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Schein 高難易度アクション×高難易度パズル【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Schein という2Dパズルアクションを紹介します。光を操り、見えないものを照らしながら先に進むゲームです。見た目に反して高難易度&面白いゲームで、様々な賞を受賞しています。アクションパズルが好きな方にはおすすめできる作品なので、気になった方は覗いてみてください。

なお、本作は日本語には対応していないので、予めご注意ください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルSchein
対応機種Steam
価格898円
プレイ人数1人
言語日本語非対応
英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語
ジャンル2D アクションパズルゲーム
開発元 / 発売元Zeppelin Studio / Meridian4
一言正直舐めてました。結構面白いです。読み方は “シャイン” らしいです。

ストーリー

主人公のおっさんがウィスプという不思議な精霊?の力を借りて、行方不明となった息子の行方を捜します。ウィスプは自身の色を変えて周囲を照らすことで周りの隠れたものを映し出すことができます。主人公は息子と再会できるのでしょうか・・・

#英語が苦手なので間違っていたらすみません。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションゲーム。主人公のおっさんを操り、息子を探して沼地を探索します。操作は移動・ジャンプ・光を出すの3つだけです。

主人公にはウィスプを操ることで(?)、特殊な光で周りを照らすことができます。光で照らすことでこれまで見えなかったものを見ることができたり、ギミックを動かすことが可能です。光で現れた足場には触れることができます。現れたものが邪魔になることもあるため、上手くオン・オフを切り替えて進んでいくこととなります。

下記に例を載せてみました。

例1: 基本となる隠れた足場

一見何もない背景。
緑のライトで照らすと足場が発生。登っていくことで先にある段差を超えることができます。

例2: よく出るアクションシーン

右側に進みたいのに、ツタが邪魔。
ジャンプと同時にライトを消すことでツタを回避して足場に着地!

例3: 歯車とランタンのギミック(動画)

前半は例2: の応用、後半はライトを照らしている時だけ動く歯車をランタンで動かし続ける。

主人公は年老いているからか、一挙一動が遅いです。体力といった概念もなく、沼に落ちたり、棘に当たるとその場でミスとなります。アクション面は判定がシビア且つややもっさりした操作感のため、かなりの回数を死ぬことが想定されます。しかし、1つor2つのアクションシーンやパズルをクリアする毎にセーブポイントが設けられているため、死にながらもサクサク進むことが可能です。

パズルでは上記のランタンや歯車のギミックをうまく活用して進んでいきます。序盤は簡単ですが、難しいものでは30分以上考えさせられるような難問も複数ありました。

道中には雑魚敵は出てきませんが、ボスが出てくることがあります。あくまでも移動とジャンプと光の切り替えしかできないので、これらを組み合わせて敵を撃退することとなります。

巨大な人喰い花。世界観が怖いですね。

各ステージには収集要素として、キラキラと光るアイテムが落ちています。一見分かり辛い部分や取りにくいところに配置されているため、探してみてください!中には沼に落ちないと取れないようなところに配置されていますが、死んでしまうと取ったアイテムを落としてしまうので安全にとる方法を探しましょう。

正直、何を集めているのかはよくわかりませんでした。

おすすめポイント

・謎のバリエーションが豊富

上記説明だけであれば、操作もシンプルで簡単に思えますが、ゲームが進むにつれて、主人公の操ることのできる色が増えていきどんどん、難しくなっていきます。これに伴いアクションではタイミングよく正確な色に変更することを求められたり、パズルではより多くの歯車やランタンが出現します。

光は最大3種類。 特定の色だけで見える足場や、光が当たらない時しか見えない足場もあります。

時には一つ前のギミックを再使用する、光同士が打ち消しあうことを利用するなど、プレイヤーの盲点を突くような解法を求められることもあります。論理的な思考力が問われる場合もあれば、閃き力が問われるようなパズルもありました。

アクションシーンで光が打ち消される様子です

各セーブポイント間でアクションに重点を置いたものとパズルに重点を置いたものが明確に分かれており、難しいギミックを解きつつアクションに集中するといったことはほとんどないような造りとなっていたのでそこは親切だと思いました。

ちなみに、私のプレイは7時間15分、579回死亡でゲームクリアでした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・パズルアクションが好きな人

本作ではアクションの腕前・パズルを解く思考力の双方が求められる作品です。普段からパズルアクションをこなしている人にはハマる作品だと思います。記載の通り、アクションパートとパズルパートがわかりやすく分かれている点、それぞれのバリエーションが多くクオリティが高い点が個人的に高評価でした。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・死にゲーが苦手な人
様々なジャンルの謎を解きたい人

基本的には光を使った同じようなパズル・アクションが延々と続きます。パズル・アクションの双方でかなりバリエーションがあり、毎回のように異なる解法を求められますが、根底部分は同じなので、色々な謎を解きたいという方にはおすすめできないかもしれません。

ここに注意!

日本語に対応していないので注意ください。英語の字幕と音声でストーリーが進むため、英語がある程度できないと話に置いて行かれます。(自分も置いて行かれました。)ストーリーがわからなくてもゲームは進行可能で十分に楽しめることができますが、ストーリーが気になる方は、事前 / 事後に調べるか英語を勉強することをお勧めします。(一応、新しいアクション等が増えた際には、このボタンを押せといった指示が表示されます。)

自分はPS4コントローラーでプレイしたのですが、緑ライトがL1、赤ライトがR1、青ライトが右スティックの右キーと謎の初期設定でした。

キャラクターには全然愛着がわかないのでその点もご注意を。

類似のゲーム

Limbo / Braid ・・・ゲーム性や雰囲気は異なりますが、なんとなーくこれらに近いものを感じました。

総括

光を切り替えて、背景に潜む足場やギミックを炙り出して進んでいくパズルアクションです。正直、見た目のグラフィックから面白くなさそうだなと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られる作品でした。日本語に対応していないため、ややハードルは高いですがおすすめの作品なので、気になった方は覗いてみてください!

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