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Rain World 家族へと続く地獄の道【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Rain World というサイドビュー形式の2D アクションの紹介を行います。ネコっぽい姿のナメクジを操り広大な自然を探索するアドベンチャーで、細部まで描き込まれたグラフィックとプレイヤー自身が手探りでゲームシステムを解き明かしていく点が特徴の作品です。見た目以上にハードな作品で、やりごたえばっちりなので気になった人は是非遊んでみてください。

それでは早速紹介していきます!

#ゲーム内で紹介されないゲームシステムについて紹介しているので、ネタバレが気になる人はクリア後に戻ってきてください!

概要

タイトルRain World
対応機種Steam, PS4, Nintendo Switch
価格1,980円(Steam), 2,420円(PS4), Switch(2,400円)
プレイ人数1-2人(ストーリーモード),1-4人(アリーナモード)
言語日本語非対応(PC版) / 日本語対応(PS4, Nintendo Switch)
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元Videocult / Akupara Games
一言(こんな世界ならはぐれた家族も死んでそうですが…)

ストーリー

『Rain World』は、危険に満ちた独特な世界で家族を探す冒険に向かう2Dアクションアドベンチャーゲーム。

大洪水によって家族と離れ離れになってしまった「Slugcat(なめくじネコ)」は、たった1人で荒廃した世界をさまよう。

だが、この世界は危険と謎に満ちあふれている。
独自の生態系を持つ土地、古代文明の廃墟、容赦なく襲いかかってくる危険な生物…自分自身もそこで何かを捕食しながら生きていかなくてはならない。

そして、何よりも危険なものは雨だ。あれは全てを飲み込んでしまう。
どこかにある「雨宿り場」で、雨をしのいで体を休めよう。

荒れ果てた無情な世界で家族を見つけ出せるだろうか?
この命が消えてしまう前に…

(PS Store より抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションでなめくじネコを操り、はぐれてしまった家族との再会を目指して冒険を行います。操作は移動・ジャンプ(壁ジャンプ)・物を掴む・投げる・手に持つアイテムを入れ替える・ご飯を食べるです。道中ではワニやムカデ等がステージを歩き回っており、なめくじネコを見つけると襲い掛かってくるので、隠れてやり過ごしたり、逃げ回ったりしながら先に進んでいきます。

襲いかかってくる生物を躱しながら先に進みます。
手足が器用なので、両手を離したままロープの上で歩いたり、ジャンプしたりすることができます。

ステージは非常に広大で、ロープやパイプ等でマップが不規則につながっています。クリアまでのルートは複数あるため、好きなルートで進むことができます。

一度訪れた場所はマップに描き込まれます、これだけでも全体マップの 5% もありません。

なめくじネコは左右の手でアイテムを2つまで拾う事ができます。飛んでいる虫を捕まえて食べたり、枝を敵に投げて攻撃したり、枝を壁に突き刺して足場にしたりと様々な活用方法があります。アイテムの効果は使ってみないと分からないので、試行錯誤が求められます。

白い虫は捕まえると飛ぼうとして羽ばたくので、ナメクジネコのジャンプ力があがります。

青い木の実を食べてお腹を満たすシーン。

ゲームはリアルタイムで時間が進み、1日の開始から一定時間経つと、夜となって雨が降り始めます。最初は小雨ですが時間が経つにつれて雨脚が強くなり、やがては滝のように地上全体に降り注いで全てが洗い流されてしまいます。最終的には地上のどこにいようと豪雨に打たれてゲームオーバーとなってしまいます。

ゲームオーバー寸前のシーン、自分の位置や足場を見つけるのも一苦労です。

マップ内に配置されているシェルターに隠れることで雨をやり過ごすことができ、次の朝まで時間を進めることができます。この時、左下に表示されているカルマゲージが溜まります。カルマゲージは次のステージに進む際に必要となりますが、死んでしまうと減ってしまうため、極力死なないようにしましょう。シェルターで休むとセーブポイントが更新され、死んだ際にはセーブポイントからの再開となります。

