こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Sea of Stars というRPGを紹介します。クロノトリガーやマリオRPGを彷彿とさせるドット絵やシステムのRPGです。独自の戦闘システムと壮大なシナリオが魅力的ですが、どこか懐かしさを感じる作品なので、昔ながらのRPG好きは必見です。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Sea of Stars |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4, PS5 |
価格 | 4,000円(Steam), 4,400円(Switch), 4,070円(PS) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | RPG |
開発元 / 発売元 | Sabotage Studio / Sabotage Studio |
一言 | セライとかいう敵を錯乱させるためだけに生まれてきたキャラ(言い過ぎ) |
ストーリー
この世界には邪悪な錬金術師、「フレッシュマンサー」が作り出した怪物達が暴れまわり、人々は苦しめられていた。
太陽の力を持つ少年ゼイルと月の力を持つ少女ヴァレアは「至点の子たち」として生まれ、救世主の「至点の戦士」となるべく厳しい修練に明け暮れていた。
修練を終えた2人はこの世界を救うために冒険します。
こんなゲーム
見下ろし型のRPGで、至点の戦士として世界を救うために冒険します。フィールド上ではジャンプや特殊能力を使ってパズルを解いたり、塞がれた道を切り拓きながら先に進んでいきます。
シンボルエンカウント方式のため、敵に触れると戦闘が始まります。戦闘は変則ターン形式で、パーティの1人が行動する度に1ターンが経過します。コマンドは通常攻撃・スキル・コンボ・おやつ(回復アイテム)・キャラクターの入れ替えです。各キャラクターの攻撃・スキルには剣、毒、闇等の属性が割り当てられています。
スキルはMPを利用することで全体攻撃や回復技等を繰り出します。MPは通常攻撃を敵に当てることで回復できるため、スキルの出し惜しみは不要です。
攻撃・防御時はアクション介入要素が用意されています。主人公の攻撃が当たるタイミングでボタンを押すとダメージが上昇し、敵の攻撃が当たるタイミングでボタンを押すと防御でダメージを減らすことができます。時には連続攻撃を繰り出してくる敵や、フェイントを繰り出す敵もいるため緊張感があります。
敵がスキルを利用する場合は、数ターン前から溜めに入ります。スキルが利用されるまでにスキルロック(敵の下に表示される)属性の攻撃を当てることで、被ダメージを減らしたり、スキルの詠唱を無効化することができます。
敵に通常攻撃を当てると生マナという光の粒子が出現します。これを利用することで、次の通常攻撃を強化し、太陽や月の属性を付与することができます。生マナを使うと通常攻撃の元の属性に加えて、追加の属性も付与されるため、スキルロックを壊すために有用です。
また、アクションを成功させるとコンボゲージが、敵のスキルを妨害すると究極技ゲージが溜まります。コンボゲージが一定数溜まるとコンボ技として大ダメージを与えたり回復することができます。究極技は敵全体に特大威力のダメージを与える大技です。
エンディングまでは25時間程度とボリュームも十分でした。やりこみ要素として、ミニゲームや虹の巻貝という収集要素集めも用意されています。
おすすめポイント
・昔のJRPGを遊びやすくして再現した作品
セーブポイントや回復できるポイントが頻繁に配置されているものの、油断するとゲームオーバーする丁度いいバランスで構成されています。戦闘中はコマンドに程よい技術介入要素があるため、緊張感のある戦いを楽しむことができました。スキルロック要素により集中的に狙っている敵をそのまま倒すか、攻撃をキャンセル出来る敵を狙って次のターンを一旦凌ぐか等、敵を攻撃する順番やMP/生マナの使い方を考えさせられるため、戦闘が単調とならない点は魅力的でした。
きめ細やかなドット絵やシームレスな戦闘への突入、戦闘システムはクロノトリガーの昔のRPGを彷彿とさせます。全体的にクオリティは高く、プレイヤーが遊びやすいようによく配慮された作品で、今の技術力で昔のJRPGを遊びやすくして再現したといった印象でした。サブ要素として釣りや料理、ミニゲームが、また、ストーリーの進行や究極技発動の際には豪華なアニメーションが用意されており、作り手の情熱を感じました。
ストーリーは意外な展開も用意されているものの、基本的に王道です。複雑かつ急な展開も多いためやや人を選ぶ内容だと感じました。壮大かつ独自性はあるため、楽しむことはできると思います。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・昔ながらのRPGが好きな人
攻撃・防御時にボタンを押すシステムはスーパーマリオRPGを、ドット絵や戦闘突入時の演出やフォーメーションはクロノトリガーに近い雰囲気があります。昔ながらのドット絵JRPGを再現・拡張した作品なので、RPGが好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・カスタマイズ性の高いRPGを求める人
強化要素が装備とパラメーターの選択のみと最低限で、ひたすら強力な装備に切り替えるだけとなります。強化の拡張性はほぼ無いため、カスタマイズ性の高いRPGを求める人にはおすすめすることはできません。
ここに注意!
敵から逃げるコマンドが用意されていない点がやや不便でした。また、主人公達の成長が遅く、後から過去のステージに戻っても敵を倒すのに時間がかかる点は残念でした。
シナリオは固有名詞が多くやや複雑なためしっかり読まないとわからなくなるのでご注意ください。
また、ラスボス戦がややあっけない点が残念でした。
類似のゲーム
スーパーマリオRPG・・・戦闘のアクション介入要素がよく似ています。
クロノトリガー・・・ゲームシステムや戦闘の入り方がよく似ています。
総括
昔ながらのRPGを現在の技術・ハイボリュームで再現した作品です。独自性の高いの戦闘システムに昔のJRPGに見られた要素を違和感なく混ぜ合わせ、懐かしさや楽しさを感じさせてくれる良作に仕上がっていました。やや価格は高いですが、スーファミ時代のRPGが好きな人にはおすすめすることができる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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