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Sifu 復讐は一朝一夕にして成らず【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Sifu という3Dアクションを紹介します。カンフーの師父(師匠であり父親)を殺した5人の兄弟子を殺しに行くという高難易度アクションです。死ぬたびに加齢するシステムや映画のような臨場感・緊張感のある戦闘がたまらない傑作なので、気になった人は是非覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルSifu
対応機種Steam, PS4/5, Nintendo Switch
価格4,180円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクション
開発元 / 発売元Sloclap / Sloclap, Kepler Interactive
一言国民総カンフー時代。

ストーリー

主人公はカンフー道場で師範である師父の息子(娘)です。
兄弟子5人が師父と主人公を含む道場にいた全員を皆殺しにしてしまいます。

不思議なお守りの力で唯一生き残った主人公。
8年間のカンフーの修業を経て、不思議なお守りを携えて5人の兄弟子達への復讐に向かいます。

こんなゲーム

TPS形式のアクションゲームで、ストーリーモードでは主人公を操り5つのステージをクリアして兄弟子達への復讐を遂げます。操作は移動・弱攻撃・強攻撃・バックステップ・ガード・避ける(上段・下段)です。各ステージでは敵の手下達を倒しながら進んでいき、ボスとして待ち受ける兄弟子の1人を倒すことを目指します。

立ちはだかる敵をカンフーで倒しながら進んでいきます。
弱攻撃・強攻撃は組み合わせ次第で上段・下段攻撃や特殊技に派生します。

ガードは体勢ゲージを活用して敵の攻撃を防ぎます。体勢ゲージがMAXになると無防備になって大ダメージを受けるので、上下方向の回避と受け流し(ジャストガード)で攻撃を回避することが基本です。また、回避や攻撃で敵の体勢ゲージをMAXにした場合は、テイクダウン攻撃を繰り出せるようになります。テイクダウン攻撃はショートムービー付きの決め技で、殆どの敵を一撃で倒すことができるため超強力です。

敵の攻撃を避けて反撃を入れつつ、体勢ゲージが溜まったらテイクダウン攻撃でとどめが基本です。
シームレスに繰り出されるテイクダウン攻撃はバリエーションが多く迫力満点です!

敵に攻撃を当てたり、敵の攻撃を回避することでフォーカスゲージが溜まります。溜まったフォーカスゲージは消費することで、目つぶしや足払い等の攻撃を繰り出すことができ、コンボの起点とすることができます。フォーカス攻撃はどんな状態からでも繰り出すことができ、テイクダウン攻撃同様に一時的に無敵になるため、利用するタイミングが重要となります。

一時的にスローモーションになるので、正確に技と攻撃対象を選びましょう。

また、本作の特徴的な要素として、プレイ開始段階では主人公の年齢は20歳ですが、死ぬ度に不思議なお守りの効果で年を取って復活(コンティニュー)することができます。1度死ぬと1歳の加齢で済みますが、一定数ダメージを与えたり敵を倒す前に連続で死ぬと1歳→2歳→3歳というように加齢速度が増えていきます。70歳を超えたまま死んでしまうとゲームオーバーとなるため、如何に死なずに先に進んでいくかが重要になります。

左上の年齢が現在の年になります。10歳ごとに主人公の見た目も老けていきます。

死んでしまった際には、プレイ中に獲得したスコアを使って新しいアクションをアンロックして、威力が高くコンボの起点としやすい裏拳や金的等の攻撃ができます。覚えたアクションはそのプレイ中のみ利用可能ですが、5回アンロックすると次回以降永久的に利用可能となります。

一部の技の習得は年を取りすぎるとできないので要注意です。

道中では調べることができるポイントがあり、兄弟子達の情報を得ることができます。現在の暮らしぶりを知ることができるだけでなく、ステージのショートカットを開通することもでき、最初のステージからリトライしても情報は残ります。中にはステージ開始時点からボス直通までショートカットできるルートも用意されているため、探索は重要です。

