こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Risk of Rain2 というローグライクの紹介します。以前紹介した、Risk of Rain の続編となり、3D アクションに進化した作品です。前作以上の暴力と面白さ、中毒性を秘めた超お勧めの作品です。やや値段は張りますが、ローグライク好きにはたまらない作品で、必ず長時間のめり込める作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
それでは早速紹介していきます!

概要
タイトル | Risk of Rain2 |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 3,055円(PS4) 2,800円(Switch), 2,570(Steam) |
プレイ人数 | 1 – 4 人(マルチプレイ対応) オンラインコープのみ |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 3D アクション・ローグライク |
開発元 / 発売元 | Hopoo Games / Gearbox Publishing |
一言 | 諸行無常という単語の意味を知るゲーム。 |
ストーリー
乗り込んだロケットの事故で見知らぬ惑星に不時着してしまった主人公。唯一生き残ったサバイバーとしてあなたは危険なモンスターが跋扈する戦場を駆け抜け、各地に散らばったアイテムを回収しながら、危険な星からの脱出を目指します。
こんなゲーム
三人称視点での3Dアクションシューティングです。主人公を操り5(+α)のステージをクリアして、狂気に満ちた惑星からの脱出を果たすことが目的です。ゲーム性としては前作のシステムを継承しており、そのまま3D版に移植したような作品です。

ローグライク形式なので、各プレイは独立しており、毎回最弱の状態から始まります。フィールド内にはアイテムの入ったコンテナや壊れたドローン、イベントの発生する祭壇等が自動生成で配置されています。各ステージでは出現する雑魚敵を倒したりアイテムを回収しながら、次のステージに進むためのポータルを探すことになります。
操作は移動、ダッシュ、ジャンプに加えて4つのスキル、消費アイテムが使用可能です。各スキルには数秒 ~十数秒程度のクールタイムが用意されており、4つのスキルを組み合わせて敵を攻撃します。スキルには広範囲に攻撃できるもの、移動や防御に特化したもの、敵にデバフを付与するもの等様々なものがあり、戦況によってタイミングよく使い分けて敵を殲滅します。


本作の一番の特徴は、時間の経過と共に難易度が上がっていくことです。ゲームの開始時は必ずイージーから始まりますが、時間が進むごとにミディアム、激ムズ、無理ゲーと難易度が上昇していき、今まで楽に倒せていた敵が徐々に倒せなくなっていきます。一刻も早く先に進みたいところですが、フィールドを探索するのにも、敵を倒すのにも、自身を強化するのにも時間がかかり、常に時間との勝負を強いられることとなります。

プレイヤーにはレベルの概念があり、敵を倒すことでステータスが成長しますが、強化幅はあまり大きくないため、基本的な強化は、敵を倒したお金で開ける宝箱から得ることができるパッシブアイテムを頼りにすることとなります。パッシブアイテムにはHPの回復量を増やすもの、攻撃力を上げるもの、2段ジャンプを可能にするもの等、攻撃・防御・移動に特化したものが沢山あり、どれも強力な物が多いです。

各ステージでは自身を強化しながら、広大なフィールドでポータルを探すことを目標とします。次のステージに進むためにはこのポータルを起動してチャージを完了させる必要があるのですが、起動するとポータルを中心にボスと大量の敵が出現します。チャージを完了させるにはポータルの周りで一定時間待機したうえでボスを倒す必要があるため、ボスと無限に湧き続ける雑魚敵の攻撃を回避し、制圧する必要があります。

これが中々難しく、大量の敵に囲まれて即死したり、強力なボスの一撃に屠られることが多いです。逃げ回って体制を立て直すことも可能ですが、ポータルから離れてしまうとチャージが溜まらないため、結果的に多くの時間を使い(=難易度が徐々に上昇し)、自分の首を絞めてしまうこともあります。

最初は出現するアイテム・プレイアブルキャラクター・スキルの種類が少ないですが、ミッションをこなすことでどんどんとアンロックされます。通常のプレイでは意識しない達成項目なども用意されており、様々な遊び方を楽しむことができます。


なお、本作ではゲーム開始時にゲームバランスを DRIZZLE/RAINSTORM/MONSOON の3つから選択することができ、選択したバランスに応じて、時間経過による難易度上昇までの猶予期間の長さや体力の回復速度が決まります。そのため、のんびりプレイしたい方は一番下のDRIZZLEで遊ぶことをおすすめします。
1プレイは30~50分程度でクリア可能です。一応、周回プレイも可能なので、やりこむ場合には 1 – 2 時間以上遊ぶこともできます。ストーリーのクリアはプレイ時間やスタイルにもよりますが、私は30時間程度要しました。しかし、隠し要素やアンロック要素が多く、ストーリークリア後も何度遊んでいます。

