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Solar Ash 重力を駆け巡れ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Solar Ash という3Dアクションを紹介します。以前紹介したHyper Light Drifterを手掛けたスタジオからリリースされた作品で、高速アクションで縦横無尽に退廃的な世界を駆け巡る作風と壮大なボスとの戦闘がウリの作品です。綺麗なアニメーションや独特な世界観も光る作品なので、気になった人は是非覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルSolar Ash
対応機種Steam, PS4/PS5, Nintendo Switch
価格4,950円(Steam, Switch), 4,510円(PS)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクション
開発元 / 発売元Heart Machine / Annapurna Interactive
一言厨二病だからタイトルロゴにめっちゃ惹かれます、かっこいい。

ストーリー

はるか昔に忘れ去られた過去の偉大な文明の廃墟が詰まっている、超現実的な夢のような世界を舞台に、あなたは、故郷の惑星が巨大ブラックホール「Ultravoid」の永遠の飢えの餌食になるのをなんとか防ぐために、ヴォイドランナーのReiとしてプレイします。

こんなゲーム

TPS形式の3Dアクションで、世界を食い尽くすブラックホール、ウルトラヴォイドの侵略を止めるために冒険します。操作は移動・攻撃・(2段)ジャンプ・スケート・グラップル・スロー・スキャンです。フィールドは6つのエリアから構成されており、各エリアでボスを出現させて撃破することを目的とします。

世界を飲み込もうとするウルトラヴォイドと主人公のRei

攻撃は剣での連撃で、敵を倒したり回復アイテムが保存される箱を壊すことができます。スケートは地面や雲の上を高速で移動することができ、2段ジャンプと組み合わせることで長距離を一気に移動することができます。

攻撃はリーチが長いため敵に当てやすいです。

スローは一定時間、体感時間をスローモーションにすることができます。主人公はグラップルで離れた敵やフックの元まで一気に距離を詰めることができるため、スローモーションで狙いをつけてグラップルで一気にワープすることが多いです。

ロックオンできればグラップルで一気にワープすることができます。
スキャンすると次の目的地やワープポイントの位置がわかります。


各エリアには3~5個の敵の弱点が隠されており、スキャンすることで位置を特定することができます。弱点には大きな注射器のようなオブジェクトが刺さっており、一定時間内に連続で出現するオブジェクトをすべて壊すことでその弱点を破壊することができます。時には短時間で連続してオブジェクトを壊すために、グラップルやレール等を上手く活用することもあります。

見えているオブジェクトを壊すと近くに新しいものが出現するため、連続で壊します。

隠されている弱点を全て壊すとそのエリアのボスが出現します。ボスは超巨大でボスの体表にグラップルして体表に乗り込みます。前述の手順と同様に、弱点が出現するためすべての弱点を一定時間内に攻撃することでダメージを与えることができます。体表のダメージ床部分に入ってしまったり、時間が経ちすぎると、ミスとなりやり直しとなります。

敵の体表を移動しながら目印を探して攻撃します。手前の黒い部分はダメージ床です。
敵の弱点である目玉に剣を突き刺すRei。これは痛そう。
ボスの弱点に連続で攻撃してダメージを与えるシーン。

体力の概念はありますがチェックポイントが多く、1発でミスとなる箇所が多いため、あまり機能していないような気がしました。エリア間はいつでもワープできるため、移動がスムーズでした。

拠点では他の拠点でのワープや装備の変更、最大体力の増加が可能です。

ストーリーには直接関与しませんが、各地にはヴォイドログという世界観を補足するやりこみ要素のアイテムや装備(スーツ)が隠されています。拠点から各エリアのヴォイドログの数を確認することもできます。

集めることでマップ探索率が増えていきます。
スーツ毎に冒険を有利にするような効果がついています。

クリアまでは8時間程度、やり込み要素はヴォイドログの収集がありますが10時間もあれば完全クリア可能です。マルチエンディング性ではあるものの、エンディング後に別エンディングをすぐに確認可能、難易度はノービス・スタンダート・ハードコアの3つから選択できました。

おすすめポイント

・広大な世界を縦横無尽に動き回る

2段ジャンプやスケート、グラップルで颯爽と広大なエリアを駆け巡ることが楽しいです。時には進むにつれて重力が変化する星が出現したり、長距離レールを次々と乗り継いだり、洞窟や古代都市を探検したりと、行く先々で様々なギミック・舞台が用意されており飽きません。ジャンプ力が高く、スケートの機動力と組み合わせると一見届かなさそうな場所にも楽々と到達することができます。誰も来なさそうな所にもしっかり隠しアイテムが配置されているため、探索を楽しいと感じさせてくれます。

スケート~2段ジャンプで遠くの場所にもたどり着けます。

また、超巨大なボスの体表をハイスピードで駆け巡って次々と攻撃していくシーンは爽快です。敵の弱点は直感的にどの辺に出るかわかる配置になっており、攻撃のリーチも長いため適当にプレイしてもそれっぽい動きで敵を討伐できる点が魅力的です。

ボスの弱点は体表を順番になぞるように先に進んでいきます。

世界観はかなり特徴的かつ固有名詞が多いためストーリーはやや分かりづらいです。しかし、アニメーションは非常に滑らかで、色使いも独特なため必見です。前作同様に多くは語られないストーリーなため、プレイヤー側が自由に想像・考察する余地がある作風でした。

映像はかなり力が入っています。
世界観はHyper Light Drifterと同様にやや退廃的だが幻想的です。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・スタイリッシュアクションが好きな人
退廃的な世界観や綺麗なアニメーションに惹かれた人

2段ジャンプやグラップル(ワイヤーアクション)、スローモーションを使ってスタイリッシュにフィールドを駆け巡る3Dアクションです。一定時間内に特定のポイントを攻撃する巨大なボスとの戦闘がメインなため、スタイリッシュアクションが好きな人にはおすすめできます。

また、前作同様独特な世界観やアニメーションも魅力的な作品です。神秘的・退廃的な世界観に惹かれた人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・様々な戦闘を楽しみたい人
コストパフォーマンス重視の人

雑魚敵の種類は少なめでボスの攻略パターンもワンパターンな印象を受けました。全てのエリアを通じてパズルや戦闘のバリエーションが少ないため、様々な形式の戦闘を楽しみたい人にはおすすめすることはできないと思います。

また、価格は4,950円とやや割高な印象を受けます。やり込み要素含め15時間あれば完全クリア可能とボリュームは多くはないため、コスパ重視の人にはおすすめすることはできません。

ここに注意!

前作同様世界観の補足はざっくりしています。事細かにバックボーンが明かされるわけではありません。

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総括

TPS形式の3Dアクションで、6つのエリアを冒険して、巨大なボスを倒します。スケートやグラップルを絡めたスピーディーなアクションと超巨大な敵との戦闘が楽しい作品です。やや価格が割高、戦闘がワンパターンではあるものの、独特な色調で描かれた退廃的な世界観と超巨大な敵との戦闘が楽しめる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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