こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は SIGNALIS というホラーアクションを紹介します。
宇宙船の墜落事故で孤立した主人公が、不気味な惑星で生き別れたパートナーを探して冒険するストーリーです。初代バイオハザードやサイレントヒルを彷彿とさせるような、クセのあるストーリーと恐怖感満載の演出が魅力的な作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | SIGNALIS |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 1,980円(Steam, PS4) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, ホラー |
開発元 / 発売元 | rose-engine / Humble Games, PLAYISM |
一言 | こいつら謎過ぎる・・・・ |
ストーリー
人類が太陽系を植民地化して以降、全体主義政権 Eusan は厳しい監視やプロパガンダによって人々を支配していた。人型のアンドロイドであるエルスターはディストピアのような世界で、人間達と生活を共にしていた。
彼女は突如、宇宙船でコールドスリープから目覚める。詳しく覚えていないが、どうやら壊れた宇宙船が近くの惑星に降り立ったようだ。
彼女ははぐれてしまったパートナーであり同じ宇宙船の乗り組み員であるアリアーネ・ヤンを探して、まだ見ぬ深淵へと足を進めることとなる。
こんなゲーム
見下ろし型のホラーアクションで、主人公のエルスターを操り謎の施設を冒険します。操作は移動、ダッシュ、銃を構える(攻撃する)、調べる、サブ武器の利用です。施設は複数のフロア・部屋から構成されており、アイテムを回収したり敵を倒しながら先に進んでいきます。
敵はゾンビのような見た目で、主人公を見つけると襲いかかってきます。メインウェポンはハンドガンやショットガン等の銃で、道中で拾う弾と組み合わせながら使います。全体的に落ちている弾は少ないため、銃でダウンさせてから敵に近づき頭を踏んでトドメを刺すといった戦い方が必要となります。
サブウェポンには電流で相手を怯ませるスタンバトンや敵を炎上させて復活を阻止するフレア弾などが用意されています。これらは当てやすく使い勝手は良好なものの、使い捨てのうえまとめて敵を倒すことは難しい為、使うタイミングの考慮が必要です。
回復アイテムや鍵等のキーアイテム、武器や銃弾といったアイテムは合わせて6つしか同時に持つ事ができません。不要なアイテムは捨てたりセーフティエリアにある保管庫に入れておき手持ちのスペースを作ります。各地の保管庫は全て繋がっており、別の場所からも引き出すことができます。
時には鍵やキーとなるアイテム同士を組み合わせて新しいアイテムを作ったり、落ちているメモから謎を解いて扉を開けることがあります。ヒントとなりやすいメモは後から確認することができるため、見つけ次第読んでおきましょう。
また、FPS視点で探索を進めることもあります。このパートではパズルやストーリー進行がメインで戦闘はありません。ただし、一人称視点な分、見下ろし型の視点よりも怖さ倍増なのでドキドキします。
ストーリーはマルチエンディングでクリアまでは1周10時間程度です。全てのエンディングを確認するには周回が必要ですが、追加のやりこみ要素は少なめでした。
おすすめポイント
・クラシックな雰囲気のホラーゲーム
操作感やデザインは意図的に昔のサイレントヒルやバイオハザードといった名作ホラーの雰囲気を再現しています。
まず全ての種類のアイテムを同時に6つまでしか持つ事ができないという点が特徴的です。銃弾やサブウェポンの数も少ないため次々と敵を倒すというよりは、敵から見つからないように動き回りつつ逃げ道を塞がれたら倒すというような立ち回りや保管庫でのこまめなアイテム管理を求められます。あちこち移動する最中で敵が復活することも多く、手持ちのアイテムで体力や弾が足りるかどうかといった観点でもハラハラとさせられました。
パズルは論理的思考・閃きが必要なものが多く解きがいがあります。どこかで見たことがあるような謎や世界観に即した謎まで幅広く用意されていました。意地悪なものは少ないものの難易度は高めで、パズルが解けた時の喜びはひとしおでした。
また、陰鬱で閉塞感のある施設の冒険がとても怖いです。演出も良好でフラッシュバックを彷彿とさせる短編ムービーやピクセルアートゆえのシンプルな敵のフォルムが恐怖を煽ります。抽象的・断片的な回想やメモから少しずつ真実が明るみになっていきます。ショッキングな内容が多いものの、惹き込まれるストーリーの全貌を考察することが楽しい作品に仕上がっていました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・昔ながらのホラーゲームが好きな人
初代バイオハザードやサイレントヒルを彷彿とさせるゲームシステムです。ややアナログな部分もありますが、その分根源的な怖さがマシマシです。アクション・謎解き・演出のクオリティも良好で、恐怖を煽るシーンが盛り沢山なため、ホラーゲームが好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・快適な操作性を求める人
・ホラーゲームが苦手な人
クラシックなゲーム性を彷彿とさせるゲームシステムで、操作性や視認性は意図的に悪めに作られています。アイテムを同時に6つしか持てないことからも同じ場所をうろうろすることが多いため、快適な操作性を求める人にはおすすめすることができないと思います。
また、ホラーゲームとしてのクオリティは高く怖い要素やショッキングなシーンが満載です。ホラーゲームが苦手な人にもおすすめすることができないと思います。
ここに注意!
サバイバル系の作品ですが、ダッシュで敵の間をすり抜けて次の部屋に進む立ち回りが強力すぎます。ゲーム性を無視してゴリ押しでクリアできる点はやや微妙でした。
また、複数回の周回が前提の作品です。エンディング後も続けて遊ぶことをおすすめします。
類似のゲーム
バイオハザードシリーズ / サイレントヒルシリーズ・・・説明不要の有名ホラーアクション。どちらも1作目の雰囲気が一番近いです。
総括
見下ろし型のホラーサバイバルアクションで、行方不明となったパートナーを探してゾンビで溢れる謎の研究施設を冒険します。やや癖のある操作性ややりこみ要素の少なさはネックではあるものの、考察しがいのあるストーリーと陰鬱感満載の演出が楽しむことができました。昔ながらのホラーアクションが好きな人にはおすすめすることができる作品のため、気になった人は是非遊んでみてください!
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