おすすめポイント
・歯ごたえのあるゲームシステム
時間経過に伴う難易度の上昇、ポータル起動時のボスと雑魚敵の怒涛のラッシュシステムにより、常にスリルあるバトルを楽しむことができます。敵・宝箱・ポータルの配置やお財布事情、時間経過を常に考慮しながら、如何に早く・安全にアイテムを回収するかを組み立てる必要があります。
時間を使った挙句、敵が強くなって苦しむ地獄を選ぶのか、アイテムの回収を控えめにした挙句、キャラクターの成長不足で苦しむ地獄を選ぶのか等、沢山の判断を常に迫られるため、プレイしていてとても楽しいです。
様々なキャラクター・アイテム・スキルの組み合わせによりプレイするたびに、発見や学び、後悔を感じることができる良作だと思います。
・強化幅の大きなシステム
アイテムの強化幅がかなり大きく、ローグライクにもってこいの大味なゲームバランスです。レアリティの低いアイテムでも数を集めると目に見えてプレイヤーが強くなっていることを実感できますし、強いアイテムを引くと一発で戦況をひっくり返すようなものも用意されています。
特に今作ではステージに配置されている 3D プリンターというギミックで、同じレアリティのアイテムを捧げることで1つのアイテムを大量に複製することができます。これにより、不要なアイテムを削除したり、特定のビルドに特化させたプレイスタイルを造り出すこともできます。
上手く進めると敵のレベルを大幅に上回って無双することができますが、油断したりもたもたしているとすぐにじり貧になってしまいます。アイテムの引きも重要ですが、プレイヤーの腕前に依存する点も多く、プレイすればするほど上達していくため、徐々にクリアできる確率が増えていくところが良いポイントだと思います。
・マルチプレイに対応
本作も前作に引き続きオンラインコープに対応しており、最大4人でプレイ可能です。死んでしまっても1人が生きていれば、次のステージに進むときに復活するので、みんなでワイワイとボスの討伐を目指すことができます。ライフ・お金は各プレイヤーでそれぞれ独立していますが、フィールドのアイテムは共有なので上手く分け合っていきましょう。

このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・1つのゲームに熱中したい人
・ローグライクが好きな人
ルール自体は非常にシンプルで取っつきやすいですが、難易度が高く様々なやりこみ要素があるため、一度始めると驚くほど速く時間が過ぎ去っていきます。プレイヤーの成長速度が異様に早い部分も特徴的で、遊ぶたびに全能感と無力感を感じることができる稀有な作品だと思います。
ローグライクが好きな人は絶対にハマると思うので是非遊んでみてください!
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・のんびりとゲームをプレイしたい人
・打たれ弱い人
記載の通り、時間が経つにつれて難易度が上がっていくため、のんびりプレイしていると次第にじり貧になっていきます。1つのミスを滅茶苦茶後悔することもあるので、のんびりプレイしたい人や神経質すぎる人には向いていないかもしれません。また、慣れないうちは最初の面でも死ぬことが多々あると思います。撃たれ弱い人やアクションゲームが苦手な人には向いていないかもしれません。
ここに注意!
後半に行くにつれてかなり大味の難易度上昇となり、敵の攻撃力が恐ろしいレベルになります。強化内容次第では被弾=即死もありえるため、ある程度の知識(を得る時間)や運が必要となります。
また、最初はキャラクター・アイテムの多数がロックされています。全てアンロックするには必然的にかなりの時間を要することが想定されます。併せて、プレイ中に中断・再開をすることができないため、まとまった時間にプレイすることをおすすめします。
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総括
TPS形式の3D アクション・ローグライクシューティングです。時間による難易度上昇のシステムとボス戦時の地獄絵図により、骨のあるゲームに仕上がっています。強化の幅が大きい点、立ち回り・プレイスタイルに幅がある点、キャラクターや隠し要素、チャレンジ要素が多数用意されている点から、中毒性が高くローグライク作品として非常にレベルの高い作品に仕上がっています。
1人で遊んでもマルチで遊んでも楽しい作品なので、ローグライク好きの方は是非購入してみてください!
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