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Revita 記憶はクロックタワーに眠る【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Revita というローグライクシューティングを紹介します。記憶を失った少年が、自身の記憶を取り戻すために巨大なクロックタワーを登るアドベンチャーです。バラエティ豊かな強化アイテムとライフを削って自身を強化するシステムが特徴的なので、ローグライク作品が好きな人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルRevita
対応機種Steam
価格1,730円
プレイ人数1人
言語日本語非対応
ジャンルローグライク, 2D シューティング, 2D アクション
開発元 / 発売元BenStar / Dear Villagers, Doyoyo Games
一言ライフを支払いすぎて宝箱部屋や強化部屋、泉の部屋が段々トラップに見えてきます。

ストーリー

見慣れぬ地下鉄の中で目が覚めた少年。
彼は記憶を失っており、自分の名前も思い出せませんでした。
彼の前に現れた巨大なクロックタワー。直感に導かれて彼は記憶を取り戻すために冒険に繰り出します。
#英語に自信が無いので間違っているかもしれません。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションで、全60個のフロアを攻略します。ローグライク形式なので、各プレイは独立しており、マップ構成や出現するアイテムはランダムです。操作は移動・ジャンプ・ダッシュ・攻撃・サブウェポン使用・回復です。各フロアでは出現する敵を全滅させることで次のフロアに進むことができます。

通常のフロアは3~6匹の敵が出現し、倒すことで次のフロアに進めます。

操作はツインスティックシューティング(左スティックで移動・右スティックで360°に照準を合わせる)で通常攻撃では銃を発砲します。銃はショットガンやスナイパーライフル等、性能の異なるものが用意されています。銃には弾数の制限は無く、最初に選んだ銃を最後まで使い続けることとなります。

各フロアの部屋は狭く、最大でも↑の2倍くらいの広さです。
サブウェポンはエネルギーを消費します。
エネルギーは攻撃を敵に当てると溜まります。
序盤フロアのクリアシーン。

プレイヤーは後述の方法でパッシブ効果を持つレリックを集めることで強くなります。レリックの種類は200種類以上と多く、下記のような様々な効果を持ちます。

  • 攻撃力や攻撃範囲、攻撃速度を上げる
  • 主人公の後を着いてきて自動で攻撃してくれる仲間が増える
  • 敵を一定確率で状態異常(燃焼・毒・氷・混乱)にする
  • ボス撃破時のアイテムのドロップ数を増やす
  • 発砲する銃弾を1つ増やす
  • ダメージを肩代わりするシールドを入手した時、追加のシールドを入手する
最終的には沢山のレリックを所持することとなります。

主人公は敵を倒すことで青色のソウルを入手することができます。ソウルは画面左上のハート(体力)の下のゲージで貯まっていき、ゲージを消費することでハートの回復や最大体力の増加に利用することができます。

ハートの回復、最大ハートの増加はどのタイミングでも可能です。

そして、本作では様々な場所でハートを下記のように通貨として利用することができます。

  • 宝箱を開けてレリックを入手する
  • レリックの泉でレリックを入手する
  • ショップでアイテムを購入する
  • 鍛冶屋で所持しているレリックを強化する

数フロアに1度出現する宝箱部屋ではレリックを獲得することができますが、開けるにはライフを支払う必要があります。壊すとソウルが出現するので、時にはレリックの入手を諦めることもあります。

開けるまで中身が分からない点がデメリットです。

同じく数フロアに1度出現するレリックの泉では、体力を消費することでレリックを獲得することができます。レリックの泉では事前に獲得するレリックを確認できるため、不要なレリックであればスルーすることもできます。

ハートを複数捧げるとより強力なレリックを獲得することができます。

時々出現するショップではレリックや鍵、シールドの購入が可能です。ただし、同じく体力を支払う必要があるので、支払いに悩まされることとなります。

入場にはランダムドロップの鍵が必要です。
せっかく鍵を使ったので何か買いたくなるのが人情です。
レリックが取得できるそれぞれのフロアは12フロアに1度出現します。

