こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Samorost2 というパズルゲームの紹介を行います。Machinarium や Creaks を手掛けた Amanita Design の不思議な雰囲気のポイント&クリックのゲームです。本稿ではSamorost2を、次回の投稿でSamorost3の紹介をします。Samorost 1 については Flash 終了に伴い現在はプレイすることはできませんが、各ストーリーは独立しているので、2から初めても大丈夫です!
(2021年6月16日追記)Steamでリマスターが公開され現在もプレイ可能でした!紹介はこちら。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Samorost 2 |
対応機種 | Steam, IOS, Android |
価格 | Samorost2 500円(Steam), 250円(IOS), 300円(Android) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | パズルゲーム(ポイント&クリック) |
開発元 / 発売元 | Amanita Design / Amanita Design |
一言 | これくらいの軽いノリで宇宙を探検したいなぁ |
ストーリー
とある星で静かに暮らしていたノーム(主人公)とペットの犬。ある時、突然やってきた異星人によってペットの犬が連れ去られてしまう。主人公はロケットに乗り込み、ペットの奪還のために不思議な惑星に乗り込むのでした。
こんなゲーム
サイドビュー形式のポイント&クリックの謎解きアドベンチャーです。白い服を着た主人公を操り、囚われた犬を救出し、自分の住む星に帰ることが目標となります。操作は非常に簡単で、クリックで主人公を移動させる、気になるところを調べる、ドラッグ&ドロップでアイテムを使用するだけとなります。
基本的に一本道で、謎が他のマップに影響することは殆どありません。複雑な謎もありませんが、時には一見背景と思わしき所にアクション出来たり、タイミングよくクリックする必要がある等、難易度はやや高めです。クリックした際に全く応答がないのか、タイミングが悪いのか見極めるため、周囲をよく観察する必要があります。
非常にシンプルなゲームシステムで、コンフィグ等の設定はありません。日本語に対応していると書きましたが、正確にはタイトルとスタッフロール以外は文字が出てこないので、日本語は出てきません(笑)メニュー画面からセーブ・ロードは可能なのでそこはご安心ください。
エンディングまでは詰まっても2-4時間あればクリア可能です。一本道でやりこみ要素なども無いのは少し残念ですが、音楽や背景のクオリティが高く、短いながら満足感は高めです。
おすすめポイント
・リアル志向なグラフィック
主人公や生き物を除き、グラフィックは非常にリアルです。発売は2009年ですが、現代の作品と言われても信じてしまいそうなリアル感です。実写のような背景の中でギミックが動くため、没入感があり、本当に不思議な世界を探検しているかのような気分になります。意外性のある展開も多く、謎が解けた後にストーリーが進展するムービーも非常に楽しめました。
キャラクターは(下記のキャラクターを除いて)全て温かみがあるデザインとなっています。ボリュームが少ない中でも、それぞれの細かな動きや魅力が上手く表現されており、主人公やわんちゃんに愛嬌が湧くのは勿論のこと、わんちゃんを誘拐したエイリアンについてもどこか憎めないキャラクター像が表現されており、見ていて微笑ましく感じました。謎な生物、仕掛けが多いですがどこか温かみのある雰囲気で安心してプレイすることが可能です。
サウンドについても Amanita Design らしい、雰囲気にマッチした良質なトラックやリアリティに溢れる SE が多く、非常に心地の良いプレイが可能でした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・雰囲気ゲーが好きな人
・シンプルな謎解きが好きな人
昔の Flash のゲームのような非常にシンプルなゲームですが、グラフィック・音楽・世界観が非常に高クオリティで探検していて非常に楽しいです。ぱっと見で世界観が好きな人やポイント&クリックの謎解きゲームが好きな人にはお勧めできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・ボリュームを期待する人
・操作性でイライラしたくない人
解くスピードにもよりますが、かなりボリュームが控えめで、500円という価格を加味しても少ないです。ボリュームの多さは3の方が圧倒的に多いので、ボリュームを期待している人は3のプレイを推奨します。記載の通り、タイミングよくクリックしないと進まないギミックやクリックするポイントが分かりずらい所が多々あります。結果的にいろんな所を沢山クリックしてクリアする場合も多いため、総当たりを強いられたり、答えがわかっても上手くいかない部分にイライラしたくない人には向いていないかもしれません。
ここに注意!
本作にはヒントの確認方法がありません。どうしても詰まったら攻略サイト等を確認することをおすすめします。やりこみ要素なども無いため、一度遊んだら完全終了となるのがややもったいないと思いました。
#この辺の点は全て3で改善されています。
コスパはやや微妙なのでスマホ版を購入するかセールを待って購入することをお勧めします。
類似のゲーム
Machinarium・・・同じくAmanita Design作のポイント&クリックのパズルゲーム。紹介はこちら。
TETRA for Nintendo Switch・・・一人称視点のポイント&クリックの謎解きゲーム。紹介はこちら。
総括
妙にリアルで独特な雰囲気を醸し出すポイント&クリックの謎解きアドベンチャーです。出てくる生き物全て謎ですが、どこか温かみのある生き物が多くほっこりします。ボリュームは非常に少なく、タイミングが難しい部分がある等、やや粗削りな部分もありますが、グラフィック・音楽・世界観が素晴らしく、今でもお勧めすることができる謎解きゲームだと思いました。
3が正統に進化した作品となるので、本作を楽しんだ人は是非3も遊んでみてください!
コメント