集まった情報はボードにまとめられます。他のステージで情報を入手することもあります。
ボスはそれぞれ人の力を凌駕した攻撃を繰り出してきます。

難易度は入門生・直弟子・達人の3段階から選択可能です。1ステージは5~25分程度で、私は20時間程度でクリアしました。やり込み要素としてできるだけ死なずに規定ウェーブをクリアするアリーナも用意されています。

一度倒した敵はボスでもトレーニングモードに召喚できます。攻撃パターンの把握に便利。

おすすめポイント

・主人公と共にマスターするカンフー

試行錯誤と共にアクションの上達を感じられるため楽しいです。最初は序盤の手下にすら負けるのですが、コツを掴むと覚醒したかのように進んでいけます。私の場合、初プレイでは1面クリア段階で43歳、2面のボスまで辿り着くことができなかったのですが、クリア時には1~4面クリア時で27歳というレベルまで成長することができました。

年を取れば技が磨かれて攻撃力が上がる一方、最大体力が下がるというシステムも面白いです。

プレイヤーの手数が多く、どのように敵を倒すか・回避するかを常に考えながら戦う必要があります。派手な演出や音楽を含め、戦っている実感を常に得ることができるため、爽快感がありました。ステージ構成や攻撃パターンを覚えつつ、ショートカットや技をアンロックすることで、多少のごり押しが可能となり、プレイヤー自身の上達と相まって自然とクリアできる難易度に設計されています。

3面のボスからが本番です。最初は連敗しました。

また、映画のようなストーリーや演出、アクションが魅力的です。テイクダウンのアニメーションがシームレスに繋がったり、各ステージの造形にも凝っており、クオリティの高い作品でした。トゥルーエンドや難易度達人、アリーナの後半は超難易度のためコアなユーザーでも楽しめると思います。

美術館ステージがとにかくお洒落で歩いているだけでも楽しめました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・アクションゲームが好きな人
緊張感のある戦いが好きな人

敵の攻撃を見切っていなしたり、派手なアクションで敵を倒したりと爽快感のある作風です。手数が多いため、常に立ち回りを考える必要があり、戦っている感を感じることができます。アクションゲームが好きな人にはおすすめできると思います。

また、ボスの攻撃が激しく一瞬の気の緩みで倒されてしまう+連続で死ぬとどんどん加齢するため常に緊張感があります。雑魚敵でも囲まれると十分倒される可能性があるため、緊張感のある作品を楽しみたい人にはおすすめできます。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・高難易度アクションが苦手な人
無双系の作風をイメージしている人

難易度高めの死にゲーです。普通の難易度ですら雑魚敵の攻撃を何発か受けると死んでしまうハードな設計で慣れないうちはボスに近付けないまま殺されることも多いので、高難易度アクションが苦手な人にはおすすめすることはできません。

また、無双シリーズのようにバサバサと敵を薙ぎ倒していくような作風ではなく、できるだけ武器を活用したり1対多にならないように慎重に立ち回る作風です。1対多でも何とかなることも多いですが、無双系シリーズを望む人にはおすすめできません。

ここに注意!

下段の攻撃を繰り出す敵が少ないため、最初は上段の回避を多用することをおすすめします。また、雑魚敵の種類も少なめなのでボスの攻撃含め、敵の攻撃パターンを覚えてしまうと一気にクリアが近づきます。

カメラが自動的に主人公を追いかけてくれますが、複数の敵に囲まれた際や壁際に追い込まれた時などには自分で操作する必要があります。踏ん張りどころでカメラ操作を要求されることが多く、もどかしさを感じることがありました。

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見つけたら紹介します。

総括

カンフーの師範である師父を殺された主人公が、カンフーで復讐に挑むアクションゲームです。死ぬ度に加齢が進む特徴的なゲーム性やストーリー・演出・ゲーム性の全てのクオリティが高く、クリアまで熱中してプレイしました。難易度も高いですが非常におすすめできる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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