12フロア毎に巨大なボスとの戦闘が始まります。通常フロアより格段に難易度は高いですが、クリア時には体力回復アイテムや鍵等のアイテムを獲得することができます。攻撃パターンは少なめなので、覚えてしまうと何とかなります。

派手なレーザービーム

ボス撃破後は手持ちのレリックの強化が可能です。強化することでパラメーターの上昇値が増えたり、レリックの効果時間が増えます。複数回強化することもできますが、強化には体力を消費するので、過度な強化は禁物です。

プレイ終了時には進行度に応じてクレジットを獲得することができます。新しい武器やレリックのアンロック、新しいNPCや強化要素の開放等が可能です。

最初は格段にソウルの入手数が増えるChainmeterを購入しましょう。

1プレイは30~45分程度でクリア可能です。難易度はやや高めですがエイムアシストやゲーム速度の変更設定なども充実しており、初心者でもクリアしやすいように設計されていました。

おすすめポイント

・生き残るために命を削るゲームシステム

アイテムを入手・強化するには体力を消費します。ランダム成分は少ないため、プレイヤーの知識と経験値が溜まるほど被弾が減り、強化アイテムを入手しやすくなります。敵から得られるソウルは時間経過で消えてしまう、敵を早く倒すことでより多く入手出来る等、プレイヤーの腕前次第で強化幅が大きく変動するシステムです。強化が上手く進むとどんどんと被弾も減るため、一度戦った敵やボスには勝ちやすいような設計でした。

強化が進み一度の発砲で敵に累計80ダメージ以上与えている図。

一方で、ボスの攻撃は激しく、パターンを覚えても避け辛いので、ボス戦を見据えてハートをどれだけ残しておくかのチキンレースやギリギリの体力で戦うプレッシャーを楽しむことができます。アイテムの種類も多く、短時間でプレイできるので、死んでしまっても直ぐにリトライしてしまう中毒性がありました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・実力重視のアクションが好きな人
・スリルを味わいたい人

体力が通貨となるため、プレイヤーの腕前が進行度に直結します。被弾数が少ないとどんどんハートを強化に回せてより被弾を減らせる好循環になるので、実力重視のゲーム性が好きな人にはおすすめできます。

また、強化をしないと敵との戦闘が厳しいけれど、強化すると体力が減ってしまうというジレンマと常に戦うこととなります。雑魚敵戦でも被弾を極力避けようと常にヒリつくため、スリルを味わいたい人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・周回要素が苦手な人
・派手なインフレを楽しみたい人

レリックや武器の強化要素、一部のイベントはある程度周回することで徐々にアンロックされます。最初はその分クリアし辛いように設計されており、周回前提のシステムとなっているため、周回要素を億劫に感じる人にはおすすめすることができないと思います。

また、どんどんプレイヤーが強化されていくものの、多くのレリックの効果が地味で圧倒的な成長は感じにくいです。Vampire survivors のような派手な強化を楽しみたい人にはおすすめすることはできないと思います。

ここに注意!

・全編英語ですが最低限の英語が読めれば攻略は可能だと思います。

・特に序盤は部屋の構成や敵の種類が少なく、強化幅も小さいので同じような内容となる点が気になりました。

・選択肢を変更する時は一定時間方向キーを入力し続ける必要がありました。

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総括

サイドビュー形式のローグライクアクションで、アリーナ形式で出現する敵を倒しながら60個のフロアの攻略に挑みます。レリックを得たり、強化するためにハートを支払うゲームシステムにより、常にギリギリの戦いを強いられるためスリルがありました。ややステージギミックや敵の種類が少ない点は気になりましたが、200種類以上のアイテムが出現・短時間でプレイ可能・負けた時の原因が分かりやすい点から中毒性があります。ローグライク作品が好きな人にはおすすめできる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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