こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は 将軍 対決(Shogun Showdown) というローグライクストラテジーを紹介します。7つのマス上で繰り広げられる詰将棋的なパズルで、テンポの良さや程よいボリューム、癖になる難易度が魅力的な作品です。アーリーアクセス版ながら圧倒的な好評を叩き出した傑作のため、気になった人は是非覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます!
#本稿は2024年1月段階のアーリーアクセスのレビューとなります。
概要
タイトル | 将軍 対決(Shogun Showdown) |
対応機種 | Steam |
価格 | 1,200円 |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | ローグライク, パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Roboatino / Goblinz Publishing, Gamera Games |
一言 | 矢とピストル、氷双剣がお気に入りです! |
ストーリー
ストーリーはありません。
忍びがたった一人で将軍を暗殺するために乗り込む物語です。
こんなゲーム
ターン制のローグライクストラテジーで、約6つのステージをクリアして将軍の暗殺を目指します。操作は移動・方向転換・足踏み・行動タイルのセット・行動タイルの実行で、それぞれ1ターン経過します。ローグライク形式の作品のため、各プレイは独立しており、プレイは毎回最弱の状態から始まります。操作は全てキーボードまたはマウスでプレイ可能です。
各ステージでは出現する敵を全て全滅させて一定数のウェーブを生き残ればクリアになります。プレイヤーはデッキとして下記のような行動タイルを複数持っています。行動タイルはセットに1ターン、実行にまた1ターン要します。
その他の例:
・前後のマス上の敵に2ダメージを与える
・直線状にいる最初の敵に2ダメージを与える
・正面に隣接している敵に4ダメージを与える
・マップの中央と反転した位置に移動する
行動タイルのセットには1枚毎に1ターン消費しますが、最大3枚まで同時にセットすることができます。複数枚セットした攻撃を繰り出す際も、行動タイルにセットされた行動を1ターンで全て実行します。
敵もプレイヤーの行動に合わせて、行動タイルのセットや利用、移動を行います。次のターンの敵の行動は事前に確認することができるため、敵からダメージを受けないように移動や行動で立ち回ります。
行動タイルにはそれぞれクールタイムが設定されており、一定ターン数を消化しないと再セットすることができません。そのため、あえて敵の攻撃を空振らせてターンを稼いだり、後述の特殊能力を用いてターン数を稼ぐ必要があります。
特殊能力はキャラクター毎に異なり、隣の敵と自身の位置を入れ替える、敵の位置を別のマスに移動させる等の効果を持ちます。特殊能力にもクールタイムが設定されているため、使い所を考える必要があります。
ステージクリア時には新しい行動タイルをデッキに加えたり、手持ちの行動タイルを強化することができます。攻撃力アップやクールダウン低下等、シンプルに強化されるため使いやすくなります。
-強化の例:
・与えるダメージが増加する
・クールタイムを減らす
・クールタイムを増やす代わりに特殊な効果(毒や氷、2回攻撃等)を付与する
・アイテムの強化上限回数を増やす
ボス戦では強力な攻撃やトリッキーな攻撃を繰り出してくる敵が出現します。攻撃パターンはシンプルなので、最初は回避に専念することをおすすめします。
1プレイは30~50分程度でクリア可能で、異なる特徴を持つキャラクターが5種類用意されています。ゲーム終了後はゲーム内クレジットを用いて新しい行動タイルをアンロックすることができます。また、クリア後も4段階まで難易度が上がったモードや〇ターン以内でのクリアを目指す等の実績が用意されていたため、何度も楽しめる作品に仕上がっていました。
おすすめポイント
・サクサク遊べる絶妙なストラテジー
行動タイルは最初はどれもそれ程強くないのですが、強化を重ねることで圧倒的に使いやすくなります。隔ターン毎に敵を氷状態にして敵を完封したり、大ダメージの遠距離攻撃を毎ターンの様に打ち出したりと、最終的には大味なゲームバランスで敵を圧倒できます。大量に出現する敵を次々となぎ倒せるため爽快感がありました。
後半からは隣接を許すと大被害を受ける様な敵も出現します。被弾を避けるために最寄りの敵を倒す前に離れた敵を倒したり、複数の敵を同時に倒したり、移動しながら敵を倒す様に調整することもあります。これらの技が上手く決まった場合の達成感は格別でした。
同時に沢山の敵が出現することもあるため、一見複雑ですがプレイヤーの取れる手段が少なく、最大でも7マスしかない関係上、2~3ターン先の手を考えるだけで最高難易度の5日目まで十分クリアできるレベルです。レベル最大でも10時間強の時間があれば十分クリア可能と程よい難易度でした。運の要素は少なめで、ある程度の慣れてくれば毎回クリアできる様になるため、絶妙なゲームバランスだと感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・詰将棋やパズルが好きな人
・手軽に遊べるストラテジー作品が好きな人
常に2手、3手先の事を考えながら、順番に出てくる敵を捌いていく作風です。簡単操作かつ詰将棋的な感覚でテンポよく楽しめることができることが出来るため、詰将棋やストラテジー、パズルが好きな人にはおすすめできます。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・戦術性に富んだ作品が好きな人
攻撃タイルは1プレイで最大5枚程しか利用せず、どちらかというと1~2個のタイルをどんどんと強化させていくプレイスタイルになります。デッキのビルドを特定のコンセプトに寄せたり、カード間のシナジーを考える必要がないため、デッキビルド形式の作品を求める人にはおすすめすることができないと思います。
ここに注意!
ややキャラクター毎の違いが少ない点、序盤はアンロックの関係上使えるタイルの種類が少ない点がやや残念でした。
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総括
5~7マスの上で出現する敵を殲滅する、ターン制のローグライクストラテジーです。簡単操作で程よいゲームバランスやインフレを楽しみながら戦うことができます。テンポの良さや手軽さ、程よい難易度とやりこみ要素のボリュームから圧倒的好評も納得の作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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