こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Spinch という2Dアクションを紹介します。見た目の通りサイケデリックでイカれたデザインが特徴のジャンプアクションです。とにかく主張が強い狂ったデザインとツッコミどころ満載の世界観が凄い作品なので、絵柄に惹かれた人は覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Spinch |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 1,700円(Steam), 1,520円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Queen Bee Games / Akupara Games |
一言 | びっくりするほどユートピア! |
ストーリー
主人公は超絶敏捷有機生命体の「Spinch (スピンチ)」。
散り散りになってしまったベイビーを探して、草原から氷の世界、果てには宇宙まで冒険します。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクションで6つのエリアの攻略を目指します。各エリアには4つの通常ステージと2つのボーナスステージ、1つのボスステージが用意されています。操作は移動・(壁)ジャンプ・ダッシュとシンプルです。各ステージではスーパーマリオと同じように敵を踏んで倒したり、足場をジャンプで渡りながらゴールを目指して進んでいきます。ダッシュは繰り出すことで僅かに体が浮き上がるため若干クセがありますが、2段ジャンプや緊急回避のような感覚で使うことができます。
通常ステージには3体のベイビーが隠されています。収集要素としての一面だけではなく、集めた数が多い程後述するボス戦が有利になるという一面もあります。全回収は必須ではないですが、ボス戦で詰まったら過去のステージに戻って回収することもある独特なシステムでした。
また、ステージ内には白い立方体が様々な場所に配置されています。50個回収する毎に不思議な音楽と共に一定時間無敵となります。周りの敵に触れて倒すことができたり、ダメージの発生する床を無視することができるため、ステージを駆け抜けるチャンスです。
一部のステージにはピンク色のタマゴが隠されており、触れるとステージ選択画面からボーナスステージに挑む事ができるようになります。
ボーナスステージでは画面上部からタマゴが落とすベイビーのキャッチを狙います。ベイビーは主人公が触るとキャッチすることができ、触り損ねると床にたたきつけられて潰れてしまいます。触ると爆発して一時的に行動不能になるダミーの爆弾と合わせて15~20匹程のベイビーが落ちてきます。目標である75%以上のクリア率を達成すると後述するボスステージで有用な爆弾を獲得することができます。
ボス戦ではエリア内で集めたベイビーと爆弾を使って巨大な敵と戦います。まずはステージ内にある装填ボタンを押すことで弾(ベイビーと爆弾)を大砲に詰め込みます。弾の装填が完了すると発射ボタンを押すことで敵に向かって弾を打ち出してダメージを与えます。装填ボタンと発射ボタンは離れたところにあるため、敵の攻撃を避けながらボタンを交互に行き来して敵にダメージを与えることとなります。
ステージ内では3回ダメージを受けたり穴に落ちた場合はミスとなります。ミスした場合、中間ポイントに触れていた場合は中間ポイントから、触れていなければステージの最初から再開となります。クリアまでは5時間程度で、やり込み要素はありませんが各ステージのクリアタイムが記録されるためクリア速度を競うことができます。
おすすめポイント
・癖になる奇妙なデザインとストーリー
開発者は怪しい宗教やクスリでもやっているのではないかと心配してしまうほど意味の分からないカオスな世界観です。多くの背景やギミックがテカテカと虹色に光り、様々なものについた顔が主人公をジッと覗いてきます。よく分からない敵が地面を練り歩き、ベイビーを床に投げつける親タマゴ、息子を爆弾と共に大砲に込めてボスに向かって打ち出す主人公等、見た目も中身も狂気に満ちた世界観が新鮮です。最初から最後まで理解できるものは全くなかったという不思議な作品でした。
操作性はやや癖があり、昔ながらの高難易度2Dアクションを彷彿とさせるゲームシステムです。死にゲーに分類され、全体的に難易度は高めでギリギリでのジャンプやジャンプでの敵の処理を要求されました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・奇妙なビジュアルに惹かれた人
見たまんまの奇妙で独特なビジュアル・世界観が魅力的な作品です。常人には理解しがたいユニークな雰囲気なので、サイケデリックなビジュアルに惹かれた人、前衛的な世界観が好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度アクションが苦手な人
・コストパフォーマンス重視の人
見た目やボス戦のシステムは斬新ではあるものの、操作性は微妙なうえ爽快感がありません。死にゲー寄りの作風で何度も死ぬことが想定されるため、ストレス耐性が低い人、高難易度アクションが苦手な人にはおすすめすることができないと思います。
また、ボリュームはほどほどですが、ゲーム性はやや単調、やりこみ要素も少ないので価格としては割高な印象です。コストパフォーマンス重視の人にはおすすめすることができないと思います。
ここに注意!
死にゲーな割に中間ポイントが少なく、ゲームテンポが悪い点もやや残念でした。
折角の直方体のシステムですが、不要なタイミングでしか無敵となることが多く、扱い辛いことが残念でした。
類似のゲーム
Pony Island・・・ちょっと別物ですがなんとなく。紹介するかは未定です。
総括
奇妙な生物を操るサイドビュー形式のジャンプアクションです。どぎつい見た目が最大の特徴ではあるものの、それ以外の要素はやや薄味であるように感じました。奇妙なデザインが好きな人にはおすすめできるかもしれませんが、かなり人を選ぶ作品なので、デモ版をプレイしてからの購入をおすすめします。
コメント