記事内に広告を含む場合があります。

Reventure あらゆる結末が待ち受ける!なんでもありのアドベンチャー【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Reventure という 2D アクションゲームを紹介します。サブタイトルの通り、100通りのエンディングが用意されており、様々な結末を楽しめることができる作品です。1プレイ自体は長くても数分で終わるため、ひたすら試行錯誤してまだ見ぬエンディングを集めていく形式のゲームとなります。非常に細かいところまで造り込みがなされており、一つ一つのエンディングが楽しめる作品なので気になった方は覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルReventure (レベンチャー)
対応機種Steam, Nintendo Switch, XBOX, IOS, Android
価格820円(Steam), 600円(Switch), 490円 (IOS)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション パズルゲーム(若干)
開発元 / 発売元Pixelatto / Pixelatto
一言自由度が高いので広義のオープンワールドなのかもしれない。
#スマホ版は少し遊びにくいかもしれません。

ストーリー

主人公はダークロードという悪の皇帝に連れ去られたお姫様を救い出すように王様から要請を受けます。果たして主人公は旅に出るのでしょうか・・・?

こんなゲーム

サイドビュー形式の 2D アクションゲームとなります。主人公を操り、好きなことを行います。王様から依頼を受けた通り、囚われたお姫様を助けてもいいですし、二度寝するもよし、敵の悪事に加担しても問題ないです。一応、エンディングを 99 種類見た後にアンロックされる 100 番目のエンディング + α を見ることが目標となります。1つのエンディングまで数十秒、長くても 3-7 分程度で到達するため、テンポはサクサクすすみます。操作は移動・ジャンプ・アイテムボタンの3つとかなりシンプルです。

例として一つのエンディングまでの流れを下記に乗せてみました。

自室。スタートはいつもここから。
まずは家の近くの洞窟で伝説の剣をゲット
“王様を伝説の剣で刺してみたwww” と言わんばかりの行動力で王様をグサー。
ゲーム開始からわずか1分で即エンディング、主人公は一時的に王様になりましたが、すぐに殺されてしまいました。
復活して主人公は再度旅に出ます。

確認したエンディングはメニュー画面から確認することができます。この一連の流れを繰り返し、まだ見ぬエンディングを求めて試行錯誤します。穴に飛び込んでみたり、 NPC にちょっかいをかけたり、敵に近づいてみたり等、思いつくことを片っ端から試してみましょうw 道中に落ちている紙切れを拾うことで、アンロックされていないエンディングのヒントを見ることができます。

この表を埋めることが目標。

エンディング後は自室に戻されて、再度ゲームが始まります。基本的にそれぞれのプレイは独立しており、アイテムなどの引継ぎは行われませんが、特定のエンディング後は主人公が転生して名前が変わったり、新しいアイテムが配置されていたり、特定の場所へのショートカットが追加されることもあります。

マップ内にはフックショットや爆弾等、いたって普通?なアイテムが配置されています。取得することで特定のギミックを乗り越えることができますが、アイテムを取ると重さによりジャンプ力が低くなり、高い所に登れなくなります。更に複数取り過ぎると、アイテムの重さに耐えきれずにゲームオーバーになってしまうという事態も発生します。エンディングのフラグを満たすために、必要最低限のアイテムを取捨選択したり遠回りしてギミックを回避する立ち回りが求められます。

フックショットで高い所に移動できる
頭を使う要素もあります。

複雑なアクションはあまり求められず、どちらかというとアイデア力が求められる作品であるように思いました。自分の場合、(残り20個のエンディング付近からカンニングを始めて)エンディング・やりこみ要素のコンプリートで10時間強程度でした。

おすすめポイント

・考え尽くされた 100 のエンディング

家の前の石に躓いて冒険終了のエンディングから囚われの身のお姫様を暗殺するエンディングまで様々なパターンが用意されています。小学生が考えたような馬鹿らしいものから、想像もつかない意外なもの、しっかりと道筋を建てて挑まないと達成できないもの等、ありとあらゆるパターンが想定されており、発見し甲斐があります。

エンディング時のユーモアの効いたコメントが個人的にはツボでした。日本語訳もしっかりしていて好感が持てました。

悲しいシーンだけ切り取っていますが、ハッピーエンドや通常エンドも沢山用意されています。

また、エンディング後に主人公の見た目が、前回死んだ時の状況を引きずっている時もあります。(炎で焼かれたエンディングの後、真っ黒なキャラクターでゲームが始まる等)前回プレイ時との差分を探すことも本作品の楽しみだと思います。

前回のプレイでトゲに落ちて死亡したら、次回のプレイではトゲが刺さったままゲームスタート。

他にも、日本語プレイの場合、アイテムとして寿司が出てくるのですが、英語プレイの場合はハンバーガーが使用されていました。こういう小さな心意気を感じることができるところが本作の良さだと思います。

100 個目のエンディング・クリア後のやりこみ要素については、上記の要素以上に作りこまれており、達成感を感じさせてくれるエンディングとなっていました。到達するのは大変ですが、購入した場合には是非見てみてほしいシーンだと思います。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・試行錯誤が好きな方
コンプリート要素が好きな人

ひたすら試行錯誤を繰り返し、エンディング表を埋めていくゲームです。隠しマップやアイテムの意外な使い方を探すことが好きな人、クエストの達成や収集要素が好きな人にはお勧めの作品となります。プレイしていると少しずつマップに変化が現れるため、アハ体験が好きな人にもお勧めできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・作業ゲーが苦手な人
・成長要素を求める人

エンディング後は毎回所持アイテムがなくなり、マップも広大なため、アイテム回収や移動で 2-3 分かかることがザラにあります。途中までは同じ作業を何度も繰り返し、最後だけ別行動を取るというパターンも多いため、作業ゲーである部分に注意ください。また、キャラクターには成長という要素は一切ないため、その点にも注意です。

ここに注意!

ややグロテスクなシーン、衝撃的なシーンが用意されています。苦手な方は初回プレイ時に設定から表現をマイルドに変更しておくことを推奨します。

未回収のエンディングのヒントを確認することはできますが、これだけだと全然わからないことが多々あります。どうしても詰まってしまったら英語版の wiki や YouTube のプレイ動画を確認してもいいかもしれません。

エンディング後はアイテムがリセットされる要素が面倒くさいです。重要アイテムは家の近くに配置されており、数十秒で回収可能ですが、リトライ回数も相当数必要なため、累計すると多くの時間を費やす必要があります。ゲームの進行率に応じて基本アイテムは家の中に配置されるという機能があったらよかったように感じました。(剣は途中から家の中に置かれるため)

マップは全体的に広めで、ショートカットなども用意されておりますが、取得するアイテムに応じて移動経路が変化することが多いため、道を覚えておく方がいいかもしれません。

類似のゲーム

Minit・・・1分間で死んでしまう呪いにかかった勇者を操り、繰り返しプレイしながら謎を解いていくアクションゲーム。ゲーム性は少し似ている。

総括

サイドビュー形式の 2D アクションゲームです。主人公を操り、100 種類のエンディングを確認することを目的としています。エンディングやマップ構成、隠し要素等の一つ一つが非常に丁寧に作られていると感じました。 1プレイ自体は長くても数分で終わりますが、後半は面倒くさいものが多いため、攻略サイトを駆使し、まとまった時間に遊ぶことを推奨します。ハマる人とハマらない人が綺麗に分かれるゲームだと思うので、まずは動画や PV を見てから購入するか検討してもいいかもしれません。

100 番目のエンディングは、最後を締めくくるのに相応しいものなので、購入した方は最後まで挫けずに頑張ってください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました