こんにちは、こんばんは、ばとです。以前(もう2年くらい前)から気になっていたゲームですが、狼と香辛料VRの販売元であるSpicy Tailsさんが出されているProject LUXについてご紹介します。
基本的に物語を主人公目線で見ているだけなので、ノベルゲームをVRにしたようなゲームですが、VRの良さを生かしてより臨場感を感じられる作品になっています。狼と香辛料VRと違い、完全オリジナルの作品ですがルクスがとても可愛いのと、シナリオも狼と香辛料の作者である支倉さんが担当されているので、安心して楽しむことができます。
ノベルゲームやアニメが好きな方、画像で気になった方は買って後悔しないだろうと思います。私も2年間の葛藤の末購入しましたが、なぜ発売時に買わなかったのか…今ながら思ってます。
概要
タイトル | Project LUX |
対応機種 | Steam/Oculus/PSVR |
価格 | 2480円 |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語/英語/中国語 |
ジャンル | アドベンチャー、VRアニメーション, ノベルゲーム |
開発元 / 発売元 | Spicy Tails/Sekai Project |
一言 | 可愛いだけでない、ストーリーも良いVRアニメーション |
ストーリー
人類の大半が電脳化している世界。
そこで、一件の裁判が開かれていた。
被告は、人々の感情に作用する電脳用データの作成を、アーティストに依頼するエージェント。
被害者とされているのは、アーティストの少女、ルクス。
陪審員は、エージェントの記憶データを追体験することにより、何が起こったのかを確かめなければならない。
被告の罪状……殺人。
(Steamより)
ルクスは電脳化していない生身の人間ということもあり、電脳化して思考を最適化された人々では生み出すことができないような作品を作ることができるアーティストとして、「喜怒哀楽」をテーマにした作品制作をエージェントから依頼されます。本ゲームでは、喜怒哀楽のテーマを作品にするためにエージェントとルクスが会話をする姿をエージェントの立ち位置で追体験する作品になっています。
作品制作と合わせて、今の世界についてルクスと会話を進めていきます。
こんなゲーム
電脳化というSFをテーマに描かれた作品です。電脳というものをイメージできない人には少しとっつきにくいテーマのように感じますが、作中で説明はありますのでご心配なく。
(人間の脳を電子(データ)化することで、他人と記憶や思考を共有できるようになった世界での話です)
ゲームの舞台はルクスの家になります。
ゲームを始めると、ルクスが出迎えてくれます。
プレイヤーはルクスに依頼をするエージェントとして記憶を追体験することになるため、ストーリーの分岐もほとんどなく一本道で進んでいきます。ルクスは生身の人間ですが、プレイヤーは電脳化しているためルクスと対面している自分自身はアンドロイドです。
フルボイスになっていますが、アンドロイドらしい抑揚のない声といった部分も表現されています。ルクスの部屋でのやり取りを通じて、VRだからこそ出来るキャラクターとの距離感を感じることができる作品になっています。
狼と香辛料VRをプレイしている人には伝わると思いますが、本当にキャラクターが間近にいます。
プレイ中は目線を下に向けると、エージェントの体が見えます。
ストーリーとしては5話ほど用意されており、それぞれ10分程度のボリュームです。価格の事を加味すると妥当かなと思います。1時間半程度で一通りプレイすることができます。
おすすめポイント
・ルクスが可愛い
何度も書いてますが、やはりルクスが可愛いという感想がまず出てきます。
表情豊かに描かれていることは勿論、エージェントとのやり取りの中でのリアクションも可愛いものが多く用意されています。真面目な話をしていると思いきや、急にルクスが顔を赤らめて起こるシーンが個人的には一番のお気に入りです。ツンデレキャラが好きな人、、、ぜひプレイしてください。
ちょっと怒った横顔も可愛いです。
・ストーリーがしっかりしている
VRのゲームだと体験を重視したものが多いですが、本ゲームはストーリーもかなりしっかりしていると思います。SFをテーマに描かれていますが、人類が電脳化したらどんな世界になるのかを想像させてくれるような作品になっています。VRの強みを生かしてキャラクターの可愛さを存分に楽しむことができるのはもちろん、ストーリーも普通に楽しめる内容だと思います。
ルクスの部屋にあるホログラムを投影する機械が色んな景色を見せてくれます。これもキャラクターの心情を表していたりするのかなと。。。
こんな夜明け前のような景色も映してくれたり、、、
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・ノベルゲームが好きな人
VRアニメーションとジャンルがついていることもあり、ほとんど操作不要でキャラクター同士のやり取りを楽しむゲームになっています。ストーリーもしっかり楽しめる内容になっていて、かつノベルゲームによくあるバックログも簡単に見ることができるので話を忘れても読み返すことができます。
・近未来のストーリーが好きな人
電脳化された世界がテーマになっているため、話の内容は現代的なものではなく、近未来な内容となっています。最初は少し難解な部分もありますが、読み進めていくと大体理解できるかと思います。頭の中に直接データを送り込まれるという話が出てきますが、どんな感じなんだろうと思いました。
類似のゲーム
・狼と香辛料VR
本作と同じくSpicyTaleさんが作っていることもあり、大分ゲーム性が似ていると思います。触れ合いモードがないのと、原作があるという点が違いかなと思います。
・TOKYO CHRONOS
VRでストーリーを楽しむという点で似ています。こちらの方が、ボリュームはかなり多いです。
総括
狼と香辛料VRの紹介記事でも同じことを書いてますが、かわいいを間近で感じることができるのが一番の良さだと思います。それに加えて今作はストーリーも少しボリュームが多めということもあり、クリア時にそれなりの満足感も得られるかと思います。特に最後は予想外の展開が待っていたりするので、最後まで気を抜かずプレイしてほしいです。
SpicyTaleさんの作品は、キャラクターとの距離感を最大限近づけてくれることもあり恋愛ゲームとの親和性が高そうだと思っています。次回作が出たらまたレビュー書かせていただきたいです。
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