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Pilgrims カードの力でみんな友達!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Pilgrims というパズルゲームを紹介します。遊びやすく質の高いパズルゲームを数々と繰り出してきたAmanita Design発の作品です。可愛らしいデザインと牧歌的なストーリー、やりこみ要素がメインのカードシステムが独特な作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルPilgrims
対応機種Steam, Nintendo Switch, IOS
価格700円(Steam, Switch) Apple Arcade(IOS)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルパズルゲーム
開発元 / 発売元Amanita Design / Amanita Design
一言ワリオみたいなやつ、好き。

ストーリー

酒場でカードゲームに興じる人々。
彼らの熱気は周りの客をも巻き込み、大一番の様相を呈していました。
見た目も年もバラバラな彼らは会話の中でこれまでの旅路を振り返ります。

こんなゲーム

カードをベースにしたパズルゲームで、困った人を助けつつ島を冒険することが目標です。操作はマウスのみで、カード入手と選択、マップ移動だけを行います。プレイヤーは各場面で、キャラクターカードとアイテムカードを手札から選んで出します。

画面下にあるカードをドラッグ&ドロップで使うことができます。
特定のオブジェクトをクリックするとカードとして獲得できることもあります。

カードを出すと、描かれたイラストのキャラクターがアイテムを利用します。正しいカードを使うことができればイベントが進み、新しいカードを獲得したり、新しいマップに進むことができるようになります。

正しいカードを使うとイベントが進みます。
関係のないアイテムを使った場合もアニメーションは流れますが、進展はありません。
キャラクターによってアイテムの使い方が異なります。

プレイヤーはマップ画面から別のシーンに移動することができます。最初は行動範囲が限定されていますが、最初の依頼を完了すると一気にすべての場所に進めるようになります。複数の場所を同時に冒険することで、依頼をこなすために必要なアイテムを集めることとなります。

吹き出しのイラストがヒントになります。焼いた魚を渡すと喜ばれそうです。
マップから移動先を選択するとキャラクターが向かってくれます。

下記の例では池の場面で釣り竿カードを使った後にミミズのカードを使うことで、釣った魚を新しい手札として加えています。

これは使い道が分かりやすいですね。

ストーリーは一本道でエンディングまでは1~2時間程度です。ボリュームは少ないですが、クリアに直接関与しない実績が45個と多めに用意されており、埋めることを楽しめます。

イラストをヒントに達成を目指します。

おすすめポイント

ユーモラス世界観

絵本のような手書き風のビジュアルと牧歌的なストーリーが特徴的です。怪物やドラゴンが出現する独特な世界観ですが、ユーモア色が強く微笑ましい展開が続きます。おばあちゃんがお酒を飲みすぎて酩酊したり、悪魔が人間を捕まえるために冒険出たりと、キャラクター毎に個性が豊かで突っ込みどころが満載でした。

キャラクター達の表情やボイスは表現豊かです。

パズルは簡単でサクサクと進めることができます。間違ったアイテムを選択しても粋なアニメーションが流れるうえ、実績を獲得できる事もあります。ストーリー本筋とは関係のなさそうでも、手持ちのカードを一通り使いたくなるように好奇心をくすぐってくれるゲームデザインでした。

悪魔VS熊のモンスター対決。ファイッ!

やりこみ要素を埋める際はキャラクター毎の特性を考えたり、イラストをヒントに実績を埋めていく過程が楽しいです。ゲームシステムは他のAmanita Designの作品とは少し毛色が違うものの、雰囲気や謎の質はいつも通りの高クオリティで安心感がありました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・手軽なパズルゲームを楽しみたい人
実績を埋めることが好きな人

文字が一切出現しない、イラストベースの作品です。カードを選んで出すだけの直感的なゲームシステムで、90分あればエンディングには到達可能な短編です。サクッと遊ぶことができるため、手軽にパズルゲームを楽しみたい人にはおすすめすることができます。

また、本作のメイン要素はイラストをヒントにした実績の回収といっても過言ではありません。ユニークなアニメーションを見ながら試行錯誤して実績をコレクションすることが楽しいため、やりこみ要素を埋めることが好きな人にはおすすめできます。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・試行錯誤が前提のパズルが苦手な人
ストーリー性を求める人

クリアにはそれほど時間を要しませんが、やりこみ要素をコンプリートする場合はヒントが少ないうえに組み合わせも膨大なため時間がかかります。やや突拍子もないものもあり、試行錯誤や総当たりを求められる場面もあるため、試行錯誤が前提のパズルが苦手な人にはおすすめすることができないと思います。

また、世界観やビジュアルはこれまでのAmanita Design作品と似ていますが、ボリュームは控えめでそれぞれのキャラクターの掘り下げもほとんどありません。ストーリーやキャラクターの掘り下げを求める人にもおすすめすることができません。

ここに注意!

ストーリーはいつも通りかなりこじんまりしています。最後はあっけなさを感じるかもしれません。

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総括

手持ちのカードを場に出してイベントを進めるパズルゲームです。カード形式になりましたが、これまでのAmanita Design作品、同様ポイント&クリック形式に近いデザイン・システムでした。ストーリーは1時間程度で完了できるため短いですが、多数の実績要素やアニメーションにより試行錯誤が楽しいゲーム性に仕上がっています。Amanita Designらしいほのぼのとした雰囲気が好きな人は是非遊んでみてください!

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