こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Skul: The Hero Slayer というローグライクアクションの紹介を行います。ヒーローによって追い詰められた魔王軍を救うべく1人の小さな骸骨が立ち上がるストーリーで、リリース後1年間で100万本以上を売り上げた人気作品です。多彩な攻撃と疾走感のあるアクション、見た目によらぬ高難易度が特徴の作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Skul: The Hero Slayer |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | ¥ 2,050円(Steam), 2,090円(PS4), 2,100円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション / ローグライク |
開発元 / 発売元 | SouthPAW Games / NEOWIZ |
一言 | どことなくメイプルストーリーっぽいビジュアルですよね |
ストーリー
いつもそうであったように、今回も人間たちは魔王の城を襲撃しました。普段と違う点があるとすれば、冒険家だけではなく初代勇者と帝国軍まで合流して総攻撃を仕掛け、魔王の城を焦土化させることに成功したという点ですね。
魔王をはじめ、魔王の城の魔族は全員人間たちに捕まり、王座の前には小さなスケルトンの骨だけが残っていました。(Steam サイトより抜粋)
こんなゲーム
サイドビュー形式の2D アクションです。主人公の骸骨を操り、全5ステージを攻略して魔王城を襲った勇者を倒します。ローグライク形式なので各プレイは独立しており、ステージ内のマップはランダム作成され、主人公は最弱の状態から始まります。
操作は移動・(2段)ジャンプ・ダッシュ・スキル・骸骨の切り替え・攻撃・精髄の使用です。
主人公は骸骨を装着する事でその骸骨の能力を使うことができます。骸骨毎に攻撃方法やスキル、特性等が異なります。骸骨は同時に2つ持つことができ、いつでも切り替えることができます。骸骨の切り替え時には強力な攻撃を繰り出す他、スキル使用後のクールタイムの消化はもう一方の骸骨に切り替えている間もカウントされるため、2つの骸骨のスキルと入れ替えを駆使しながら戦うこととなります。
精髄は必殺技で敵を状態異常にしたり、大ダメージを与えることができます。非常に強力ですが使用後はクールタイムが発生し、再使用可能になるまで数十秒待つ必要があるため、使いどころが重要となります。
各ステージは複数の雑魚敵部屋・ショップ・中ボス部屋・ボス部屋で構成されます。雑魚敵部屋では出現する全ての敵を倒す事で次のマップに進むことができます。部屋の敵を全員倒すとお金・装備・骸骨のいずれかを獲得し次の部屋に進むことができます。
装備は9つまで持つことができ、(魔法)攻撃力・攻撃速度・最大体力・クールタイムの短縮や受けるダメージの軽減等の恩恵を受けることができます。攻撃力が 25-50 % 増加する、攻撃速度が 40 % 上がるなど、強力な効果を持つものが多く、ステータスがどんどんと伸びていくため気持ちが良いです。
ショップでは獲得したコインを用いて回復アイテム・精髄・パッシブアイテムの購入をすることができます。回復アイテムや精髄は補充されませんが、パッシブアイテムはランダムで3つ並び、目当てのものが無ければお金を払ってラインナップをリロールすることも可能です。また、無料で骸骨を獲得することもあります。
各ステージの最後には強力なボスが出現し、ボスを倒すことで次のステージに進むことができます。敵の体力が高い一方で敵の攻撃力が低いため、ごり押しで倒してしまいがちですが、後半以降は体力の温存が非常に難しいので、しっかりと敵の攻撃パターンを把握してボスに挑むことをお勧めします。
パッシブアイテム・精髄・骸骨にはレアリティがあり、ノーマル<=レア<=ユニーク<=レジェンダリーの順に強くなります。不要な骸骨は砕いて骨の欠片とすることができ、骨の欠片を集めて道中にいるNPCに渡す事で現在つけている骸骨のレアリティを上げてもらうことができます。骸骨のレアリティは上がっても使用感は大きく変わらず、より強力な特性がつくので、気に入ったベースの骸骨があれば積極的に骨の欠片を集めましょう。
