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ReversEstory 3つのモードからなる弾幕STG【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は ReversEstory という2Dシューティングを紹介します。2つのローグライクのモードと1つのメトロイドヴァニアのモードを持つ、1粒で3度美味しい作品に仕上がっています。弾幕成分に溢れた作品でやりごたえばっちりなので、弾幕シューティングが好きな人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルReversEstory
対応機種Steam, IOS, Android
価格520円(Steam), アプリ内課金(IOS / Android)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2Dシューティング2Dアクションローグライクメトロイドヴァニア
開発元 / 発売元ilili_world / ilili_world, Pujia8 Studio
一言ボス戦が長いのが1番キツかったかもしれません

ストーリー

ストーリーはほぼありません。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションです。本作には主人公が3人おり、主人公毎にゲームシステムが異なります。どのキャラクターも操作は同じで、ツインスティックシューティング(両スティックで移動+360°照準合わせ)・ジャンプ(回数無制限)・通常攻撃・チャージ(攻撃・チャージダッシュ)です。

それぞれのゲームモードについて紹介します。

■ナナ編

ベースとなるローグライク形式のゲームモードです。主人公のナナを操り計5つのステージを攻略します。各ステージは複数のマップから構成され、各マップでは全ての雑魚敵を倒すことで次のステージに進むことができます。

通常攻撃は弓による遠距離攻撃でチャージショットは複数の矢をまとめて放ちます。攻撃は画面左下に表示される弾を消費して攻撃を繰り出します。弾が無くなったら攻撃できませんが、弾は時間経過で回復します。

装備している武器によって通常攻撃・チャージ攻撃の弾数や攻撃方向が異なります。
次に進むマップはランダムに表示される2つの部屋から1つを選択します。

敵を倒したり、部屋内に出現する宝箱を開けることで、装備が出現します。装備は武器・チャージ魔法・アミュレットの3つを装備することができ、現在装備しているものよりも強いアイテムが出現した場合には乗り換えることができます。攻撃力だけではなく、弾の所持弾数や回復速度、クリティカル発生率や攻撃方法も装備によって様々なので、強い武器があればどんどんと乗り換えていきましょう。

装備中の武器が中央上部に表示されます。拾った武器が中央下に表示されるのでよく見比べて選択しましょう。

各ステージの最後にはボスが待ち受けています。ボスは弾幕STGを彷彿とさせる激しい攻撃を繰り出してきます。体力ゲージが複数あり、ゲージ毎に攻撃パターンが異なるため、ひたすら耐えつつ攻撃することとなります。

ボスの体力は右側の赤ゲージ(4本)。緑色の弾を避けながら回転する赤色のレーザーの動きについていきます。

■エリン編

ナナ編にアレンジが加わったローグライク形式のゲームモードで5つのステージのクリアを目指します。エリンは弓矢ではなく魔法で敵を攻撃し、敵を倒した際に出現するカードを使用することで、魔法の攻撃力やチャージショット時に出現するミサイルの数が強化されます。武器を選択するわけではなく、攻撃力や攻撃枚数が強化されるカードを次々使用するため、プレイが進むにつれてエリンの攻撃力も増加していくこととなります。

左が現在のパラメーター。中央上が現在装備中のカード。中央下が選択中のカード(使用すると火属性魔法の攻撃力が増加)です。
右のカードは部屋内でドロップしたカード一覧で全て使用してから次のマップに進むことができます。

また、エリンは別の強化要素として初期カードをダンジョンに持ち込むことができます。プレイ回数をこなすとクレジットを獲得することができ、クレジットを使用することで新しいカードを獲得できます。新しいカードは持ち込みのカードとして選べるほか、カードの持ち込み枚数自体を増やすこともできるので、クリアできない場合は何度も挑んで、新しいカードを増やしましょう。

スマホゲーのガチャみたいで楽しいです。

ナナ編とエリン編はクレジットを用いることで最大体力を増やしたり、ボス戦の練習モードを解禁することができます。ボスの攻撃パターンは固定なので、クリアできない場合は何度も練習で覚えてしまいましょう。

ゲーム内で集めたクレジットで最大体力を増やすことができる。

■終末編

終末編のみ他のモードとは異なり、メトロイドヴァニア形式のゲームモードです。操作性は同じですが、通常攻撃は剣での攻撃となり、弾は消費しません。ローグライク形式ではなく、広大なマップを攻略するような探索重視のシステムとなっています。

