / 後列に配置するかで戦況が大きく異なり、適当な方法で挑むと返り討ちにあうので挑みがいがあります。

入手する装備や出現する中ボスがランダムなうえ、特殊イベントも用意されているので、全体的にやり込み度は高めで何度も遊べる作品に仕上がていると感じました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・戦略性の高い RPG を楽しみたい人
・長時間遊べる作品を求めている人

イージー・ノーマルであっても適当に行動を選択するとすぐにやられてしまう難易度で、ボスはもちろん中ボスも倒すのに一苦労します。タイムライン形式をうまく使いこなし、先手を取ったり敵の攻撃を次のターンに遅延させる事が前提の難易度となっており、詰将棋のような念密な戦略が必要となるため、戦略性が高い RPG が好きな人にはお勧めできると思います。また、ジョブの数が多く、アンロック要素ややりこみ要素も多数あるため、長時間のめり込める作品を求める人にはお勧めできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・長時間のプレイや周回したくない人
ランダム性を楽しみたい人

クリアまでの時間が1周で 3 – 5 時間とローグライクにしては長めです。好感度システムやジョブ・恩恵、武器のアンロックシステム等を全開放するには数十時間単位のプレイが必須となるため、長時間のプレイが億劫な人にはお勧めできません。
また、マップや出現する敵はランダムではあるものの、全体的にランダム要素は少なめです。突き詰めると固定のジョブを選択して、同じ戦略を取ることも多くなるため、ランダム性を楽しみたい人にはお勧めできないかもしれません。

ここに注意!

全体的にゲーム内のテンポが悪いです。中ボス・ボスの紹介や夜に来た道を戻るとアイテムやお金が落ちているシステムや戦闘中の敵の独り言等、やや間延びしている部分が残念だと感じました。戦闘も早送りはあるものの、毎回攻撃モーションが入るため、モーションスキップなどのオプションが欲しいと感じました。また、全体マップが見づらく、目的地が分かり辛い点もいまいちだと感じました。

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見つけたら追記します。

総括

タイムライン要素が特徴的なコマンド形式のRPG×ローグライクです。敵味方の攻撃タイミングがタイムライン上に表示されて先手で攻撃を行うと、攻撃がクリティカルとなったり敵のターンをスキップさせたりすることが特徴です。詰将棋のような戦略性、多数のジョブやアイテムの組み合わせによる拡張性が高い RPG を楽しむことができますが、難易度がやや高めでテンポが悪いわりに様々な要素のアンロックにかなりの時間を喰う点がやや気になりました。

やや人を選ぶ作品ではありますが、ユニークかつ本格的な RPG に仕上がっているので気になった人は是非遊んでみてください!

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