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Portal 未来道具を用いた超有名アクションパズル【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Portal という超有名な3Dパズルアクションを紹介していきます。その名の通り2つのポータルを駆使して、各ステージでワープしまくり、ゴールを目指すゲームです。革新的なゲーム性と狂気的なシナリオがマッチした超おすすめ作品です。誰でも楽しめることのできる高クオリティの作品なので、是非覗いていってください!

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルPortal
対応機種Steam, XBOX, Nintendo Switch
#Switch版は1と2のセット
価格600円(Steam), 1950円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクションパズルゲーム
開発元 / 発売元Valve / Valve
一言どこでもドアと通り抜けフープの合わせ技

ストーリー

プレイヤーのChellはAperture Science社という怪しげな会社が運営する研究施設で目覚めました。何故、どのようにしてここに来たのか分からないまま、無機質なアナウンスの声に従い、ポータル銃を操るテストをこなしていきます。テストは最初は穏やかな内容で順調に進んでいきますが、徐々に危険で狂気を含んだ内容に変化していきます。果たして主人公は無事にテストをクリアすることができるのでしょうか。また、テストを終えた先には何が待っているのでしょうか。

#本作は有名FPSのHalf-Lifeというゲームの世界観を踏襲しています。
#Half-Lifeは未プレイでも全然問題なのでその点はご安心ください!

こんなゲーム

FPS(一人称視点)のパズルアクションです。無機質な研究室で19のステージ(テスト)をクリアすることが目的です。各テストでは最奥にあるゴールのエレベーターにたどり着くことでクリアとなります。

クリアには壁の反対側に渡る必要があります。

操作は移動・ジャンプ・アイテムを拾う/捨てる・銃を発砲してポータルを設置する程度であまり複雑ではありません。特筆すべきはポータルの効果にあります。

ポータルは青とオレンジの2つが対になっており、2つのポータルは物理法則を無視して常に繋がっています。そのため、床に設置された青のポータルに入って天井に設置されたオレンジのポータルから出てくるということが可能です。プレイヤーは手に持った銃から青とオレンジのポータルを任意の場所に設置することができるため、好きな場所から出入りすることができます。

百聞は一見に如かずということで20秒程度の動画を用意してみました。

床のポータルを天井から降りてくるシーン
特性上、鏡やカメラを使わずに自分の背中が拝めることに。

このようにポータルを用いて高所に登ったり、スイッチを押して扉を開けたり、敵を無力化しながら各ステージを進んでいきます。各色のポータルは1つしか設置させることができず、後から設置した場合は既に設置されているポータルが消えます。そのため、”移動しては消す” を繰り返すことでどんどんと先に進んでいくことができます。

各ステージでは無機質な声のアナウンスでギミックの補足やジョーク、操作方法などの説明が入ります。アナウンスは英語ですが、日本語の字幕が出るのでそこはご安心ください。

ステージが始まるとそのステージ内で使用されるギミックが表示されます。ヒントとして活用可能です。

後半からはポータルを設置できない壁や、プレイヤーを感知して砲撃を行うタレット、入ると死んでしまう汚染水といった障害物が出てきます。死んでしまっても近くから再開可能なので、リトライ性は高いです。

小型ドローンはこちらを検知して攻撃してきます。物騒だが声と見た目は可愛いです。

FPS形式で主人公は銃を持っていますが、発射できるのはポータルだけで敵を倒したり壁に傷をつけたりということはできません。タレットはポータルを利用して高所から床に落としたり、他の物をぶつけることで無力化することができます。

ブロックをぶつけるとコケてダウンする。やっぱり可愛いです。

19ステージでエンディングですが、クリア後はゲーム内の裏設定やギミックが増えた2週目や最短歩数、ポータル設置数、クリアタイムを競うチャレンジモードを遊ぶことができます。エンディングまでは5時間程度要しました。