剣はリーチが短いので短期決戦を目指します。チャージショットは遠距離攻撃可能です。

武器の選択やパズル要素は無く、敵を倒しながら先に進むことで強化アイテムを入手し、探索範囲を広げていくこととなります。セーブポイント間でワープしたり、敵を倒して得たお金で体力回復用のポーションを購入することができるので、ポーションを大量に用意してゴリ押しすることも可能です。

マップを頼りに未探索の部屋を冒険します。

それぞれのモードのクリアまでの目安は腕前次第ですが、私は全てのモードをクリアするまでに18時間程度要しました。特に各モードのラスボスの難易度が異様に高く、大半の時間をラスボス対策に消費しました。やりこみ要素として最大体力1で遊ぶモードやゲーム内の実績等も用意されていました。

おすすめポイント

・1作で3度美味しい作品

操作感こそどのゲームモードでも同じですが、出現するボスが異なるため、やり込みがいがあります。被弾後の無敵時間が短く、ゴリ押しをするとすぐに返り討ちにされてしまいます。一筋縄ではいかない難易度ですが、ボスの攻撃パターンは固定でランダム要素のある攻撃は殆ど無いため、練習を重ねることで自然に倒せるように設計されています。また、どのゲームモードでもプレイ回数が増えると最大体力や回復が増えたり、ボス戦の練習ができるため、根気さえあれば何とかクリアできる難易度に仕上がっているように感じました。

強化の幅は大きいのですが、主人公の攻撃のバリエーションは多くないので、全体を通してローグライクやメトロイドヴァニアのゲームシステム自体を楽しむというよりは、とことん弾幕STGを重点においた作品だと感じました。

攻撃パターンを覚えてこちらの動きもパターン化してしまいましょう。

また、BGMについては、通常ステージは軽やかな曲調ですが、ボス戦では壮大で重厚感のある曲調です。音色豊かなBGMが緊張感のある戦いを大いに盛り上げてくれたため、個人的には高評価でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・弾幕シューティングが好きな人

難易度は高く、ボス戦では弾幕をひたすら耐えながら攻撃する事が求められます。弾幕成分が好きな人、高難易度のアクションやシューティングが好きな人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

普通のローグライクやメトロイドヴァニアを楽しみたい人
高難易度シューティングが苦手な人

出現する武器やカードによって立ち回りが大きく変わる事もなく、ボス戦ではひたすら弾幕を避け続けることとなるため、ローグライク成分は薄めです。ローグライクやメトロイドヴァニア作品を目的として購入を検討している人にはおすすめする事ができないかもしれません。また、難易度はかなり高めなので、高難易度シューティングが苦手な人にもおすすめすることができないと思います。

ここに注意!

キーボード操作には対応しておらず、ゲームパッドが必須となっています。また、上下左右に自在に移動できるわけではなく、ジャンプやチャージ中の移動・ステップをメインに移動することとなります。操作が独特で慣れるまでは時間を要するため、普通の2Dシューティングを求めている人にもおすすめする事ができないかもしれません。

ナナ編・エリン編は雑魚敵戦が簡単で物足りないです。一方で、終末編の後半は、遠方から一方的に攻撃されるので、雑魚敵戦も難易度が高く、やや難易度設計が統一されていないように感じました。

類似のゲーム

Rabi-Ribi・・・メトロイドヴァニア形式の弾幕シューティング作品。いずれ紹介予定。

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ステージクリア型を含む3つのモードからなるアクションシューティング。ローグライク/メトロイドヴァニアは無いのでご注意ください。

総括

サイドビュー形式の2Dアクションシューティングです。2つのローグライクモードと1つのメトロイドヴァニアモードの3つのゲームシステムを楽しむ事が出来ます。操作性に癖があり、弾幕成分が強いため難易度は高めですが、最大体力やポーションを増やしたり、ボス戦のみ練習するモードの開放が可能なため、時間をかければクリアしやすい作品でした。ローグライク・メトロイドヴァニア作品としてみるとやや物足りなさはあるかもしれませんが、弾幕STGとしてはコスパが良い作品だと思うので、気になった人は是非遊んでみてください!

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