シェルターで休むシーン。

シェルターで休むとカルマが増えていきます。死ぬと下がってしまいます。

表示されたカルママークを上回っていないと次のステージに進むことができません。
巨大生物も出現します。隠れたり、時には操ったりしながら先に進みます。

難易度はイージー、ノーマル、ハードの3段階から選択することが出来ます。クリアまでは腕前次第だと思いますが、私はイージーモードで9時間程度要しました。

おすすめポイント

・大自然、弱肉強食の脅威

大自然で生き抜く事が如何に難しいかを体験出来る作品です。主人公は非力な小動物なため、様々な動物から狙われてしまいます。背景に擬態した肉食植物に捕食されたり、シェルターで休憩してもお腹が空いて餓死してしまったりと無慈悲な現実を見せつけられます。

基本的に隠れる・逃げる・狭い足場を渡るがベースですが、どれだけ慎重な立ち回っても予想外な方法で死ぬことも多いので常に緊張感があります。作品内でのシステム説明が一切ないので、試行錯誤しながら生き物やアイテムの特性を自力で学んでいくところが楽しいポイントだと感じました。

電気を操る虫に捕まりゲームオーバーになったシーン。

また、精巧なドット絵で表現された大自然、文明の跡が魅力的です。全体的に暗めな色合いが多めですが、絶妙な色使いで植物や奇妙な生き物の息遣いが表現されていました。ステージ毎に背景やギミックがガラリと変わるため、冒険していて飽きませんでした。

どこか退廃的な世界観。

・マルチ協力、対戦プレイに対応

本作では2人までのマルチ協力プレイに対応しており、Steam 版では Remote Play Together にも対応しています。また、通常のストーリーモードとは別に最大 4 人で生き残りをかけて戦うアリーナモードも用意されています。大乱闘スマッシュブラザーズのようにアイテムで互いに倒しあったり、敵から逃げ回りながら生き残る1人を決めるモードです。複数のステージ、ルールが用意されているため、色々な条件で戦う事ができました。

3人でのマルチ対戦の様子。(一人脱落済み)ステージが狭いので1試合が短めでした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・手探りでゲームシステムを解き明かしていくことが好きな人
高難易度のアクションゲームが好きな人

ゲーム内では最低限の操作方法のみが説明され、アイテムの効果やシェルターの使い方、パラメーターの見方等は一切説明されません。試行錯誤での理解が求められるため、自力でゲームシステムを解き明かす事が好きな人にはお勧めする事ができると思います。

また、難易度は高めでふとした拍子に死んでしまいます。次のシェルターに辿り着いた時、クリアできた時の喜びはたまらないため、高難易度のアクションゲームが好きな人にはおすすめする事ができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・理不尽なゲームが苦手な人
・アリーナモードを目的に購入する人

ゲームシステムの説明は最低限で、チュートリアルもほぼありません。いきなり大自然に放り出されて、何度も理不尽な死を体験します。セーブポイントの間隔が長めで、死んだ後の戻し作業に時間を要するため、萎えやすい人にはお勧めすることが出来ないと思います。

また、アリーナモードは4人で遊ぶ事ができますが、おまけの側面が強く、長時間楽しむ事ができないと思います。そのため、アリーナモードのために購入することはお勧めできないと思います。

ここに注意!

カルマシステムの説明が一切ないわりにかなり分かり辛く、攻略サイトが無いと自力での攻略が難しいと感じました。また、死ぬ時はサクッと品物の、カルマと満腹度を稼ぎづらい点がやや残念でした。

類似のゲーム

見つけたら追記します。

総括

家族との再開を果たすため、ナメクジ猫を操って広大なマップを探索する高難易度2Dアクションです。ゲーム内で説明が一切行われないため、理不尽な死を何度も迎えながらゲーム性を理解していく事が楽しい作品です。大自然や遺跡などを冒険する事が好きな人にはお勧めすることができるので、気になった人は遊んでみて下さい!

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