こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は 両手いっぱいに芋の花を というRPGを紹介します。FPS形式の探索要素とRPGを組み合わせた作品です。どちらの要素もシンプルで遊びやすく、絶妙な難易度調整で挑みがいのある作品に仕上がっています。RPGが好きな人にはおすすめできるので、ぜひ覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | 両手いっぱいに芋の花を(Potato Flowers in Full Bloom) |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 1,870円(Steam, Nintendo Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | RPG |
開発元 / 発売元 | Pon Pon Games / PLAYISM |
一言 | 芋どこいった? |
ストーリー
プレイヤーは、知識や魔法のアイテムを収集する調査隊のメンバー。
錬金術師が迷宮に遺した作物の種を求め、ひなびた島にやってきた。
それは、長年人類社会を脅かしている、
土壌汚染の影響を受けずに育つ特別な種。
プレイヤーは町跡を拠点に、調査隊のチーフに導かれながら、
何度も何度も迷宮に足を運び、種が保管されている最下層を目指す。(Steam Storeより抜粋)
こんなゲーム
一人称視点+シンボルエンカウント型のRPGで3(+α)のダンジョンの攻略を目指します。プレイヤーは8つのクラスから選択して探索者を作成します。クラス毎にそれぞれ利用できるスキルや得意な武器が異なります。
-例:
- ナイト・・・仲間を守るスキルや盾を使った攻撃が得意。
- ローグ・・・短剣や毒を使った攻撃が得意。回避力が高い。
- ウィザード・・・炎、氷、雷、風を使った魔法で敵を攻撃する。
- シャーマン・・・回復魔法で仲間を支援する。
ダンジョン内はマス目状で構成されており、前後左右の移動+見渡すことで進んでいきます。1度通った地形はマップに記録され、壁や敵の位置を確認できます。通路上には敵が静止しており、敵に触れると戦闘に突入します。
ダンジョン内では重りやレバーを使った仕掛けが用意されています。謎解き要素はありませんが、先に進むためのアイテムが別のダンジョンに隠されていることも多いので、必然的に複数のダンジョンを並行して攻略することとなります。
戦闘はターン制で各キャラクターで通常攻撃、スキル、防御、立て直す、逃げるから行動を決定します。攻撃、スキル、防御はスタミナ(緑のゲージ)を消費します。スタミナがなくなると何もできなくなるため、立て直す(1ターン何もしない)ことでスタミナを全回復します。 敵の次の行動や敵の残り体力・スタミナは確認できるため、防御やスキルを駆使して敵を倒します。
敵を倒すと経験値を入手でき、一定数たまるとレベルが上がります。レベルが上がるとステータスが上がる他、技能ポイントを獲得することができます。技能ポイントを割り当てることで戦闘中に使えるスキルの解放やパッシブ効果を持つスキルが利用可能となるため、戦術の幅が広がります。
戦闘終了後は全キャラクターの体力とスタミナが最大まで回復します。また、プレイヤーはいつでも拠点に帰還することができます。拠点に帰るとMPも全回復しますが、これまで倒した敵はボスを含めて全て復活するため、限られたMPでショートカット開通までを目指しながら進むこととなります。
各キャラクターには武器(+盾)・防具を装備させることができます。武器には攻撃力や攻撃時の消費スタミナが、防具には防御力や属性毎の耐性が設定されています。装備は敵を倒して得た鉄を使うことで購入、鍛冶屋で強化することができます。
基本的に攻略は1本道で、クリアまでは18時間弱でした。やり込み要素としてマップ埋めがあるものの、追加で楽しめるモード等はありません。
おすすめポイント
・絶妙に練られたゲームバランス
下記のようにシンプルなゲームシステムです。
- 消費アイテムが存在しない
- キャラクターの成長要素はレベルアップとスキル上げのみ
- 出現するパラメーターが最低限
しかし、キャラクターの隊列や装備、スタミナ管理など考慮事項が多く1戦ごとに悩まされます。戦闘終了後は体力が全回復するという仕組み上、テンポよく冒険を進めることができ、戦闘に集中できる点が魅力的です。
敵は強めで油断すると雑魚敵戦でも負けることがあります。ゲームバランスは絶妙で、ボス戦では毎回ギリギリの戦いを強いられるため、挑みがいがあります。ボスを倒した時には2人倒れていることも多く、本当にハラハラすることが多めでした。
また、倒れたキャラクターも経験値獲得可能、全滅してもデメリットなし、解説やショートカット多めと遊びやすいシステムです。ストーリーはシンプルですが、世界観は良く練られており、手堅く纏まった良作でした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・シンプルなRPGが好きな人
・ぎりぎりの戦いを楽しみたい人
簡素なRPGで遊びやすいシステムです。パラメーターやスキルがわかりやすくも、戦闘に特化した骨のある作品なので、シンプルなRPGが好きな人にはおすすめすることができます。
また、敵のレベルを大きく上回った場合には経験値が獲得できない仕様のため、周囲の敵をレベルのごり押しで圧倒することができません。結果として常に周りの敵と接戦を強いられることとなるため、緊張感のある戦いを楽しみたい人にはおすすめすることができます。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・適当なプレイで攻略したい人
・探索要素を億劫に感じる人
敵のレベルを大きく上回ることができないシステムなので、常に苦戦を強いられます。簡素なシステムのため、1バトル数分で終了しますが、適当に挑んでいると雑魚敵にも負けてしまうことがあるので、低難易度のRPGを求める人にはおすすめすることができないと思います。
また、複数のダンジョンを並行攻略する関係上、次に進むべき場所が分かり辛いです。ヒント機能がなく、一度要所を見落とすとドツボにハマるため、戦闘のみを楽しみたい人にもおすすめすることはできないと思います。
ここに注意!
既存のスキル強化時の恩恵がわかりづらい点がやや残念でした。
また、敵が(同じ種類の)仲間にバフを使う際に、どの敵が対象になっているのか分かりづらいと感じました。
類似のゲーム
世界樹の迷宮シリーズ・・・敵が移動する要素と地図を手描きするシステムはありませんがゲーム性はよく似ています。
総括
FPS形式の探索と戦闘に特化したRPGです。シンプルなゲームシステムでとっつきやすく、ゲームバランスが絶妙なため常にぎりぎりの戦いを楽しめる点が魅力的です。戦闘終了後に回復ができる点、いつでも拠点に戻ることができる点等から遊びやすく全体のクオリティも高めでした。体験版も配布されているので、気になった人は是非遊んでみてください!
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