おすすめポイント

・作りこまれたパズルの数々

最初は簡単ですが、ゲームが進むうちにどんどん難しくなっていきます。最初の方のステージではアナウンスがクリアまでの方針を教えてくれますが、後半はヒントが与えられません。後半は難しいですが、前のステージまでで使った技術を応用することでクリアすることができるため、成長を実感することができます。

本作にはポータルの特性を活かした幾つかの特殊技術が存在します。

例えば、片方のポータルに入った時の速度は維持され、もう片方の出口から同じ速度で出てきます。これを活用して、高所から落下して勢いよく床のポータルに入ることで、出口から高速で出てくることが可能です。これを利用してより遠くにジャンプすることができ、通常のジャンプでは超えることができない穴や壁を超えることができます。

“上部の穴から高速で出てくる ことを指示するヒント”

更には、落ちながら着地地点にポータル設置して更に加速するという発展版の技もあります。下記に動画を乗せてみました。1度目に青のポータルに入った時の勢いではガラスの壁を超えることができないのですが、着地点に再度青ポータルを設置し、2回ポータルに入ることでスピードが増して、壁を超えることができています。こういった Portal ならではの面白い技術がゲームに磨きをかけています。

(Take 20 くらいかかったのは内緒

・Aperture Science 社の壮大な野望

ストーリーについても群を抜いて面白いです。

物語はAperture Science社の研究施設で白と黒で統一されたクリーンな研究室で進みます。他の人間は一切出現せず、ロボットやAIのみで構成される最先端な科学研究所がよく再現されています。

が、時折、テストルームの裏側の杜撰な背景が垣間見えることがあり、実際には人の手が多く介入されており、様々な陰謀が渦巻いていることを知ります。中には血文字のような殴り書き等も存在しており、只事ではない雰囲気を感じさせます。

時たま見えてしまう研究施設の裏側。裏側は怪しい雰囲気です。

Aperture Science社の目的、他のテスターの情報、主人公の生い立ち等については、最後まで断片的な情報しか語られません。そのため、自分たちで背景を想像するしかないのですが、考察を推奨するかのように沢山散りばめられた情報があるため、非常に考察のし甲斐があります。

上記のような、舞台の裏側や後半の怒涛の展開を目の当たりにした沢山のユーザーによって考察が進められました。考察については本サイトに沢山まとめられているので、興味を持った人はプレイ後に覗いてみてください。現在は続編も出ているので、まずはそちらを遊んだうえで楽しんでもいいと思います。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

パズルアクションが好きな人
・SF が好きな人

パズルアクションとしては独自性があり、最高峰のクオリティです。アクションゲーム・パズルゲームが好きな人は楽しめる作品だと思います。また、ストーリー自体も十二分に面白いです。後半の怒涛の展開は目を見張るものがあるため、プレイする場合にはネタバレを回避してプレイいただくことを推奨します。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・3D 酔いをしてしまう人

本作唯一の弱点がこれです。床からポータルに入って天井から出てきたりするなど、視点の変更が頻繁に発生するので、三半規管が弱い人はすぐに酔ってしまうかもしれません。酔いを感じたら少し休憩するなどの対策もご検討ください。
我々は倒れてしまってもすぐにリトライできないですからね・・・


ここに注意!

半分程度のステージはチュートリアルでサクサク進み、がっつり長考することは少ないため、体感のボリュームはかなり少ないと思います。

よくセールで80%以上の価格になることが多いので、セールまで待ってから購入してもいいかもしれません。(原価でもかなり安い部類だと思います。

類似のゲーム

bridge constructor portal・・・本作とBridge Constructorをミックスしたパズルゲーム。クリアしたら紹介予定。

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総括

FPS形式のパズルアクションです。手持ちの銃から2種類のポータルを壁や床に設置し、ポータル間を移動することでゴールを目指していきます。ゲーム性・ストーリー性が非常に特徴的で面白く、発売から10年以上経過する今でも色褪せない作品です。コスパも良い間違いのなくおすすめできる1本なので、気になった方も、気にならなかった方も是非遊んでみてください!

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