記事内に広告を含む場合があります。

Rising Hell 地獄の底から駆けあがれ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Rising Hell というローグライクアクションを紹介します。見た目通りの毒々しいビジュアルが特徴的なジャンプアクションで、ヘヴィメタル全開のBGMが魅力的な作品です。シンプルかつ苦悩レベルでどんどんと難しくなっていくゲーム性が特徴のコアな作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルRising Hell
対応機種Steam, PS4, Nintendo Switch
価格1,010円(Steam), 990円(PS4, Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, ローグライク
開発元 / 発売元Tahoe Games / Toge Productions, Neon Doctrine
一言あらすじを何回読んでも理解できないでござる。。。

ストーリー

ルシファーが反逆した。
仲間を裏切ったのだ。
天界の転覆という不浄な欲望に駆られ、対戦に火をつけ、大軍勢を敵に回した。

結局、ルシファーは敗北した。

天界はその救われぬ肉体を、一本の樹の根に封印した。
その根はザックームの樹へと育った。
すると幹の中で地獄が生まれ、堕落した悪魔たちはその牢獄で王の復活を待った。

だが、一部のせっかちな者は、ルシファーの封印を打ち破る方法を探した。

“ペテン師” メフィストー
「4人の大悪魔が守っている限り、出口は決して見つからん。」
「奴らは無敵だが、我が作ったこのヘルベインなら倒せる」
「奴らを皆殺しにして、自由を手にするのだ!」
(ゲーム内より抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションで、計3(+α)つのステージのクリアを目指します。ローグライク形式なので出現するアイテムや地形はプレイ毎にランダム生成され、ゲーム開始時は何も持たない状態から始まります。ジャンプを駆使して上方向に登っていく縦スクロール形式のジャンプアクションで、一度登った足場を下ることはできません。操作は移動・攻撃・(壁)ジャンプ・ダッシュ(無敵時間あり)のみとシンプルです。通常攻撃は近接または中距離の攻撃ですが、特徴的な点として空中で敵に触った時にジャンプボタンを押すことで、攻撃を繰り出して再度ジャンプをします。

敵を連続で踏むように意外とスタイリッシュな動きができます。

道中では強化武器が出現することがあり、取得することで一時的に通常攻撃が強力となり攻撃範囲も増加します。画面左上の体力ゲージの下に表示される黄色いゲージが残弾数となるので、無駄遣いをしないように注意する必要があります。

アイテムは複数種類あります、稲妻や散弾で遠距離攻撃が可能となるものもあります。
稲妻は壁を貫通するので使い勝手が良いですね。

各フロアは雑魚敵部屋とボス部屋から構成されており、雑魚敵部屋では最上部のゴールを目指して足場を登っていきます。ゴールに辿り着くと、敵を倒して得たタマシイ(お金)を利用してパッシブ効果を持つアイテムを購入することができます。被ダメージの軽減や回復手段の獲得、与ダメージの増加等様々な恩恵を得ることができます。

アイテムは1度に1つしか購入できず、お金が無くて買えない場合もあるので計画的に。

各ステージの最後には見た目も攻撃も派手なボスが待ち構えています。攻撃パターンはやや単調ですが、戦い中にフォルムチェンジする敵もいるので注意が必要です。バトル中も強化武器が出現するので、被弾に気をつけながら回収しに向かいましょう。

敵も中々に禍々しいです。昔のSTGに出てきそうな見た目ですね。

ゲームクリア後は “ケガレ” というクレジットを消費することで、新キャラクターの開放や持ち込みアイテムのアンロックを行うことができきます。現段階は4つのキャラクターが用意されており、それぞれ攻撃方法が異なるため、プレイスタイルにあわせた選択が可能です。また、各プレイ開始時には1つのアイテムを持ち込むことが可能です、アンロックのコストが高いものほど強力なものが多いので、繰り返しプレイするとクリアしやすくなるゲーム性でした。

