こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Risk of Rain というローグライク2Dアクションを紹介します。謎の星に不時着した主人公が、生き残りをかけてモンスターからの猛攻に耐えしのぐ高難易度のアクションです。時間と共に難易度が上昇する独自のシステムと非常に細かいドット絵、着実に成長するシステムが病みつきになる作品です。続編の Risk of Rain2 の方が注目を浴びがちですが、本作も今でも色褪せないおすすめの作品なので、気になった方は是非覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Risk of Rain |
対応機種 | Steam |
価格 | 980円 |
プレイ人数 | 1-4人(マルチプレイ対応) |
言語 | 日本語非対応 |
ジャンル | ローグライク、2D アクション |
開発元 / 発売元 | Hopoo Games / Chucklefish |
一言 | 画面が細かい以外は完璧な作品。 |
ストーリー
“Risk of Rain”はローグライクゲームの流れを汲む、RPGの要素をもった横スクロールアクションゲームです。
貴方は宇宙連絡船”UES Contact Light”の事故に遭遇し、モンスターの跋扈する星に投げ出されてしまった唯一の生存者です。宇宙船はたくさんの貨物を積んでいましたが、事故によって各地に散らばってしまいました。この星で生き残るために、役立つものは何でも利用しましょう。
日本語 Wiki より引用
Risk of Rainとは – Risk of Rain 日本語Wiki (fc2.com)
こんなゲーム
サイドビュー形式のローグライク 2D アクションです。プレイヤーは6つのステージを攻略し、謎の星からの脱出を試みます。ローグライク形式なので、各プレイは独立しており死んでしまうと全てのアイテムをロストして最初からのスタートとなります。
操作は移動・ジャンプ・メインスキル・特殊スキル・アクティブアイテムの使用で、ステージ内の敵を倒しながら、次のステージに進むためのテレポーターを探します。移動していると敵が湧いてくるので適度に倒していきます。
メインスキルはクールタイムが無いため連発できる一方、攻撃力は低めです。特殊スキルには攻撃特化のもの(攻撃範囲が広いものや貫通性能があるもの)だけではなく、回避特化なもの(無敵時間をもつローリングや姿を消して敵から見えなくなるもの)等も用意されています。特殊スキルは強力な分、スキル毎に数秒のクールタイムが設けられており連発することはできません。双方を使いこなして戦っている30秒程度の動画を貼ってみました。
プレイヤーにはレベルの概念があり、敵を倒すことで成長していきますが、成長幅は誤差レベルで主な強化はパッシブアイテムの取得で行われます。パッシブアイテムはボスを倒したり宝箱を開けたり、祭壇にお金を捧げることで入手することができます。
パッシブアイテムには下記のように様々な効果があります。1つ1つの効果はそれほど強くありませんが、複数集めると様々な効果がシナジーが生まれてどんどん強力になっていきます。
-例
・体力の回復速度や攻撃速度を上げるもの
・攻撃時に〇%の確率で追加攻撃や追加ダメージを与えるもの
・ジャンプ回数を増やすもの
・特定の条件を満たすと体力が回復するもの
・特殊スキルのクールタイムを短くするもの
各ステージのどこかには次のステージに進むためのテレポーターが用意されており、テレポーターを起動することで次のステージに進むことができます。テレポーターに辿り着いたら、起動する必要があるのですが、起動には 90 秒要します。この間ボスが出現し、雑魚敵もプレイヤーの周りに無尽蔵に出現します。90秒を耐え抜き、全部の敵を倒すことで初めて次のステージに進むことができます。
また、本作の大きな特徴は時間経過による難易度の向上です。プレイ毎の時間経過で難易度が徐々に上がっていき、敵のステータスがどんどん強化されていきます。最初は楽に倒せていた敵が数分後には倒すのに苦労するようになるため、常に時間の節約が求められます。
本仕様により、1つのステージでできるだけアイテムを集めるのか、未回収のアイテムを無視してさっさと次のステージに進むのか等、プレイスタイルに選択肢が生まれることとなります。
全体的に難易度は高めですが、ゲーム開始時に3つの難易度(DRIZZLE / RAINSTORM / MONSOON)から選択することができます。選択した難易度に応じて、時間経過による難易度上昇までの猶予期間の長さが決まりまるため、のんびりプレイしたい方は一番下の “DRIZZLE” で遊ぶことをお勧めします。
キャラクターは全部で 12 種類で、最初は “Commando” というキャラクターしか使えませんが、アンロックすることで使用可能キャラクターが増えていきます。キャラクター毎にメインスキル / 特殊スキルが異なるため、それぞれ違った立ち回りでプレイすることが可能です。
その他、収集要素のモンスターログや特殊ルールで遊ぶことができるアーチファクト、特定の達成項目を埋めるアチーブメントなどやり込み要素も沢山なので何度も遊べる作品になっています。
ローグライクなので、エンディングまでの総時間は人によりますが、1度のプレイは 40 分程度でクリアできます。(周回プレイする場合は+α)。死んだらそこで終了なので、立ち回りに失敗すると5分以内に死んでしまうこともしばしばあります。
おすすめポイント
・ハードな難易度とリアルタイムに敵が強くなるシステム
クリアには高いレベルの実力・運が必要となる作品です。
時間経過の難易度上昇システムにより、敵の存在は勿論、時間や体力、宝箱の位置などを常に気にする必要があり、アクションの腕前だけでなく短期目線・長期目線での判断力も問われます。出現アイテムも影響力が大きいわりに完全ランダムなため、引きが厳しいと中盤以降の敵の猛攻を絶えぬくことが難しいです。
一方で、上手く進むとローグライクゲームらしくプレイヤーが想像以上に強化されて敵を一掃できるようになるため、ハチャメチャ感を楽しむことができます。ゲームシステム自体は非常にシンプルで、敵の種類やマップ構成の種類が少ない点、レアリティの高いアイテムもそこそこ拾える点から、ある程度プレイをこなしているといつの間にかいいところまで進めるようになります。
なお、5つのステージクリア後は最終ステージに挑むか、今まで訪れたステージをもう一度遊ぶか選択することができます。難易度が “HAHAHA” になると敵のステータスはそれ以上上がらないので、プレイヤーだけ一方的に強化が進み、無双状態になることができます。(収集要素や実績を埋めるくらいしかメリットがありませんが、)強かった敵が一瞬で溶けていくので鬱憤を晴らすことが可能ですw
なお、攻略にどうしてもクリアできない人はアーチファクト(特殊ルール)の Command を取得すると、取得するアイテムを自分で選択できるようになるため一気に難易度が簡単になります。やり過ぎは禁物ですが、プレイヤーの “もしも” を実現してくれるルールなので、1度は楽しんでみることをおすすめします。
こちらのリンクで詳しく紹介されているので、気になった方は覗いてみてください。
・マルチプレイ対応
また、本作ではマルチプレイに対応しており、2 – 4 人で遊ぶことが可能です。オンライン・ローカルの双方に対応しているため、クリアできない時には協力プレイでクリアを目指してもいいかもしれません。
#アイテムが分散するため、楽になるかというと少し微妙な気がしますが・・・
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・ローグライクアクションが好きな人
・長時間遊びたい人
日本語非対応ですが、ルールやアクション性はシンプルで、非常に取っつきやすいです。それほど難しい単語はあまり出現しないので、英語が分からなくても普通に楽しめる作品だと思います。
また、アクション面・ゲームシステム面の双方で完成度が高く、やりこみ要素や使用可能キャラも多いため、何十時間も遊べる作品だと思います。ローグライクアクション好きのゲーマーには刺さる作品だと思うので、気になった方は遊んでみてください。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・時間に縛られずにのんびりプレイを楽しみたい人
・打たれ弱い人
記載の通り、時間の経過と共に難易度が上昇していきます。常に立ち回りを意識する必要があり、空中の足場に上手く乗れなかった時や、予期せず高所から落ちてしまったときは、落下ダメージ的にも精神的にもきついものがあります。のんびりアイテム回収をしきってから次のステージに進みたい人には向いていないかもしれません。
また、Command を使用しない場合、なかなか難易度が高いため、何度も死ぬことが想定されます。ある程度長時間遊ぶことを前提に購入することをお勧めします。
ここに注意!
プレイヤーが小さく、非常に画面が細かいです。後半は敵の猛攻が熾烈になり何が起こっているのかわからない時が多々あります。設定からズームすることができますが、それでも小さいので大画面のディスプレイで遊ぶことを推奨します。
日本語は非対応ですが、ストーリー等は一切なく、アイテムやスキルの効果は Wiki より確認することが可能なのでルールさえ把握できれば、プレイ・攻略は英語が分からなくても余裕です。
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総括
時間経過で難易度が上昇していくローグライク形式の 2D アクションとなります。難易度が高く日本語非対応なため、ハードルはやや高めですが、シンプルながら中毒性とやりこみ性が高いゲームシステムで非常に面白い作品です。プレイアブルキャラクターの多さ、コーププレイや周回プレイ、特殊ルールに対応していているため、何十時間も遊べる作品になっています。
非常に面白い作品なので気になった方は是非遊んでみてください!
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