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Planet of Lana 立ち上がる小さな勇者達【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Planet of Lana というパズルアクションを紹介します。突如現れた宇宙人によって攫われた村の住人達を救うため、1人の少女と1匹の小動物が冒険します。コンパクトだが壮大なストーリーと表現豊かなビジュアル、2人の友情の美しさが魅力的なので、気になった人は是非覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルPlanet of Lana
対応機種Steam
価格2,300円(Steam)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, パズルゲーム
開発元 / 発売元Wishfully / Thunderful Publishing
一言まさかの個室の好待遇。

ストーリー

平和な村で暮らす少女ラナ。
ある日、親友と村の外れに遊びに行ったところ、突如空から大量の機械が降り注ぎます。

現代の技術を遥かに上回るその機械は何かを探すように周囲を見渡します。
咄嗟にラナに辺りに隠れるように伝えて様子を見ていた親友。
その機械の1つが親友を捕まえて飛び立ってしまいます。


空飛ぶ機械を追いかけながら村に戻るラナ。
しかし、村の人々も同様に捕まっており、村はもぬけの殻になっていました。
唯一無事だったラナは、囚われた人々を助けるために1人旅立つのでした。

イカついマシンが多数出現でワクワクします。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dパズルアクションで、主人公の少女ラナを操作して、連れ去られた人々を助けるために冒険します。操作は移動・ジャンプ・ものを掴む(移動させる)とシンプルです。

壊された村と連れ去られてしまう村の住人

道中は一本道でひたすら右へと進んでいきます。パズルは特定の法則に従ったものではなく、パズル毎に法則や解き方を探します。届かない足場に登るための足場やロープを用意したり、障害物を退けたり、閉まった扉を開ける等することで先に進みます。

足場になるブロックを動かす図
壁に描かれたマークと木に描かれたマークを合わせるパズル

この世界は謎のロボットに侵略されており、監視用のロボットや危険な動物が徘徊しています。主人公を見つけると攻撃してくるので、物陰に隠れたり・無力化して進みます。捕まってしまうとミスとなりますが、残機やゲームオーバーの概念はなく、すぐ近くから再開できます。

見つかるととびかかってくるため、物陰に隠れてやり過ごします。

途中からはムイという小動物が相棒となります。ラナはムイに指示を出して、任意の場所に移動させたり、移動させた先で任意のタイミングでスイッチを押させたり、小さいものを動かすことができます。

ムイを高所に上らせてロープを落とさせる図
ラナが敵をおびき寄せ、ムイにロープを切らせることで敵を無力化するシーン。

全部で13個のチャプターから構成されており、ストーリークリアまでは4~6時間程度でした。パズル・アクションは簡単で1つの場所に10分以上詰まる場所はありませんでした。収集要素として10個の遺跡が隠されており、集めることで1つの設計図を作ることができます。

遺跡にはそれぞれイラストが記載されています。全て集めると…?

おすすめポイント

・雄大な自然と脅威的な侵略者

主人公の村、草原、砂漠や工場地帯、敵の拠点と舞台が移り変わりますが、どのシーンを切り取っても壮大な背景が精密に描かれており美しいです。時にはオーパーツのような遺跡や機械が出現し、冒険心や好奇心をくすぐられます。最初の森・草原ステージはやや長めですが、それ以降はテンポよく舞台が移り変わり、背景やギミックが次々と変化するため、プレイしていて楽しめました。

洞窟の中がプラネタリウムのように光りだすシーン。

また、ラナとムイの友情・助け合いが美しいです。ラナは重いものを運んだり泳ぐことができますが、高いところに登るためには足場やロープが必要となります。一方、ムイは身軽で高い足場にもジャンプで登ることができますが、水が苦手で泳ぐことができません。互いの協力が必要不可欠なステージで構成されており、要所要所で声を掛け合ったり、ムイがラナの胸に飛び込んだりします。ムイが小さく愛くるしいこともあり、見ていて微笑ましいです。終盤には予想外の展開が待ち受けておりハラハラしたものの、最後は上手くストーリーが完結して胸を打たれました。

捕獲装置に入ってしまったムイを助け出すシーン。
川を泳げないムイのために、ラナが木のイカダを運ぶシーン。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・綺麗なビジュアルに惹かれた人
LIMBOやINSIDEのゲーム性が好きな人

人々の暮らしや雄大な自然、恐ろしいロボットの侵略が独特かつリアルなアートスタイルで描かれます。アニメーションも滑らかで緊張感があるため、綺麗なビジュアルに惹かれた人にはおすすめすることができます。

また、本作は以前紹介した有名2Dパズルアクションである、LIMBOINSIDEを手掛けたスタジオの後継作になります。ゲーム性は同じなので、これらの作品が好きな人にはおすすめすることができます。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・コストパフォーマンス重視の人
高難易度のパズルを求める人

クリアまでは4~6時間程度、やりこみ要素も少なめとボリュームは少ないです。価格も2000円オーバーのため、コストパフォーマンス重視の人にはおすすめすることができないと思います。

また、主人公のとれる行動・選択肢が少ないため、パズル・アクションの難易度は低いです。高難易度の作品を求める人にはおすすめすることができないと思います。 

ここに注意!

ミスしても直前から再開可能ですが、一部QTE(短時間内に特定のキーの入力や連打を求められる)のイベントが入ります。

序盤のジャングルステージがやや長く、後半の敵陣ステージがやや短い点、ストーリー終盤が駆け足な点が少し残念でした。

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総括

サイドビュー形式の2Dパズルアクションで、宇宙人によって攫われた村の住人を救うために冒険します。ラナとムイの助け合いや2人の特性を活かしたパズル、雄大な自然や宇宙人による人智を超えた技術を丁寧に表現したビジュアルが魅力的でした。ゲーム性としてはLIMBOINSIDEに似ており、クオリティも高いため、これらの作品が好きな人はぜひ遊んでみてください!

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