持ち込みアイテムはメリットとデメリットの効果がセットになっています。

1プレイは30分程度でクリア可能で、難易度は通常とイージーに該当する “贖罪モード” から選択することができます。クリア後は “苦悶” レベルという要素が解放され、24段階まで難易度を上げたバージョンに挑むことができるようになります。

敵から受けるダメージの増加等厄介な制約がどんどんと足されていきます。

また、徐々に増える敵を倒していくアリーナモードや初期装備でボスの攻略を目指す神殺しモードなど、4つ以上のモードが用意されており、ストーリークリア後もある程度楽しめました。

おすすめポイント

・昔ながらのシンプルアクション

操作とゲームシステムは非常にシンプルで、ファミコン時代の作品を彷彿とさせます。

敵の攻撃パターンや運による振れ幅は少なめで自身の腕前と経験で攻略するシステムです。アイテムや敵の数は少なめ、一度登った足場は降りることができない、救済アイテムや劇的に難易度を下げるアイテムもない等、昔ながらの高難易度や不自由さ、縛りプレイの中でゲームを極めるチャレンジを楽しむような作品でした。操作は簡単ですが、苦悶レベルの存在でどんどんと難しい難易度に挑むことができる作品なので、やりこみ要素が好きなコアなゲーマーに向けた作品であるように感じました。

また、派手な見た目と重厚感のあるメタルサウンドが特徴的な作品です。ドットは精巧で血沸き肉躍るような地獄絵図が音楽と合わせて上手く再現されていました。ステージは少なめでしたが、それぞれのステージでギミックやビジュアルが上手く区別されていたため、最初は楽しむことができました。(後から同じ景色を何度もみることとなるので、やや飽きてしまいました。)

毒の海の中を急いで駆け登るステージ。とにかく色々と濃いです。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・昔ながらのシンプルなアクションが好きな人
ヘビメタが好きな人

見た目は派手で一般受けしにくそうですが、操作性やゲーム性は非常にシンプルで意外と取っつきやすい作品です。敵の行動パターンを覚えながら地力をつけてクリアする硬派な作風なので、昔ながらの簡素な作品が好きな人にはおすすめすることができると思います。

また、派手な見た目とヘビメタが特徴的です。見たまんまのグロテスクな世界観、ヘビメタが好きな人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・周回が前提の作品が苦手な人
シンプルな作品が苦手な人

通常難易度でのクリアは容易で、何回かプレイしていると直ぐにクリアできるようになります。”苦悶” レべルを上げてどんどんと縛り要素を追加して高難易度版に挑むゲーム性なので、縛りプレイが苦手な人や何度も同じダンジョンに挑みたくない人にはおすすめすることができないと思います。
また、敵やアイテムの種類は少ないため、やや単調で同じようなプレイスタイルになりがちです。シンプルな作品やローグライクシステムを存分に楽しみたい人にはおすすめすることができないと思います。

ここに注意!

最初に利用可能な主人公は近距離攻撃特化でやや癖があります。中盤から遠距離攻撃が可能なキャラクターがアンロックされるため、まずはとにかく挑んで他のキャラクターをアンロックすることをおすすめします。

画面の主張が激しい反面敵の攻撃が若干見辛いです。想定外の被弾が発生する点がやや残念でした。

類似のゲーム

Valfaris・・・ヘビメタ成分マシマシの2Dアクション。紹介はこちら

総括

サイドビュー形式の縦スクロールアクションで、3+(1つ)のステージのクリアを目指します。重低音の響くメタルなサウンドとド派手なドット絵、昔ながらのシンプルなゲーム性が特徴的な作品です。苦悶レべルで難易度を上げる作品ではありますが、敵やアイテムの種類が少ないためやりこみ要素が好きな人・昔ながらのシンプルアクションが好きな人はハマるかもしれませんが、あまり万人受けする作品ではないように感じました。Steam であればDemo版も公開されているので、気になった人はまずはDemo版を遊んでみることをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました