こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Ship of Fools というローグライクアクションを紹介します。船に襲いかかる敵を大砲とパドルで返り討ちにするディフェンスアクションです。船上を駆け巡るバタバタアクションで、2人協力プレイが楽しい作品なので、気になった側は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Ship of Fools |
対応機種 | Steam, PS5 |
価格 | 1,700円(Steam), 1,760円(PS5) |
プレイ人数 | 1-2人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | ローグライク, 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Fika Productions / Team17 |
一言 | 鳥ビルドの虜になりました |
ストーリー
遠い昔、光の存在を捕らえた強き海の戦士たちがいた。
戦士たちはその光の力を使い、大灯台のてっぺんから多島海を照らしあげた。
すると辺りを包む闇は消え、船旅をジャマしていた海の怪物たちもいずこへと消え去った。
それから幾年も経つと強者は弱者となり、海の戦士たちは古代の英雄となった。(Steam より抜粋)
漂流の末、とある島に打ち上げられた主人公達が何もわからないまま、襲い掛かってくる怪物達を退けつつ船旅に繰り出す作品です。
こんなゲーム
見下ろし型のローグライクアクションで4つのエリア(海)を攻略することが目標です。操作は移動、パドル(近接)攻撃、アイテムを持つ(置く)、大砲で狙う・打つ・モリを放つです。ローグライク形式の作品なので、各プレイは独立しており出現するアイテムやマップは毎回ランダムです。
各エリアは複数のマスから構成されており、ショップや宝箱が配置されているマス、雑魚敵が出現するマス、イベントマス等を経由してボス戦に挑みます。
多くのマスでは戦闘に突入し、主人公達の船に集まる敵を殲滅させることでクリアとなります。敵は上下から船を目指して近づいてくるので、大砲を使って攻撃します。弾がなくなった際には貨物台上にある弾置き場から弾を運んで大砲にセットします。大砲は2つですが、上下左右4か所に設置することができるため、敵が反対側に出現した場合には大砲を持って移動することもできます。
プレイヤーは大砲からモリを打つことができます。モリは海面に漂うお金や宝箱等を回収することができます。モリは消費アイテムで、当たったかどうかにかかわらず、発射する度に1つ失うので使うタイミングや照準が重要となります。アイテムは時間経過で射程範囲外に流れていってしまうので、見かけたら早めに回収しましょう。
敵が近づいてきたり、船に乗り込んできたときにはパドル用いた近接攻撃で対処します。近づいてきた敵や燃えた炎をそのままにしておくと、攻撃を受けて船の耐久力が減ってしまいます。船の耐久力は道中で獲得する木の厚板を使うことで回復することができますが、耐久力がゼロになるとゲームオーバーとなります。入手できる厚版には限りがあるため、近づかれたら大砲から離れて敵の元に向かいましょう。
砲台にセットする弾は最初は普通の弾ですが、中盤から敵を凍らせる弾や貫通する弾等を獲得することができます。複数の弾を使い分けることもできますが弾を置く貨物台には限りがあるので、どの弾をどこに配置するか・どの弾を捨ておくかも重要となります。また、貨物台に置くことで効果を発揮するアーティファクトなども用意されているため、アイテムの取捨選択が重要となります。
プレイ終了後には、ゲーム内で獲得したクレジットを使って、新しいアイテムのアンロックや大砲の強化、船のパラメータを強化をすることができます。
また、10人のプレイアブルキャラクターが用意されています。モリの扱いが上手いキャラクターやパドルによる近接攻撃が得意なキャラクター等個性豊かなため、プレイヤーのスタイルにあわせて自由に選択可能な点も魅力的でした。
プレイは1周30分から40分程度でクリアできます。キャラクターやアイテムのアンロック要素は設けられていますが、高難易度モードなどのやりこみ要素が設けられていないため、やや物足りなさを感じました。
おすすめポイント
・波乱万丈な船旅
大砲を撃ったり、船に乗り込んできた敵をパドルで追い払ったり、流れてくるアイテムをモリで回収したりと大忙しでの作品です。難易度は普通で、多くの敵は攻撃モーションからダメージが発生するまでに待機時間があるため、適当なプレイをしても意外となんとかなります。全く人手が足りないといった状況にはならないものの、油断すると直ぐゲームオーバーになるといった絶妙な難易度です。負けてしまっても敗因が分かりやすいため、ついつい続けてプレイしてしまう中毒性があります。
敵の種類はそれほど多くありませんが、アイテムが100種類以上と豊富な点が魅力的です。強力だが弾が補充されるまでに時間がかかる鳥の卵や高威力なものの弾数が決まっている爆弾等、様々な弾が用意されており、アーティファクトやアクセサリー、大砲とキャラクターによる組み合わせ次第様々な戦い方ができます。全体的な完成度が高く、目立った欠点もほぼないので手軽に遊ぶのにもってこいの作品だと感じました。
・2人協力プレイに対応
本作は2人での協力プレイに対応しており、Steam版であればRemote Play Togetherにも対応しております。2人で攻略すると上下に別れて敵を攻撃したり、敵の攻撃を受けて怯んだ仲間をパドルで叩いて復帰させたり、1人が弾のリロードや近接戦闘に徹したりと攻略の幅が広がり、1人プレイよりもクリアしやすくなります。声を掛け合ってフォローすることが楽しい作品なので、できれば2人で遊ぶことをおすすめします。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・ローグライクアクションが好きな人
・2人協力のアクションを探している人
シンプルで癖の無いローグライクアクションで全体的なクオリティも高いため、万人受けしやすい作品です。難易度も控えめで、半日もあればサクッとクリアすることができるため、ローグライクアクションを探している人にはおすすめすることができると思います。
また、1人で楽しむことももちろん可能ですが、2人で声を掛け合って協力することが楽しい作品です。2人プレイの方が戦術に幅が出て攻略もグッと簡単になるので、2人用のアクションゲームを探している人にはおすすめできると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・長時間のプレイを想定している人
・高難易度アクションを楽しみたい人
現状、やりこみ要素が少なめです。キャラクターや大砲は複数用意されているものの、プレイ自体は毎回大体同じような立ち回りとなります。腕前次第ですが3ー4回遊べば十分クリア可能な難易度なので長時間遊べる作品を求める人にはおすすめできないかもしれません。
また、最初こそは未強化のため、厳しい戦いを強いられますがある程度強化が進むと簡単にクリアできるようになります。難易度を上げるモードなども用意されていないため、高難易度のアクションを求める人には少し物足りないかもしれません。
ここに注意!
エンディングのBGMのみ音量がやけに大きい点、大砲の強化や共鳴周りの説明が最小限で分かり辛い点が残念でした。
最初は貨物台の量と最大体力が少ないため、ある程度プレイして強化をしてから攻略を進めることをおすすめします。
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Overcookedシリーズ・・・ゲーム性は異なりますが同じくマルチプレイ対応のハチャメチャアクション。
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総括
ローグライク形式の2Dアクションで、大砲とパドルを使って迫り来る敵を返り討ちにする作品です。操作がシンプルで遊びやすく、色々なアイテムやキャラクターが用意されている点、大砲とパドルとモリを使ったハチャメチャに忙しい戦闘が魅力的でした。やややりこみ要素が少ないようにも感じましたが、1人でも2人でも気軽に楽しむことができる良作なので、気になった人は是非遊んでみてください。
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