敵やボスを倒すとドロップする魔石を集めることで、ゲーム開始前に最大体力や攻撃力といったステータスの永久強化を行うことができます。クリティカル発動率や攻撃速度、骸骨の交代のクールタイムの短縮など重要なものが多いので、攻略できない場合には積極的に強化を進めましょう。
合計5ステージの攻略で一周1時間程度でクリア可能です。やり込み要素などは特にありませんが、クリアまでに私は30時間以上要しました。難易度は高めですが、被ダメージを半分にするといったルーキーモードが用意されているので、クリアできない場合には使ってみてもよいかもしれません。
おすすめポイント
・豊富なスカルやイベント
身代わりの術を使いこなす忍者やバイクで敵を轢き倒すライダー、死の鎌で強力な一撃を与える死神等、約100種もの骸骨が用意されています。パッシブアイテムのビルドと合わせて毎回異なる構成となるため、何度プレイしても新鮮味があり楽しめます。装備やお金、骸骨を入手する機会が多く後半では望んだビルドになっていることが多いため、アイテムの引きにあまり左右されない設計となっています。
敵やステージの種類はやや少なめですが、特殊イベントも多く、序盤からレジェンダリーアイテムを獲得できることもあるため、ランダム性は多めです。特殊イベントは事前に報酬アイテムが表示されて、興味が無ければスルーすることもできる点が高評価でした。
また、各骸骨の通常攻撃とスキル・交代時の攻撃・精髄とプレイヤーの手数が多く、ゲームテンポも速いため爽快感があります。骸骨の切り替えのタイミングやどの敵を優先して倒すのか等を常に計る必要があり、実力が問われます。敵の攻撃力は低いものの敵の攻撃密度も激しいため、全体を通して難易度は高めでした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・高速アクションが好きな人
若干ゲーム性は異なりますが、Dead Cells のような高速アクションのローグライク作品です。多数の手数で敵を圧倒したり、敵の攻撃タイミングに合わせて回避を決めることが好きな人にはお勧めできると思います。また、難易度が高めなので、高難易度ローグライクアクションが好きな人にもお勧めすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度アクションが苦手な人
・周回プレイに乗り気ではない人
3面あたりから敵の攻撃やステージギミックが凶悪となり、難易度が跳ね上がります。ゲームスピードも早く難易度も高いので高難易度アクションが苦手な人にはお勧めすることができないと思います。また、魔石を用いてある程度強化が進んでいることが前提の難易度に設定されているため、序盤は2-3ステージのクリアすら困難です。クリアするためには相応の時間が必要となるため、サクッとクリアしたい人にはお勧めすることができないと思います。
ここに注意!
記載の通り、難易度はかなり高めでクリアにはある程度のアップグレードが必要となります。
また、韓国発の作品ですが、日本語のタイプミスや翻訳ミスが目立ちました。ゲームをプレイするうえで支障はありませんが、王道かつシリアスなストーリーでも容赦なく誤字が出てくるので若干没入感を乱される点が残念でした。
類似のゲーム
Dead Cells ・・・同じく高速/高難易度のローグライク2Dアクション。いずれ紹介予定。
総括
サイドビュー形式のローグライク 2D アクションです。主人公の骸骨を操り5つのステージをクリアして、魔王の救出とヒーローの討伐を目指します。2つの骸骨の通常攻撃とスキル・交代時の攻撃・精髄(必殺技)を矢継ぎ早に繰り出して敵を攻撃する爽快感、ハイスピードかつ高密度で繰り出される敵の攻撃を回避する緊張感を楽しむことができます。骸骨の種類が多く、装備を入手する機会も多いのでプレイの幅が広い点は高評価ですが、永続アップデートでがっつり強化を行うことが前提の高難易度作品なので、高難易度アクションに自信がある人は是非遊んでみてください。
コメント